【学校紹介】東京都立上野高等学校 前半 インタビュー

学校紹介:インタビューNo.155
東京都立上野高等学校
台東区上野公園10-14
『 文化の杜 上野で学ぶ 』
共学校

統括校長 渡邊 範道先生
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1:1924年(大正13年)創立の、第二東京市立中学校を前身とする伝統校ですが、現在は各学年に何クラスあり、在籍生徒数はそれぞれ何名ですか。
A1:各学年8クラスあり、約940名が在籍しています。
Q2:男女比を教えてください。
A2:今年度入学生は、奇跡的に女子が1名多いだけで、ほぼ男女半々でした。毎年、推薦入試では女子が多く、一般入試では男子が多くなります。現在は男子457名、女子490名で、48:52と女子が多く在籍しています。
Q3:『自主協調』『叡智健康』を教育目標に掲げていらっしゃいますが、これらを実現するために、具体的にどのような取り組みをされていますか。
A3:上野らしさは『自主協調』です。主体的に自分で考えて行動していくために、多くの取り組みをしています。例えば、行事は有志制度だったり、海外派遣に応募する生徒が多かったりします。授業以外での学習を重視し、自習室を積極的に活用して学ぶ生徒も多いです。また、本校のキャッチフレーズである『文化の杜 上野で学ぶ』のとおり、総合的な探究の時間は『上野学』といい、せっかく上野に来たのだから、積極的に上野の杜にある文化施設を活用する取り組みをしています。
Q4:自転車通学は可能でしょうか。また、利用している生徒の割合やルールがあれば教えてください。
A4:可能ですが、利用している生徒は非常に少なく、50名ほどです。地下に駐輪場があります。
Q5:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか。
A5:最も多いのが全体の約4分の1の足立区で222名、次に葛飾区が127名、続いて江戸川区が114名です。
Q6:上野高校を志望する生徒は、他にどのような学校と比較されることが多いですか。
A6:生徒のアンケートによると、都立高校では城東、文京、北園、三田、江戸川、墨田川と比較しているようです。私立で実際に受験した学校は、駒込、東洋、國學院、淑徳巣鴨、桜丘、東京成徳、安田学園などでした。
✐✎✐✎東京都指定校✐✎✐✎
Q7:東京都教育委員会より『進学指導推進校』に指定されていますが、具体的にどのような取り組みが行われており、生徒にはどのようなメリットがありますか。
A7:進学指導推進校は、進学に重点を置いている学校で、国公立大学や難関私立大学への進学に向けて教育課程を編成しています。大学入学共通テストはほぼ全員受検します。近隣では、文京区の竹早高校、港区の三田高校、江東区の城東高校、墨田区の墨田川高校、江戸川区の江戸川高校、足立区の江北高校などがあります。上野高校は昭島市にある昭和高校と後から進学指導推進校になり、現在3年目です。以前は進学指導研究校でしたが、結果を出したことで、晴れて進学指導推進校になりました。
Q8:『GE-NETEE』や『海外学校間交流推進校』にも指定されていますが、在校生にとってどのような経験や利点がありますか。
A8:今年から海外交流体験旅行としてニュージーランド(オークランド)に5泊7日で行きます。費用は約40万円で、各ご家庭のご負担になります。2年生の希望者30名が参加します。現地の姉妹校(予定)の高校生と交流したり、国立大学を見学したりします。また、推進校になっていることで、4技能実技試験込みの実用英語検定を全員年1回無料で受検することができます。
✐✎✐✎英語力✐✎✐✎
Q9:英語教育において、特に力を入れている取り組みがあれば教えてください。
A9:今お話しした、英検の全員受検です。昨年の3年生の結果は、準1級27名、2級280名の合格者を出しました。来年度は準1級の合格者を増やすこと、不受検者を減らすことを目標として、英語科による組織的指導を進めていきます。
Q10:東京都次世代リーダープログラムによる留学には、どのくらいの生徒が参加していますか。
A10:4名の生徒が申し込みをしており、東京都で選抜を行って人数が確定します。毎年1~2名が選抜されていて、約10カ月間の留学ができるプログラムに自己負担なしで参加することができます。詳しくは東京都教育委員会のホームページで確認してください。留学の単位は認められますが、2年生の夏から3年生の春までですので、帰国後すぐに受験準備に入るので、そこは覚悟が必要です。
Q11:留学後は元の学年に戻るのでしょうか。
