【学校紹介】東洋高等学校(前半:インタビュー)

学校紹介:インタビューNo4

東洋高等学校

東京都千代田区神田美崎町1-4-16

2022年度から特進選抜コース・特進コースの

2コースに変更になります

6月21日(月)晴れ!

今回インタビューに答えてくださった市川教頭先生です。

👇👇👇イベント一覧👇👇👇

✐✎✐✎学校見学会・体験授業・部活動体験✐✎✐✎

日程:7月24日 第一回学校見学会、授業体験(予約開始6月24日(木)8:00~)

  :7月31日 第二回学校見学会、部活動体験(予約開始6月28日(月)8:00~)

  :8月28日 第三回学校見学会、部活動体験(予約開始6月28日(月)8:00~)

  :9月19日 第四回学校見学会、体験授業(予約開始6月28日(月)8:00~)

※東洋高校ホームページより予約をしてください。


👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:1904年(明治37年)男子校として創設され2001年に男女共学になり丁度20年経ちましたが、男女の割合はどのぐらいですか

A1:男子が4,女子が6くらいです。

Q2:東洋大学の系列校だと間違えている方が多くいらっしゃるようですが全く別の学校という認識でよろしいでしょうか。

A2: 全く関係がありません。戦前から此処の場所に学校があり、110年以上経ちます。

Q3:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか

A3: 23区でいうと江戸川区から通っている生徒が一番多くいます。

東京の東部から通っている生徒も多く、また、総武線一本で通えるメリットがありますので、三分の一くらいが千葉県の市川・浦安・船橋から通っています。

✐✎✐✎学習指導の特徴✐✎✐✎

Q4: 特進選抜コース、特進コース、総合進学コース、の3コースありますが、それぞれ何クラスずつありますか。

A4:学年によって違いますが現在の1年生は特進選抜コース6クラス,特進コース2クラス,総合進学コース3クラスです。特進選抜コースの人数が多いのは、このコースしか併願優遇を行っていないからです。都立や県立へ行かなかった生徒たちが特進選抜コースに加わります。

Q5:高校3年間のカリキュラムを速く終わらせて大学受験に向けてのカリキュラムに変えることはありますか。

A5:教科によって違いますが、地歴公民や理科科目は高校3三年生の夏休み前には終わらせます。国語に関していうと古文の助動詞・助詞は1年生の間に覚えてもらいます。2年生以降は反復練習を行い定着させていきます。

Q6: 3年次に文理が分かれるようなカリキュラムになっていますが、国公立を目指すように指導をされているのでしょうか。

A6:特進選抜の生徒たちは5教科7科目を最後まで受講するのが原則になっています。ただ国公立受験に対応したカリキュラムを受ける生徒は多いですが、全員が希望とする国公立大学に合格できるわけではありません。また、例えば早稲田の政治経済学部などは4科目で受験をしなければなりませんので、私立を志望する生徒でも特進選抜を選ぶ生徒もいます。

Q7:2015年から2019年の合格実績を見させていただき国公立大学、私立難関校の合格実績が伸びていますが、どのような取り組みを行っていますか。

A7:取り組み自体は前から変えていませんが、国公立を意識させるということでは少しずつ変化があり、教員自体の意識改革はあったように思います。

Q8:授業の変化はあったのでしょうか。

A8:国語で言うと国公立の2次試験対策として筆記試験対策を多く授業に取り入れたりしました。子どもたちのニーズがそこに向かっている意識があり、そのような授業が増えてきたのだと思います。

Q9: その中で、文系・理系のどちらが合格実績を伸ばしているのか割合をお聞かせください。

A9:どちらかに偏ってはいません。ただ割と最近は女の子だと看護系を目指す子が多くいますので、そういったところでは看護系が伸びています。

Q10: 1年間の学習成績や模擬試験の成績、意欲によって2・3年次にコース変更が可能のようですが、その基準をおしえて頂くことはできますか。

2年進級時の特進コースから特進選抜コースの変更、総合進学コースから特進コースの変更

3年進級時の特進選抜コースと特進コースの変更、総合進学コースから特進コースへの変更

A10: 2・3年進級時の特進選抜コースと特進コースの変更は志望校の変更により行っています。5教科7科目がつらいと感じ合格する可能性の低い国公立を目指すよりは、私立に標準を合わせてそこをしっかりと学習することで、自分の理想とする大学に入学できるのはないかという生徒たちもでてきますので、特進選抜コースから特進コースへ変更する生徒がいます。

2・3年進級時の総合進学コースから特進コースへの変更をするうえでべースになるのが人数です。受け入れたくても教室のキャパシティーによって対応が変わります。その部分がクリアになれば、本人の意欲や一年間の評定平均や外部模試をみて、一般受験で十分戦え、大丈夫だろうという場合や生徒本人が上を目指したいという意欲がある場合には変更することが可能です。

Q11: 指定校推薦はどのコースにいてもとることはできますか。

A11:私たちが基準にしていることとして指定校推薦は第一志望しか選んではだめだと話をしています。行けるから行くといった選び方をしてしまうと本人のためにならないですし、大学さんにとって失礼な話になってしまいますので、自分が行きたい学部学科があって、教育理念に合致するものがある大学でなくては選んではだめだと言っています。特進コースは早慶を目指す生徒が多くしますし、GMARCHに行きたいと言っている生徒たちは総合進学コースに多くいます。そう考えると第一志望の生徒たちに指定校推薦を分け与えるのが妥当だろうということで、最初の指定校の選考会議に関しては、第一優先権は総合進学クラスにあります。そこで希望者がいなかった場合には2回目以降は特進コース、特進選抜コースの生徒でもオープンにしています。8月に受験計画を立てますので、時期としては7月の成績が出た時点でオープンになります。

