【学校紹介】文京学院大学女子中学校高等学校 前半(インタビュー&入試イベント)

学校紹介:インタビューNo.58

文京学院大学女子中学校・高等学校

文京区本駒込6-18-3

描こう、未来を。

今回インタビューに答えてくださった
副校長 佐藤 泰正先生

👇👇👇2022年入試イベント👇👇👇

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

日程時間内容
2022/8/28(日)10:00~13:00体験入学
2022/9/11(日)9:00~16:00秋の相談会
2022/9/20(火)14:30~16:00授業が見られる説明会
2022/9/20(火)16:00~17:00国際塾・部活動見学
2022/9/21(水)14:30~16:00授業が見られる説明会
2022/9/21(水)16:00~17:00国際塾・部活動見学
2022/9/22(木)14:30~16:00授業が見られる説明会
2022/9/22(木)16:00~17:00国際塾・部活動見学
2022/10/15(土)9:00~10:40
11:00~12:40
授業が見られる説明会
2022/10/23(日)10:00~13:00体験入学
2022/10/29(土)・30(日)10:00~15:00文女祭(学園祭)
2022/11/12(土)9:00~10:40
11:00~12:40
授業が見られる説明会
2022/11/18(金)18:30~20:00夜から説明会
2022/11/23(水・祝)10:00~13:00探究プレゼン型入試/英語インタラクティブ入試体験
2022/11/27(日)10:00~12:00入試解説①
2022/12/18(日)8:40~12:00教科型入試体験
2023/1/8(日)10:00~12:00入試解説②
※全ての回で予約が必要です。HPからお申し込みください。
※上記の日程、内容変更・中止となる場合があります。最新版は学校HPでご確認ください。

✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎

日程時間内容
2022/8/28(日)10:00~13:00体験入学
※併願受験・特待生
希望者向けの説明会も開催
2022/9/10(土)9:00~16:00秋の相談会
2022/9/20(火)16:00~17:00国際塾・部活動見学
2022/9/21(水)16:00~17:00国際塾・部活動見学
2022/9/22(木)16:00~17:00国際塾・部活動見学
2022/10/1(土)9:00~16:00秋の相談会最終日
2022/10/1(土)14:00~15:30学校説明会
2022/10/16(日)14:30~16:00学校説明会
2022/10/29(土)・30(日)10:00~15:00文女祭(学園祭)
2022/11/5(土)9:00~10:40
11:00~12:40
授業が見られる説明会
2022/11/18(金)18:30~20:00夜から説明会
2022/12/4(日)10:00~12:00
14:30~16:30
入試解説
※全ての回で予約が必要です。HPからお申し込みください。
※上記の日程、内容変更・中止となる場合があります。最新版は学校HPでご確認ください。

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:1924年に創立し、現在各学年何クラスずつあり、何名いますか。

A1:中学が各学年3クラス、高等学校が6クラスです。高校から約半数をお迎えする形です。人数の標準として35名で考えていますが、若干上下しています。本校の高校はコース制です。国際教養、理数キャリア、スポーツ科学の3コースがあり、スポーツ科学コースは1クラスです。(スポーツコースの)入学人数が多くなる年があるので、若干人数が変わります。

Q2:御校は『英語力』『理数力』『生きる力』を養うためのプログラムを取り入れているようですが、どのようなプログラムですか。

A2:『英語力』はこれからのグローバルの時代になくてはならない力です。まずは、ネイティブスピーカーと多くの場面でかかわるようにしています。本校は現在5名のネイティブスピーカーの教員がいます。朝から放課後まで(学校に)います。ホームルームで終礼を行なったり、学級日誌の点検をする者もいます。英語の授業はもちろんですが、コラボ授業があり、色んな教科を担当しています。社会・体育・理科・数学の授業に日本人の教員と一緒に入ります。例えば、1回目に日本人の教員が第二次世界大戦の背景の話をして、次の回にネイティブスピーカーの教員が、それをアメリカの視点から見た話をします。中学生、高校生、それぞれこのような授業があります。このような授業をすることで、英語力だけでなく集中力も身に付きます。また、物事には様々な視点があるという多様性も意識できるようになると考えています。

