【学校紹介】東京都立青山高等学校 前半(インタビュー)

学校紹介:インタビューNo.112

東京都立青山高等学校

渋谷区神宮前2-1-8

高きを望め、青山で

共学校

今回インタビューに答えてくださった
校長 永森 比人美先生

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

A1: 進学指導重点校の中で唯一1学年7クラスです。一クラス40名です。

A2:ほぼ一緒です。

A3: 同じようになればいいと希望しています。『青山』という名前だけで、『女子が多くなる』と感じている方が多いようです。やってみないと分からないですが、(教育研究関係の方々から)いただいた模試データを見てみると半々になっていますし、極端に女子が多くなるという予測は全くしていません。文系の『青山』、理系の『戸山』という昔からのイメージで語られるのは望んでいません。部活度でもサッカー部、野球部、ラグビー部、バスケットボール部があり、男子生徒も頑張っていますし部活動を維持していくにも男女半々が望ましいと考えています。学力の3年間の成長の推移は、男子と女子では波が違ってきます。一概には言えませんが女子はコツコツ勉強し、男子が最後にグッと伸びる傾向があります。ラグビー部は一番引退が遅いですが、引退後、気持ちを切り替え現役で国公立大学に合格していくのは凄いと感じています。

A4: やるべくことを全てバランスよく、人格形成に必要な教育を行っています。進学指導重点校ですがそれだけを追求している学校ではありません。昨日も原宿警察の方に来ていただいて『薬物乱用防止教室』も行っていますし、心のケアでは生徒部の主任から『ストレス解消法―SOSの出し方講話』も行いますし、また病気の『ガン教育』も行っています。無知が一番恐ろしい事なので、生徒たちが知っていなければならないことを学年集会の中で適宜適切に、行うべき教育をバランスの良く提供しています。

A5: ほとんどいませんが自転車で通学している生徒もいます。

A6: 本校は都心を目がけていろんなエリアから来る生徒が多いので、近隣の港区・渋谷区のエリアから通ってくる生徒は少ないです。東は江東区、足立区から、西は西東京市、町田市、三鷹市から多く来ています。一番多いのは、世田谷区です。外苑前から徒歩3分ですので、広域から都心を目指して通って来ています。

✐✎✐✎東京都指定校✐✎✐✎

A7: 進学指導重点校として現役で国公立大学合格というミッションがありますが、スクールミッションの、リベラルアーツ・教養教育では、進学指導重点校といえども、大学に合格させるためだけではなく、広く学び地域と連携し、生徒の主体性を尊重し、生徒の実態調査の数字・エビデンスに基づいて教育を提供しながら、最終的に世界のあらゆる分野で活躍するリーダーを育成します。

入口のところでは高い志をもち、しっかり勉強したい生徒にきていただきたい、カリキュラムは教養教育を、グラジュエーションポリシーとしては、社会に貢献し、世界で活躍できる人材の育成を掲げています。

そのために授業が命です。授業観察をしていますが、非常に高いレベルの授業を提供しています。生徒は学習・部活動・学校行事の『三兎を追う』をスローガンに掲げています。

A8: 英語では4技能をバランスよくブラッシュアップする工夫を行っています。『英語教育研究推進校』としては、GTEC、4技能1280点満点の試験を受けてもらっています。1年生が956点、2年生が993点、これは単純平均点です。得点率でいうと1年生は75%、2年生は78%と英語が非常にできる生徒たちが多いです。受験者全員の平均得点率を8割以上に上げることを目標にしています。TGG (TOKYO GLOBAL GATEWAY)で毎年1年生全員、英語漬けの研修も行っています。

✐✎✐✎英語力✐✎✐✎

A9: 昨年からESAT-Jでのスピーキングテストが始まりましたが、本校では4技能の中で入門期の1年生は、コミュニカティブな授業を多く取り入れているので、プレゼンティーションの授業を『東京の魅力』というテーマで行いました。またオンライン英会話も行っています。2年生になると国公立大2次対策に向け読解や記述にも力を入れます。授業で活用しているテキスト等はかなりレベルが高いです。

