【学校紹介】駒澤大学高等学校(後半:インタビュー&入試情報)
学校紹介:インタビューNo.21
自分のできることをしっかりとやる生徒
駒澤大学高等学校
不易流行
👇👇👇インタビュースタート👇👇
Q1~Q18は昨日のBlogで掲載しています。チェックしてね!
✐✎✐✎進路指導✐✎✐✎
Q19:高校3年間のカリキュラムを速く終わらせて大学受験に向けてのカリキュラムに変えることはありますか。
A19: 高校だけの学校で中学校がないので、大幅な先取り学習はできません。1年次は基礎課程といって必須履修科目を多く学習します。2・3年コースに分かれてからは、それぞれ履修していくことになります。1年で基礎を学び、2年次に応用的な受験の実践的な部分も授業の中で一緒に入れていくような形で学ぶことが主流になっています。先に一気に終わらせる方が生徒の負担になるのでそのような形では、進めていません。
Q20:校内予備校はありますか。
A20: ありません。自習室を用意していますし、受験コースの生徒は教室に残って勉強していますし、そこで質問があれば、先生と捕まえて教えてもらっているケースがあります。
Q21:自習室は何席用意されていますか。
A21: 一教室分あって、受験コースの生徒たちは教室でけっこう学習しています。自分の好きな居場所を見つけやっています。
✐✎✐✎国際交流✐✎✐✎
Q22:姉妹校は、カナダに1校、オーストラリアに1校ありますが、留学にそれぞれ何名くらいの生徒が参加されていますか。
【カナダのニューウェストミンスター高校】
・1年間の長期留学プログラムは、希望によって現地と調整をします。通常5名程度を限度としています。
・夏休み中の短期留学プログラムに45名が参加します。
【オーストラリアの中高一貫校シェルトンカレッジ】
約2週間のプレ留学プログラム
A22: 姉妹校は2校あって、カナダに1校とオーストラリアに1校ですが、カナダは夏休みにショートプログラムでホームステイと短期のプログラムをやっていただいています。午前中に語学学習をして、午後は様々な学校の学区域が中心になってアクティビティに出ていきます。募集定員はすぐに埋まってしまいます。
Q23:夏休みに行うカナダのプログラムは上限があるのでしょうか。
A23:夏休み中のホームステイなのでホストファミリーを増やすことができません。何とか45名くらいの受け入れ先の確保をしてもらっています。そこの学校は元々長期に受け入れるシステムを持っている学校です。短期の留学制度のない学校だったのですが、日本からの地の利もよく、治安上も問題のないバンクーバーで夏休み中の短期のプログラムを作っていただけないかと相談をして始まりました。ここ数年、1年の留学に行きたいという希望が出てきました、長期プログラムを持っている学校なので4・5名の枠を確保してもらい、「もし行きたい生徒がいたら受け入れをお願いします」と伝えています。毎年4・5名留学しています、おととしは6月から一年の留学になっていましたがコロナの影響で、去年の4月に切り上げてきてきました。去年からは渡航制限があるので、行けていません。向こうの学校とはコンタクトを取りながら、受け入れが再開できればということで、お願いをしています。
オーストラリア(シェルトンカレッジ)とは学校ぐるみで交換留学を行っています。向こうの生徒には2週間本校で日本での学校を体験してもらい、本校の生徒は逆にオーストラリアの学校に行って体験することを行っています。現地の学校の生活をそのまま体験をすることが主旨になります。日本ではホストファミリーを募ってホームステイをしています。毎年20名受け入れていますがすぐにホストファミリーは埋まります。
Q24:1年間の長期留学(カナダ)の生徒は同じ学年の生徒と卒業はできますか。
A24: 同じ学年に戻ります。文科省の留学制度を使って、留学中の単位認定がされれば進級する形をとります。
✐✎✐✎その他✐✎✐✎
Q25:駒沢大学高等学校の施設は他にありますか
A25: 本校はここだけです、グランドが狭いので部活動を中心に大学の施設を借りています。
Q26:自転車で通学することはできますか。
A26: 可能です。多くの自転車がありますが、一部は大学のグランドを使うのでその行き来に使っています。実際に自転車で通学しているのはクラスに3・4名くらいです。世田谷区内から自転車で通学できる範囲の生徒だけなので、そんなに多くはないです。
Q27: こころのケアはしていますか
A 27:2名カウンセラーがいます。もちろん担任の先生が主体的に動き、カウンセラーとつないでケアをしていきます。また精神科の先生にも月に一度ですが来ていただいています。カウンセリングだけでなく医療的な側面から専門的な治療が必要だと思った時には、カウンセラーからつないでいただいて治療にも進める体制を取っています。あとは日常的に保健室の養護教諭と教育相談の担当の先生を各学年に配置して、担任の先生と学年で情報を共有しています。
Q28:駒澤大学高等学校らしい生徒とはどのような生徒ですか
