【学校紹介】上野学園中学校・高等学校(前半:インタビュー)

学校紹介:インタビューNo15

上野学園中学校・高等学校

台東区東上野4-24-12

自覚を育み、調和を創造できる人へ。

今回インタビューに答えてくださった入試広報室室長 川村 翼先生

👇👇👇2022年度入試イベント一覧👇👇👇

✐✎✐✎2022年度入試 中学校説明会✐✎✐✎

10月30日(土)10:00~11:00・入試の傾向と対策・入試対策講座

11月21日(日)10:30~11:30・桜鏡祭・個別相談・入試の傾向と対策

12月4日(土)10:30~12:00・個別相談

1月15日(土)10:30~12:00・個別相談・施設、授業見学

※上野学園中学校ホームページよりご予約ください。

※音楽コースの説明会をご希望の方は、ホームページをご覧ください。

✐✎✐✎2022年度入試 高等学校説明会✐✎✐✎

10月9日(土)14:00~16:00・説明会・個別相談・施設見学

11月6日(土)14:00~16:00個別相談・施設見学

11月20日(土)10:30~11:30・桜鏡祭・入試の傾向と対策・個別相談

11月21日(日)12:30~13:30 ・桜鏡祭・入試の傾向と対策・個別相談

11月23日(祝)13:30~15:30・入試の傾向と対策・個別相談 ・事前個別相談

12月4日(土)14:00~16:00・個別相談

12月11日(土)14:00~16:00・個別相談

※上野学園高等学校ホームページよりご予約ください。

※音楽コースの説明会をご希望の方は、ホームページをご覧ください。

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:1904年に上野女学校として開校し2007年に男女共学になり14年経ちましたが、男女の割合はどのぐらいですか

A1: 音楽科に関してはほぼ女子生徒になります。普通科は総合進学と特別進学に分かれていますが、総合進学は野球部することを目的としてくる進学をしてくる生徒がいますので、若干男子生徒が多く入学する傾向がありますので6対4です。特別進学は女生徒の方が多く4対6になっています。全体では、5対5に割合になります。

Q2:音楽科と普通科の割合を教えてください。

A2: 音楽科は各学年10名弱になっています。普通科は各学年約180名になります。

Q3:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか

A3:一番多いのは足立区です。次に台東区、荒川区から通ってくる生徒が多くいます。

✐✎✐✎6年間の学び学習指導の特徴✐✎✐✎

Q4: 夏期、冬期休暇中や放課後に主要五教科だけでなく、多彩な講座がありますが、全部でどのくらい用意していますか。

A4: 中学生に関しては、フィールドワークを6,7時間目で行い様々な課題について考える取り組みをしています。1年生でいいますとサイエンスプログラムという形で科学、理科に焦点を置いて、探究を行います。上野公園をテーマにしたり、上野科学博物館を見学したりします。2年生ではソーシャルプログラムといって社会科を基本にして、自分のテーマをそれぞれで決めて探究します。博物館で土器を見たり、地域観光をする中で社会の地理、歴史、公民の分野をすべて一年間で学習したりします。中学三年生では卒業論文を卒業レポートという形で発表をします。

高校に関しては主に受験対策として英語、数学、国語の講座を7時間目に設けて行っています。来年度からは45分授業になりますので、来年度からは無くす方向で考えています、その代わりにより探究な学びを放課後に入れられるように考えています。放課後チャレンジプログラムと言いまして、芸術関係、哲学関係、理系関係をテーマにした講義を大学の教授をお呼びして行います。対象は中学生から高校生まで、みんなで授業をする形で実施します。校長が中心になり進路指導室を立ち上げて、試作段階ではありますが実際に今年の9月から実施しようと考えています。放課後でもいろんな学びに触れることができるようになりますし、45分授業なので、その後に部活動にも参加できるようになります。50分授業ですと5時まで講座に参加をすると、その後部活度には参加できなくなりますので、そのように変更していきます。