もう一つ、進路とも絡みますが、資格取得を推奨する指導をしています。大学の推薦受験では、要件の中に学校の成績以外に英語の資格取得が含まれることが多くなっています。中学を卒業するまでに全員が3級までを取得、また高校卒業までに2級を取得するように指導をしています。そのために学校として事前段階の準備を綿密にして、校内で一斉受験をしています。また、二次試験対策としてはネイティブスピーカーの教員も含めて面接指導を行っています。

『理数力』は、本校は理数コースが挙げられます。理数コースは、一人一人が課題研究テーマを高校1年生の時に決めます。理科や数学の教員が点検して、それを研究して掘り下げていける方向へ導いていきます。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)だった時にタイに姉妹校ができました。この課題研究の総仕上げの一つとしては、高校2年生の1月にその学校を訪問し、自分たちの研究内容のプレゼンテーションを行います。ここ2年はコロナの関係でオンラインになっていますが、発表する機会は継続して設けています。もちろん本校の生徒はタイ語を話せませんし、タイの生徒たちも日本語を話せないので、おのずと共通語は英語になります。選考で選ばれた十数名の生徒たちが、自分たちの研究を理科的、数学的に掘り下げる一方で、ネイティブの先生が入り、英語でプレゼンできるようにしていきます。もう一方の成果として、この課題研究が進路実現に密接につながりつつあることを忘れてはなりません。現在大学入試が高大接続改革の影響で変化している中で、一人一人が高校生活の中で何をしたのかを問われています。総合型選抜入試の際に本校の生徒たちは、調べてきた内容やプレゼンの資料を提示することで、自分たちの活動の証を示すことができるのです。

『生きる力』は、探究の学習になります。昨年から中学校、今年から高等学校で、正課の授業として総合的な探究の時間が入ってきました。本校では、この探究の時間を通して身に着けた力こそ、お預かりした生徒たちが社会に出たときに『活躍できる素地になる力』になると考え、強化しています。具体的に言うと、一昨年、新たな校務分掌として探究部を立ち上げました。そこでは中学3年間、高校3年間で、求められる力をどのようにして身に着けられるか、身に着けるべきか、綿密に組み立てています。内容としては、探究の授業(探究の基礎)を中学3クラス、学年を揃えて6時間目に授業を設定しています。5時間目は打ち合わせの時間、6時間目に1教室に2名の教員が入ります(一人は文系、もう一人は理系の教員を配置します)。そこでは『言語運用能力』『数理分析・情報活用能力』『問題設定・解決実践能力』の3つの力を身に着けられるように、1年間の授業の中で「どこでどのような力を発揮できるようにするか」、「どのような取り組みをするか」を意識した授業を散りばめています。中学生段階では、カードゲームやLEGOを取り入れて、“面白い”を観点として、階段を上るように先に進めていきます。答えのない問いに対してどのように取り組むか、問題意識を持ち、物事を見つめ、自分で(問題を)見つけないと先に進めないと思っています。そのようなことをこの探究に時間を通して身に付けさせていきたいと考えています。

Q3:インターナショナルスクール(国際バカロレア校)と連携していますが、どのようなことを行っていますか。

A3: 本校は校舎が2カ所あります。この場所(本部棟)と80m程駒込駅寄りにもう一カ所(インター共通棟)あります。インター共用棟は、以前は受験期を迎える高校3年生が他学年と環境を分けるために使っていました。本部棟でも教室配置を工夫してそのような環境を作ることができたので、インター共用棟は、アオバジャパンインターナショナルスクールの高校生たちを迎えることになりました。授業そのものは、本校は文科省の管轄、アオバは国際バカロレア機構に沿ったカリキュラムになっています。一緒の授業を行うのは様々な制約があって、現段階では実現していません。しかし、このような教育提携が出来上がってみると、生徒の自発的な声でさまざまな活動が動き始めました。例えば、(インターナショナルスクールが)校舎を移動することが決まると、一緒にダンスチームを立ち上げ、アオバの文化祭で発表したり、本校の写真部の生徒とアオバの生徒で、向かいにある六義園に一緒に撮影会へ行ったり、また記念のピンバッチを一緒に作ったりしています。