A28:一学年500名いてタイプは様々います。先ほど話したように求める人物像としては、一つ一つのことをしっかりとやっていく人です。勉強だけでもないし、行事だけでもないと思っています。バランスの取れたもので、私は部活動だけやりに来たということでもなく、一つ一つの高校生活としてやるべきことはたくさんあって、それが人を成長させるものですので、一つ一つの事にしっかりと向かっていける、大切にする生徒に来てほしいと思っています。その結果、運動部が盛んなので、どちらかというと活発な生徒が多いという印象が持たれますが、かたや文化部のクラブもありますので、そこで地道にやるような生徒ももちろんいます。自分のできることをしっかりとやる生徒を望んでいますし、そのような生徒がたくさんいると思っています。
✐✎✐✎ 知っててほしいポイント ✐✎✐✎
Q29:駒澤大学高等学校として知っておいてほしいことはありますか。
A29:高校生活は一回しかないので、自分の思いの中で楽しめる学校を選択してほしいと思っています。もちろん大学の進学のこともあるでしょうし、部活動のこともあるし、行事でやりたいこともあるでしょう、自分でしっかりと目標を決めて、入学してくれればそれが一番だと思います。
予め知っておかなければいけないことは特にないかもしれないけど、よく抵抗感がありますと言われるのが、「仏教系の学校ってどういうことですか。」と聞かれます。宗教は公立の中学校はないので、その質問があるのかもしれませんが、もちろん将来僧侶を目指して来られる方もいます。しかし全校でも4・5名だけです。1学年で全くいない学年もあります。ほとんど一般の通常のご家庭から来ておられます。そういった意味では、本校に入学して、それに対して抵抗を抱いたりすることはありません。そういった意味では宗教は日本人にとっては、なじみがなかったり、固いものであったり、仏教というと冠婚葬祭に結びつきですが、そういうものではなくて、人が生きていくためのヒントみたいなものなので、馴染んでみると面白いものかの知れないということを理解していただきたいと思います。
👇👇👇入試情報👇👇👇
✐✎✐✎2022年度入学試験要項✐✎✐✎
推薦入試 | 併願優遇入試 (東京都・神奈川県) | 併願優遇入試 (東京都・神奈川県以外の道府県) | |
募集人数 | 男女250名 | 一般入試と合わせて 男女250名 | 一般入試と合わせて 男女250名 |
出願資格 | 中学校が発行する公立高校提出用の成績 5科科20以上 かつ 9教科34以上 ※9教科に1・2の評価がないこと | 中学校が発行する公立高校提出用の成績 9教科38以上 かつ 5教科20以上で 3教科中(国・数・英)に1・2・3の評定がないこと。その他6教科中に1・2の評価がないこと。 | 中学校が発行する公立高校提出用の成績 9教科38以上 かつ 5教科20以上で 3教科中(国・数・英)に1・2・3の評定がないこと。その他6教科中に1・2の評価がないこと。 |
特例 | 特例1 【実用英語技能検定準2級以上取得】 ①9教科34以上ある場合→ 5教科合計に1点加点 ②5教科20以上ある場合→ 9教科合計に1点加点 特例2 ①世田谷区立中学校在籍者 9教科に2点加点 ②目黒区・渋谷区・狛江市立中学校在籍者は9教科に1点加点 | 【実用英語技能検定準2級以上取得】 9教科38以上ある場合→ 5教科合計に1点加点 | 【実用英語技能検定準2級以上取得】 9教科38以上ある場合→ 5教科合計に1点加点 |
👇👇👇👇最後に👇👇👇👇
駒澤大学高等学校へ訪問する際に降り立った駅は『桜新町』です。すぐにサザエさん一家の銅像に迎えられました。なぜかほっこりする気持ちになっていました。『サザエさん』の作者、長谷川町子さんが住み、アトリエがあったのがこの桜新町で、現在は長谷川町子美術館があるようです。
学校に着くまでにもう一つ気になったのが下の画像にあるように、 何か所か馬の蹄が道路に埋まっていることです。
その答えを学校内を案内してくださった広報部部長 教諭 小菅先生が教えてくださいました。 駒澤大学高等学校の屋上からは馬事公苑がすぐ近くに見え、今回行われた東京オリンピック2020では馬場馬術の会場になっていたようです。馬事公苑はJRAの持ち物で1940年東京オリンピックに向けて日本の馬術選手を育成する目的で開設されたとのことでした。
駒澤大学高等学校は国の機関(海上自衛隊東京音楽隊・陸上自衛隊用賀駐屯地)に囲まれた場所に建っていました。校舎内で初めに目を引いたのが屋上にある坐禅堂です。高校2年生になると心の教育で使用するそうです。神聖な場所で、坐禅堂の中に入ると気持ちが引き締まります。この一番上の中心部分(5F?)
生徒たちは壁に向き、丸い座布団(座蒲)に座り精神を集中させるそうです。
図書室には4万冊の本が貯蔵されている中で、先生方のおすすめの本が並べられていました。先生方の趣味が垣間見えますね。
👇👇👇頑張った証👇👇👇
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