Q5:サイエンスプログラム、ソーシャルプログラムがありますが、個人探究ですかグループ探究ですか。

A5:段階的に考えています。はじめは思考のトレーニングです。考えるとはどのように行っていくのか、一気に結論に行かないで、仮説、調査、検証は個人探究で勉強し、慣れてきたらグループで実施していきます。生徒たちは、結論へ一気に考えてしまうことが多くあり、途中の重要性を意識していない子が多くいます。そこに関して6年かけてトレーニングを行っていきます。

Q6:探求型授業 上野学園My Projectとはどのようなものですか。

A6:やりたいことを見つける授業になります。探究のテーマですが、高校一年生は高校入学の生徒が大半を占めるので、初めに思考トレーニングをします。そして職業の適性検査やあるテーマについて考え、課題解決をするプロセスを通して自分の将来の方向を考えます。

高校2年生では自分の関心のあるゼミに所属します。例えば建築に興味があれば理工情報ゼミに所属し、看護師に関心のある生徒であれば医療看護ゼミに所属します。生徒がやってみたいジャンルのゼミを9~10個ほど作り、クラスを超えて所属をしてもらい、約一週間に1~2時間チームを組んで色んなテーマを解決していく取り組みをしています。そのような学びを深めることによって、早めに自分の進路を考えることができ、最終的に自分の進路に繋げていく役割をしています。例えば、医療看護ゼミでも臨床検査技師なのか看護師なのかなど、細かいところまで考えていきながら最終的には進路を決められる仕組みを取っています。

この活動は大学からもサポートをしていただいています、桜美林大学と提供をしており、発表をした内容を評価してくれる仕組みがありますので、大学の教育に触れられるというところも一つメリットです。

※現在の9つの探究ゼミ:理工情報ゼミ・医療看護ゼミ・自然生命ゼミ・スポーツ健康ゼミ・保育福祉ゼミ・社会学ゼミA・社会学ゼミB・芸術表現ゼミ・人文ゼミ

Q7:これは授業の一環で行っていますか。

A7:そうです。授業の一環として実施しています。来年度からは45分授業になりますので、空いた時間をより探究を深める時間にしていきたいと考えています

Q8:普通科の中学から入学した生徒たちは高校へ進学する際に特別進学と総合進学にどのように分かれますか。コース選択テストなどはありますか。

A8:基本的にはプログレスコースの生徒たちは総合進学コース中心に進学し、アドヴァンストコースの生徒たちは特別進学コースへ進学していきます。

Q9:特別進学コースはαとβと別れていますが、違いを教えてください。

A9:αは難関国公立、難関私立への進学を目標にしていますので、大学進学に際して一般選抜で受験を行う生徒たちです。βの生徒たちは総合型選抜と一般選抜の両方を考えていきながら進路を決定していきます。第一志望はMARCHを目指します。学力の違いで形成しています。

Q10:αの生徒たちが総合型選抜を取ることはできますか。

A10:どちらのコースにいてもが総合型選抜を取ることは可能ですが、αやβの生徒たちが目指す大学の総合型選抜がないため総合進学コースの生徒が取ることが多くなっています。

Q11:普通科の生徒もひとり一つの楽器を選び、指導を受けるようですか、どのような楽器から選べるのでしょうか。

A11:中学生は一人一つの楽器を学ぶ取り組みをしておりまして、本校音楽科がありますので、好きな楽器を選んでいただいて、週1回総合の時間の中で、音楽に触れます。今までは、月曜日の2・3・4時間目で授業を設定していましたが、現在コロナ禍ということで、管楽器が特に一日の中で使いまわしができないので、授業の進みが遅くなっています。情操教育で音楽に触れてもらうことは非常に大切であると考えています。

※選択できる楽器:フルート、クラリネット、サクソフォン、トランペット、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リコーダー