A10:東京都『次世代リーダープログラム』で、オーストラリア1名、ニュージーランド1名がこれから約1年間行きます。今年から、新しく、2年生3名、1年生1名の4名が、『多文化共生海外派遣』で、UAE(アラブ首長国連邦)へ行ってきました。校内選考の倍率は8倍でした。また、2年生が文科省の『トビタテ留学JAPAMプログラム』でマルタ共和国へ行ってきました。

✐✎✐✎基礎知識・技能・学力 ✐✎✐✎

A11:世界史・日本史に関しては、かなりオーセンティックな教材の投げ入れが上手な先生方なので、歴史的な流れの中で生徒の興味・関心を上手く引き出す授業をしています。

化学・物理・生物では、実験を多く取り入れています。化学だけでも年間200回の実験を行っています。そこから分析し、考察するトレーニングをしています。生徒には互いに学び合い、高め合う姿勢があります。自分さえよければいいという感じはありません。生徒同士がいつも話し合って教え合う姿を見かけます。本校では自分と同じような志をもった仲間たちなので、『切磋琢磨できる環境に身を置けることが嬉しい』と生徒たちは言っています。

A12:オンライン英会話でも活用していますが、一人一台の端末を使っています。音楽の授業でもウクレレを演奏できるようにオンラインチューニングで活用しています。『1年生から3年生まで全員が活用するように』と東京都では言っていますが、本校では、1年前倒しでICTに取り組んだので自然に一人一台を持ち、活用できてる状態にあります。

A13:世界的なIT企業『日本オラクル株式会社』が本校の近くに本社をおいています。そこから社員の方が、夏休み前の「総合的な探究学習の時間」に本校に来てくださり、一学年20名ずつ社員の方を配置し、探究活動のサポートしていただきました。来年度はさらに多くの企業と連携をしながら探究活動を深めていき、キャリア教育に繋げていきたいと考えています。

A14::2年生から数学は毎回の定期テストの結果をもとにして習熟度別授業を展開しています。少人数授業も2年生から、英語で行っています。

A15:通常は50分授業で6時間ですが、土曜日だけは、70分の3時間授業を実施しています。大学へ進学したら90分なので、土曜日は、しっかり考える演習授業も行っています。

A16:1・2年までは全員共通で学習します。3年になると自由選択で文系の科目を多くとるか、または理系の科目を多くとるかを選択で調整します。

A17:生徒たち・学校が目指している国公立大学の先生方にオンラインで授業をしていただきます。色々な分野(医学、経済、心理、教育など)の講義があり、どの講義に出たいかをタブレットでエントリーして出席します。

A18: 東大、京大、一橋大学、東工大、早稲田、慶応の大学生が来てくれています。自習室のチューター席に毎日、自分の大学が終わったら、来てもらっています。誰でも質問することができます。生徒は不得意な科目について疑問があったらチューターのところに行くように促しています。誰でも活用することができますが、行きづらいところがあるようです。1年生からチューターに積極的に関われるような仕組みを作った方がいいのではないかと、先生方と検討しています。

A19: 自習室は、朝7時半から夜8時まで活用することができ、いつでも満室になります。ここを使うのは当たり前の光景になっています。自習室だけではなく、図書館や廊下にも自習スペースがありますので、生徒たちは好きな所で勉強しています。

土日は、掲示板に〇がついている日は、使うことができますが、×の日は使うことができないルールになっています。使用できる土曜日は、朝7時半から夕方6時まで使うことができます。

A20:保育所で絵本の読み聞かせを図書委員が行っています。またBossa Aoyamaで運営に軽音楽部の生徒がかかわったり、熊野神社の例大祭ではボランティアで90名以上の生徒がお祭りのサポートに行き、外国からの方の通訳をしたりしています。特別支援学校と青山フィルハーモニーでの連携を行っています。立地がいいので、いろんな方からいろんなオファーをいただきます。ヤクルト球団のつば九郎との共演も今年で3年になります。ラグビーワールドカップ、秩父宮ラグビー場のパブリックビューイングで、五郎丸歩さんと畠山健介さんのインタビューを本校のラグビー部の生徒が行いました。立地が良いことで、このような多くのことが依頼していただけるのだと感謝しています。

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