【学校紹介】京華女子中学・高等学校インタビュー(前半:インタビュー編)
学校紹介:インタビューNo6
京華女子中学・高等学校
文京区白山5-13-5
創立112年目になる古い校舎が魅力的
2024年には新校舎に!
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✐✎✐✎中学校学校説明会✐✎✐✎
8月22日(日)10:30~12:30 第1回中学入試説明会 ☆生徒による学校紹介
10月10日(日)10:30~12:30 第2回中学入試説明会 ☆卒業生インタビュー
11月28日(日)10:30~12:30 第3回中学入試説明会 ☆入試に向けて勉強方法を確認
12月25日(土)10:30~12:30 第4回中学入試説明会 ☆在校生が作問者にインタビュー
1月15日(土)14:30~16:30 第5回中学入試説明会 最終説明会
要予約ですホームページをご確認ください! ☆は特別企画
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✐✎✐✎高等学校学校説明会✐✎✐✎
9月18日(土)14:30~16:30 第1回高校入試説明会 生徒による学校紹介(グローバル)
10月9日(土)14:30~16:30 第2回高校入試説明会 卒業生インタビュー
11月7日(日)14:30~16:30 第3回高校入試説明会 生徒による学校紹介(生徒企画①)
11月20日(土)14:30~16:30 第4回高校入試説明会 生徒による学校紹介(生徒企画②)
11月27日(土)14:30~16:30 第5回高校入試説明会 生徒による学校紹介(生徒企画③)
要予約ですホームページをご確認ください!
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✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1各学年 何クラスあり何名在籍していますか。
A1中学は各学年2クラス編成です。学年によって異なりますが平均して1クラス20~25人が在籍しています。
高等学校は各学年4クラス編成。人数は学年によって違いますが、平均して1クラス33~37人くらいです。年度のよって入学者の人数には変動があります。(ちなみに今年卒業した学年は5クラスでした)
中学よりも高校から入学してくる生徒の方が人数は多いのです。
Q2 週6日、全曜日6時間授業があるのでしょうか。
A2:土曜日は4時間授業ですが、中高どちらも月曜日から金曜日までは6時間授業になります。
Q3:ルーブリックとはどのようなものですか
A3:生徒の学習到達度を評価するための評価基準のことです。
3年前に各教科のルーブリックをまとめて京華女子のルーブリック集を作成しました。別の言葉でいうと「各教科から授業などで身につけてもらいたい力をわかりやすくまとめたもの」で、各教科の教員が「こうなってほしい」という思いをこめて作りました。それを入学時に1年生全員に配布して共通理解をしています。これによって、各教科でどのような力をつけることが求められているのかを確認したり、今の自分のレベルを自分で確認できたりもします。各教科のルーブリックをまとめた学校ルーブリックもあり、こちらは年に二回、生徒が自己採点をして、自分の成長の度合いを確認しています。
各学年・教科のシラバス(授業計画表)は、紙では配布していませんが、生徒・保護者はホームページから確認できるようになっています。
Q4:中学生の部活は高校生と一緒に活動をしていますか。
A4: はい。ほとんどのクラブが中・高一緒に活動しています。しかし、強化クラブのバスケットボール部やその他、軽音楽部、陸上競技部、バドミントン部など一部中学生の募集をしていない部活もあります。
Q5:バスケットボール部は強化クラブになっているようですが、入試の際にスポーツ推薦はありますか。
A5:はい、高校入試のなかに、芸術・スポーツ選抜入試というものがあります。
該当するクラブは、運動部ではバスケットボール、バレーボール、柔道、文化部では吹奏楽、マーチングバンド、演劇の6つです。単願の場合はこの芸術・スポーツ選抜入試を受験することになります。これには基準があり、中学3年時に都大会以上出場またはそれと同レベルと顧問が認めた者となっています(成績基準もあり)。希望する受験生の方には、クラブ体験会に参加していただいて、本校の活動を知ったうえで顧問との個別相談になります。
出場していることを証明できる賞状や団体競技の場合は顧問の先生から「〇〇さんはこのチームに所属し参加していました」と書いたものを提出していただくなど、クラブによって提出書類が異なります。
Q6: 6年間の中高一貫の生徒は、高校1年生の時に特進クラスと進学クラスに分かれますか。また、いつコースが決定されますか