Q12:普通科の生徒が音楽科の演奏を聴く機会はありますか。

A12:中学生は演奏会がたくさんあり、他の生徒たちはそこで聴くことができます。高校生は卒業演奏会などところどころで聴く機会があります。

✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎

Q13:高校から入学の生徒は中学から在学している生徒とは同じクラスになりますか。

A13:同じクラスになります。同じクラスになるメリットとして、上野学園を知っている生徒たちがサポートをしてくれるので、高校から入学してくる生徒たちも安心して過ごしやすくことがあげられます。内部生たちは高校から入学してくる生徒と触れることによって新しい感覚を楽しんでいます。また内部生でかたまることがなく、そこからまた新しいものが生まれる学校になっています。

Q14:高校から入学してくる生徒は何名くらいいますか。

A 14:ほとんどです。中学生は40名前後です。高校から入学してくる生徒が160~170名いますので、高校生は約200名です。現在高校1年生が6クラス、高校2・3年生が7クラスあります。各学年αが1クラス、βが1クラス、総合進学が3~4クラスになっています。

Q15:高校のカリキュラムを速く終わらせて大学受験に向けて準備しますか。

A15:そのような授業展開は行っていません。本人が第一志望で行きたい進路に向けて達成できるように応援する学校です。丁寧な学びを行っていきます。クラスによっては高度な学習は行いますが、先取りは行いません。

Q16:プロジェクトABとは何ですか。

A16:担任だけに任せるのではなく進路指導部の教員も入って状況を把握していくプロジェクトです。進路指導部はα、β組の生徒たちとの面談の時間を習慣的に設けていて、学習状況や偏差値、進路選択や学力・勉強の状況を把握しています。

Q15:コース変更はできますか

A15:可能です。主にβからαへ行く生徒はあまりいません。総合進学からβへコース変更をする生徒はいます。ただ基準として成績が優秀な生徒を選抜していきますので、内申の平均が4.5以上の成績を持つ生徒を、担任が推薦する形で声を掛けて変更します。しかし、βへ変更することで一般受験で大学へ進学することになります。推薦を狙う生徒は総合進学に留まる方が良いといったこともあり、コース変更は慎重にしています。

✐✎✐✎音楽科✐✎✐✎

Q16:中学校ではアドヴァンスト音楽コース・プログレス音楽コースは入学時で受験の時点で受験コースが違うのでしょうか。

A16:入試の段階でアドヴァンスト音楽コースかプログレス音楽コースかを選択して受験します。

Q17:高校入学の際に演奏家コース、器楽、声楽コースは自由に選択できるのでしょうか。

A17:演奏家コースはスペシャリストを育成するコースなので少数制です。高校でのカリキュラムでもカリキュラムが若干違います。上野学園短期大学へ進学する生徒もいますが、芸大へ進学する生徒もいます。演奏家に関しては推薦を行っていません。一般で実技検査を受ける形を取っています。

Q18:研修旅行でオーストリア(ウィーン、ザルツブルク)へ行くようですが、全員参加ですか。

A18:高校音楽科の生徒は全員参加です。一週間で現地の先生からのレッスンを受けながら教会のミサを実際に行います。クラッシックは教会音楽からきている部分があります、現地のその雰囲気の場所で合唱を見ると感動しますし、「良い経験になった。」という声を聞き、非常に好評なプログラムです。ここ2年は行くことができていません。

Q19:演奏会は年にどのくらい行われますか。

A19:校内で行う演奏会は学期に最低1回はあります。音楽科の生徒は外部の大会に出ています。内部で演奏する機会は数えられるくらいです。

Q20:上野学園短期大学へ進学する割合はどのくらいますか。

A20:大学へ行きたい生徒もいますので、半分くらいになります。

インタビュー後半は進路指導、グローバル教育、その他、知っておいてほしいこと&入試情報をお届けします。👇👇

【学校紹介】上野学園中学校・高等学校(前半:インタビュー)” に対して2件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です