来年度の入試からは総合進学コースが特進コースと統合して総合進学コースなくなります。なぜなら例えば東京理科大学を指定校推薦でいただいた場合、特進の生徒の中でも第一志望に東京理科大学に志望していた生徒がいまして、ところが第一優先権が総合進学にあるというと特進の生徒たちが「私たちもここを目指してやっているのにどうして指定校推薦が取れないのでしょうか」ということになりました。それを踏まえて私立大学を第一志望とする生徒は1つのコース特進でいこうということになり統合することになりました。そうなると私立大学を第一志望とする生徒たち全員が優先で、指定校が取れるということになります。

Q12:宿題はありますか。

A12:昔は多く出していましたが、最近はなるだけ出さないようにしようとしています。ただ勉強の習慣はつけてほしいので、一週間の中で漢字テストや英語の単語テストが入っていますので、そのために勉強をしなければいけない状況は作っています。

Q13:外部予備校へ通っている生徒がどのくらいなのか、また学校内での校内予備校はありますか

A13:外部の予備校に通っているのは、部活を引退した高校3年生を含めても3割ほどです。校内で特別講座はありません。ただ7階フロアーは全部自習室として開放しますので生徒は残って自習をしていくのと、質問室を設けていますので生徒は各教科の先生に質問室で質問することを日常的にしています。

Q14:自習室と質問室は何時まで使うことができますか。

A14:現在はコロナ禍で短縮授業をしていますので18時まで残ることができますが、平常時は19時まで自習室・質問室を使って勉強することができます。若い教員が多くいますので質問しやすい環境だと思います。

Q15:自習室の席はどのくらい確保されていますか。

A15: 7階は10部屋あり400名の席があります。しかし部活動でも部屋を使うときかあるので全部使用することはできません。毎日約100名程度の生徒が自習室として使用しています。

✐✎✐✎進路指導✐✎✐✎

Q16:進路指導において、1年次は進路探究期、2年次は進学準備期、3年次は入試対策期となっていますが、それぞれどのような取り組みをされていますか。

A16:1年生の時には多くの職業を知ろうということで、外部の進路探究ナビに参加したり適性検査を受けたりして、自分は何に向いているのか知ります。またジャイカ(国際協力機構)を訪問したり、企業の方たちに講演をしていただいたて、職業に触れたり、生き方に触れたりを具体的に行っているのが1年次です。

また、探究の時間で今行っているSDGsを考える中で、自分は何に興味があるのかを探りその中に問題はあるのか、それを解決するためにはどうしたらいいのかをチームで考えます。そのような中で漠然と○○大学に行きたいということではなく、自分はどんなことをやってみたいのかを考えていくのが1年生です。

2年次になりますと夏休みを利用してインターシップの体験をします。また、2年次に多く行くのがオープンキャンパスです。「具体的にどのような学部に行きたいのか」「どのような勉強に直結しているだろうか」「この大学に行ったら何を学べるのだろうか」というようなことを調べるのが2年生です。2・3年次に多くの大学を学校にお呼びして放課後に出張説明会をしていただきます。大学で学べる事を吸収してもらい、その中で「この大学を受けてみたい」「この大学は自分がやりたいこととちょっと違う」と考えさせるのが2年生です。

3年生になりますと自分が行きたい大学がいくつか絞れた、行きたい学部が絞れたなかで、その大学に行くためにはどんな勉強をしたらいいのだろうかと具体的に受験勉強に入ります。

Q17:具体的にどのような企業に方の講演をお願いしていますか。

A17:昨年はIT企業の方をお呼びしてどのような仕事をするのか、現在の勉強が社会とどのように繋がっているのかをお話しいただきました。今年も1年生には人数が多くいるため動画で、「SDGsとお金について」お話しいただきます。将来自分がどのような状態でも社会がどのようになっても生きていくことが大切です。生きていくためにはお金が必要だけど、高校の先生たちは教えてくれません。これから先、お金のことを考えた方がいいということを外部の方が話してくださいます。

Q18: 海外協定大学推薦制度とはどのような制度でしょうか

A18:視野を広げて海外の大学へ行きたいという子たちが日本の中で増えてきています。一方で海外の大学も優秀な生徒がいたら日本からリクルートしたいという希望があり、その両方のニーズを取り持つ団体(ISAやISES)があります。ISAは留学斡旋を行ったり、イギリスなどの大学のニーズを集めて日本へ紹介したりもしている団体です。そのような企業が海外との繋がりがある高校、そのようなことに興味がある学校に話を振ってくださいまして、そのプログラムに加盟しました。そのプログラムで行うのが、大学に高校のレベルに応じた評定平均や英語の基準を設定してもらいます。その基準をクリアすれば大学に推薦という形で入学できるように斡旋してくれます。最近多いのが日本の大学との併願でも可能というパターンです。また奨学金をいただける場合もあります。

どの高校でもある話ではなく、国内のわずかな高校のみに声をかけてくださっている中で、ありがたいことに東洋高校に声をかけてくださいました。

明日も引き続き東洋高等学校のインタビュー後半をお届けします!

留学プログラム&英語学習・学校の詳細&入試情報についてお伝えします。👇👇👇

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