A6:中学からの生徒は、高校進学の際、高校入学者とクラスが一緒になります。そのため、中学3年時に、高校で特進クラスか進学クラスか、どちらのコースにするか希望調査を行います。生徒本人の希望により特進クラスか進学クラスに分かれますが、特進へ入学するためには模試の成績や内申点、クラス分けテストの基準があります。
中学では1年の2学期からクラスとは別に、教科によって習熟度別授業(発展・標準クラス)を行っています。2年・3年では英語・数学・古典が習熟度別になるため、発展クラスの生徒は、特進クラスを希望する傾向があります。中学3年生で面談を重ね、最終決定は三学期になります。卒業式の時点では進路を生徒本人に伝えています。
Q7:中学からの在校生は高等学校へ進学する際、入学試験を受けますか。また入学金は別に支払いますか。
A7:特別に入試はありませんが、高校から入学してくる生徒と同じクラス分けテストを受けます。
入学金は高等学校から入学する生徒の半額をお支払いいただきます。
Q8:中学1年生~高校1年生の4年間で基礎力を養うとありますが、6年間のカリキュラムを4年間で終わらせるのでしょうか。
A8:それは違います。先ほどお話しさせていただいた通り、高校からの入学者の方が多くいます。中学から入学する場合には基礎学力をしっかりつけていただきたいと思っています。進級する時に、教科によっては、次の学年の教科書内容を学習することもありますが、基本的には極端な先取りは行っていません。
Q9:特進クラスは国公立・難関私立大学への進学を目標としたクラスでということなので早い段階で高校全課程を修了されますか。
A9:教科によって異なります。英語・数学・国語に関しては進学クラスより授業の進みが早く、深く掘り下げた内容の授業を行っています。演習を多く取り入れ、さらに特進クラスは高校1年生の時に週3回7時間目にゼミ(授業)があります。
特進クラスは、成績基準を満たしている者でクラスを編成しています。基準を満たしていれば、進学クラスからS特進クラスへの変更は可能ですが、学習内容をそろえるために特進に変更したいと思った時点でゼミへ参加してもらうことになっています。
Q10:2年生から3年生に進級する時も変更は可能ですか。
A10:基準が満たされていれば、入れ替えは可能ですが、ごく少数です。
Q11:全員iPadを持って使用していますか。
A11:現在の中学3年生と高校3年生はアンドロイドを使用していますが、来年度はiPadに揃えます。維持費は各家庭でお支払いいただいていますが、貸与で使用していますので、壊れた時は本校から業者に依頼し、修理しています。
✐✎✐✎グローバル力をみがく(英語教育と国際理解)✐✎✐✎
Q12:中学の修学旅行は海外へ行くようですが、現在コロナ渦ということでどのようになっていますか。
A12: 研修旅行はこのような状況のため行けていません。本来であれば、マレーシア・シンガポールへの研修旅行を行っています。昨年は、終息すれば行けるだろうと考え、何度も延期をしましたが、結局中止になってしまいました。もっと早い段階で中止にしていれば、ほかの事を計画できたのですが、最終的にどこにも行くことができませんでした。今年は初めから海外は行けないと分かっているので9月に国内での研修旅行を計画しています。「パスポートのいらない英国」で知られるブリティッシュヒルズへ行く予定です。
Q13:今年度(2021年度)は海外での英語研修が中止されているようですが、国内で行う予定はありますか。
A13:3月に中学3年生が福島県にあるブリティッシュヒルズへ行く計画をしています。そこではイギリスの伝統文化を体験したり、外国人講師から英語でカルチャーレッスンを受けたりする予定です。その他に昨年オンラインセブ島研修を行いました。本来ならセブ島語学研修は高校1・2年生が対象で、希望者が2週間寮生活をしながら英語を学ぶプログラムでした。しかし、昨年は現地に行くことができなかったため、オンラインでセブ島のネイティブの先生との英会話レッスンを行いました。オンラインセブ島の期間(4週間コース・8週間コース)を選ぶことができ、カリキュラムが決まっているので、計画的に英会話スキルを上げることができるプログラムです。現地に行くわけではないのでその分費用もお手頃です。中学生にも参加者を募ったところ、参加する生徒がいました。今年まだ募集はしていませんが、今後募集する予定です。
Q14:高校1年生の授業でオンライン英会話があるようですが、どのようなものですか。
A14:全員iPadを持っているので、コミュニケーション英語Ⅰの授業で一人ひとりにネイティブティーチャーが付き、オンラインで英会話のレッスンをします。大変好評なので、2年生でも取り入れたいと考えています。
Q15:中学校を卒業までに英語検定準2級以上を目標に学習しているようですが、学校として対策を行っていますか。
A15:中学1年生では週1回英検講習があります。それ以外の学年は、e-learning(英検CAT)を使用していつでも自分で英検対策ができるようにしています。中学生は年3回の英検受検は必須、中学卒業までに準2級が取得できるようにしようと話しています。高校生は希望者受検ですが、毎回人数が多いため、学校で実施しています。