A11:ご家庭の希望によります。一つ下の学年に入る生徒もいますが、ほとんどの生徒は自分の学年に戻ります。ただ、受験では大変な思いをしています。大学に入ってからでも良いのではないかと思いますし、短期(3週間)の無料留学制度もあります。都立高校には魅力的なプログラムがありますので、活用してもらえればと思います。
✐✎✐✎基礎知識・技能・学力✐✎✐✎
Q12:御校の授業の特徴があれば教えてください。
A12:全教科で探究的な学びを重視し、グループで話し合う活動などを通して、「考える」「学び合う(話す・聞く)」授業を行っています。1,2年生の英語・数学は習熟度別に授業を行っています。ICTは先生方も慣れており、多くの場面で活用しています。
Q13:完全学校週5日制で、1日の授業が45分×7時限となっていますが、生徒の学習面や生活面においてどのようなメリットがありますか。
A13:メリットは、『土曜日が休み』ということです。部活動もできます。英・数・国は希望制で土曜講習を行っています。3年生は理社も含めた5教科で実施しています。約半数の生徒が希望して参加しています。模試の対策をしたり、入試に向けた発展的な学習をしたりすることができます。土曜に通常授業があるよりは良いと思います。その代わり、平日は7時間授業ですので、少々あわただしいかもしれません。ただし、授業開始のチャイムと同時に授業を始めるなど、時間の確保や授業進度を調整することにより、50分授業と同じ進度を確保しています。7時間目が終わるのは午後3時25分です。
Q14:土曜講習は毎週あるのでしょうか。
A14:年間20回です。
Q15:長期休業中の講習について、教えてください。
A15:夏休みを中心に多くの講習があり、希望制で受講するスタイルです。冬休みは3年生の共通テスト講座を中心に行います。1,2年生は3日間勉強漬けとなる「勉強マラソン」を校内で実施します。この講習には予備校の先生にも参加していただいています。
Q16:チューター制度はありますか。ある場合は、どのようなサポートが受けられるのか教えてください。
A16:自習室には毎日チューターとして卒業生の大学生が来ています。進学指導推進校には予算が付いていますので、どこの学校にもいます。平日や長期休みもほとんど常駐しています。
Q17:自習室はありますか。ある場合は、利用可能な時間や利用状況について教えてください。
A17:あります。平日は朝7時半から午後7時まで、土曜日は朝8時半から午後4時半まで使用することができます。積極的に活用する生徒が多く、5月にある運動会が終わると、さらに利用する生徒が増えていきます。定期考査前は約200席ある自習室が満席になります。授業中はもちろん、授業以外でも進んで学習をすることが習慣になると素晴らしいと思います。毎年、家庭学習時間のアンケートを取っていますが、3年生の家庭学習時間が伸びてきており、授業以外でも学習することが習慣になっている生徒が多く、意識が高い生徒たちだと思っています。
Q18:宿題や課題の量はどのくらい出されていますか。また、部活動と学習の両立に向けて、学校としてどのようなサポートをされていますか。
A18:積み重ねの教科である英語・数学の宿題は、ほぼ毎日出しています。全ての教科で出してしまうと多くなってしまいますので、先生方には『按排』を考えて出してほしいと話しています。特に英語ではアプリを登録させ、多読をしていますので、課題の量は多いです。学習時間を増やし、部活動と両立させることは学年の先生方の腕にかかっていますが、生徒自身でスケジュール管理ができるよう、アプリを活用しています。それでも1・2年生の学習時間が思うように伸びていないのは、課題があると思っています。どこかに無駄な時間があるのかもしれません。意識が変わった3年生は、猛然と勉強しています。
学校としては、部活動のガイドラインを守っています。平日は1日休みで週4日、1時間半~2時間程度、土日はどちらか1日だけ3時間程度という文部科学省が定めたルールを厳守しています。加えて、教員の働き方改革についても徹底しています。
Q19:入学時の学力層について、どのあたりの生徒が中心となりますか。また、入学後に伸びる生徒の特徴があれば教えてください。
A19:本校は倍率が高いため、推薦はもちろん、問題や倍率によってボーダーは変わるので何とも言えませんが、一般受験でも8割程度の得点は必要です。入学後に伸びる生徒として、言われたことをきちんとできる生徒が多く、そうした生徒が伸びています。成績上位者には推薦で入学した生徒も多くいます。推薦で入学した生徒は、入学後もコツコツ勉強しています。伸びているというよりも、成績が落ちず維持できる生徒が多いです。
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