各学年の目標級よりも早く取得できる生徒もいるため、習熟度別クラスの授業で英検指導を行うとともに、2次試験の面接対策は、各学年の指導担当者やJETのネイティブ教員が個別に行っています。
また、昨年はコロナ感染拡大防止のため学校が休校になる時期がありました。オンライン授業が行われた後、中学3年生の英語科の教員が、Zoomを利用して、「〇時から〇時に英検〇級の対策をするから良かったら入ってきて」、と生徒に声をかけZoomによる英検対策も行っていました。中学・高校ともに各学年で授業担当者がその都度、指導をしています。
Q16:高等学校から入学した生徒が多くいるようですが、人間関係を築くために何かしていますか。
A16:本来であればオリエンテーション合宿という、学校の教育方針や勉強の仕方、校歌を知る宿泊行事(1泊2日)があります。しかし今年は中止になり、代替の宿泊行事を予定しています。
Q17:中学2年生~高校3年生を対象としてオーストラリアのホームステイ語学研修がありますが、どのくらいの期間ですか。
A17:普段ですと夏休みの期間中に2週間の予定で行きます。ホストファミリーと生活をしながら一緒に学校へ通うホームステイ型になります。その中で文化も学びながら実践的な英語力を身につけることができます。似ていますが、セブ島語学研修は寮生活をしながら語学を勉強するプログラムになっています。
Q18:ニュージーランド中・長期留学制度とはどのようなものですか。
A18:中期はターム留学(3か月)で、長期は1年間の留学です。1年留学は2年前に開始し、昨年は行われなかったのでまだ1人しか留学をしていませんが、ターム留学は毎年10人程度が参加しています。ニュージーランドで学習した証明書を提出していただくことで単位を認めることができますので、同じ学年の友達と卒業ができます。希望者は、学校内部の成績、英検準2級の取得、英語と日本語での面談など内部審査があり、基準を満たしていれば参加することができます。
Q19:英語教育またはグローバル教育に関して独自で行っていますか。
A19:中学・高校ともにグローバル力をみがくために様々な取り組みをしています。英語の授業時間数を多く設定し、中学では英検講習や習熟度別授業を行っています。また、週1回ネイティブ講師による中国語とフランス語の授業があります。中学1年の最初の授業で中国語・フランス語の両方を体験し好きな方を選び、3年間学びます。基本的な会話表現を学びながら異文化に触れ、中国語・フランス語圏の生徒達と手紙のやりとりもしています。高校生は希望者を対象とし放課後講習として実施し、会話を学びながら文化に触れます。
高等学校ではe-learning(英検CAT)とスタディサプリの英検講座を使用して英検対策を行っています。英検2級まではスタディサプリの英検講座を利用し、準1級を目指す生徒には、英検上級者合格講座(京華学園三校合同講座)という、日本人とネイティブ講師による講座を用意しています。二次試験にも対応しており、4技能をバランスよく伸ばします。
特進・S特進クラスの生徒はTEAPを全員受験することになっています(進学クラスは希望者)。
※TEAP(ティープ)とは、日本英語検定協会と上智大学が共同開発したスコア型英語力診断テストのこと
✐✎✐✎共感力を育てる✐✎✐✎
Q20:京華女子中学校オリジナルのEHD(Education for Human Developmentの略。体験学習を主体とした、豊かな人間性を育むためのプログラム)とは具体的にどのようなプログラムですか。
A20:10年以上も前から「心を育てる」EHDを行っていますが、年々バージョンアップをしています。今年度は、「自分を知る」「社会を知る」「社会と関わる」をテーマとしたプログラムの学びを通して、「共感力の育成」「コミュニケーション能力の向上」「キャリア意識の醸成」を目標としています。
プログラムは学年独自のものも学年合同のものもあり、それぞれ発達段階に応じて受ける刺激が異なります。例えば、調べたことや考えたことを他者に伝わるように表現する「研究プログラム」は、1年生は自分史・未来年表の作成、2年生は偉人新聞の作成、3年生は卒業論文の作成を行います。このプログラムを通じて生徒は、自分を知り他者と関わる刺激や、自分の興味関心を深め、それが社会とつながる気づきを得ます。また、中学2・3年生が学ぶ「総合ゼミ」は、華道やダンス、ハンドベルなどのゼミの中から好きなものを選んで体験する形式をとっているため、学年を超えて学び合う場がつくられています。EHDの目標もテーマも、その中心には他者があります。自分のこととして終わらせず、他者との関係性を重視し、必要とするEHDの各プログラムは、京華女子の柱の一つである共感力を育てるのです。
👇👇👇明日は高校情報・その他のインタビュー👇👇👇
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