Q4:自転車で通うことはできますか。

A4:認めていません。近くから通学してくる生徒もいますが、歩いてくるようにお願いしています。

Q5:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか

A5:交通の便が良い場所なので、広い範囲から来ていただいていて、埼玉や千葉からも通学しています。一番多いのは23区の中では、文京区、豊島区、足立区、板橋区からいらしている方です。中学生は都内の方が圧倒的に多くいます。高校生は広い範囲で、東久留米や清瀬からも来ています。総武線の錦糸町や両国からも通っています。

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

Q6:中学2年生から3つのコース分け(グローバルスタディーズ・アドバンスサイエンス・スポーツサイエンス)をしているようですが、希望制で選べるのでしょうか。

A6:希望制です。高校になるときにいきなり『高校生になったから選んでください』というのではなく、中学2年生から少しずつ違いを意識してもらいます。“自分に向いているもの”や“自分の課題はどこのあるのか”を少しずつ考える機会が必要だと思っています。それを中学2・3年生で体験をして、高校に進級するときにコースを選択してもらいます。

もちろん高校生になりコース変更がない方がいいのですが、高校生活を送るうちに別の目標ができたという生徒も若干います。そこで、2年生に進級するときにはコース変更ができるようになっています。多い年には約10名少ない年には1・2名です。できれば変更がない方がいいと考えています。併設の大学に保健医療技術学部があります。高校1年生から大学の先生に来ていただいて、学習内容の説明をしていただきます。その際に、医療系の勉強がしたいと感じる生徒がいて、そうなると理数コースへの移動となる訳です。ただコースを変更すればいいということではなく、移ったからには、勉強を頑張ってもらわなければなりません。1年生のカリキュラムはコース変更ができるようになっていますが、単位は同じでも進度はコース毎に異なりますので、毎年、他のコースから理数に移る生徒は、春休みに1週間程度の補習を行うことになります。高校一年生の時にじっくり考えてコースを選んでいただきたいです。

Q7:習熟度別に学習している教科はありますか。

A7:英語です。帰国生もいますし、中学入学段階で英検2級、高校は準1級を持っている生徒は、取り出し授業を行っています。年によって人数が違い、1対1の時もあります。それ以外は、1クラスを2つに習熟度別に分けて授業を行っています。また、中学2年生と3年生では、数学を週1回の習熟度別で授業を展開しています。

Q8:高校進学の際に3つのコース(国際教養・理数キャリア・スポーツ科学)に分かれますが、希望すれば入れるのでしょうか。

A8:もちろんです。国際教養は3クラス、理数キャリアは2クラス、スポーツ科学は1クラスです。国際教養と理数キャリアは習熟度別の学級編成になっています。中学のクラスは一律で、英語だけ習熟度別になっていますが、高校は標準のAクラス、特進のTクラスに分かれます。

Q9:高校進学の際に入試はありますか。

A9:進級テストがあります。これは入試レベルの問題になりますし、高入生の入試の点数と(一緒に)見ています。

Q10:高入生と同じクラスになりますか。

A10:クラスは一貫生と高入生と同じになります。一貫生に新しい視点で物事が見られるようになってもらいたいですし、(高校)入試もないのでのんびりしているところもあります。教科によって好き嫌いの偏りがあります。逆に好きなことは集中して掘り下げて学んだりしています。高入生は(教科で)嫌いでもやらなければいけない、いつまでにこれを仕上げなければいけないと時間管理や目標設定が上手です。一緒にして違う考え方をする人がいることを知ってもらうために混ぜています。

心配な方もいらっしゃると思いますが、本校の体育祭が5月にあります。それまでにリレーの選手を選んだり、クラスで応援の旗を作ったりと徐々に盛り上がっていきます。また、お昼休みには生徒たちが全員でダンスに参加する場面があります。一貫生の生徒たちは中学3年間で身に着いていますので、運動が得意でない生徒たちも踊れるようになっています。その一貫生が高入生に教えながらみんなで一緒に踊るのです。こうして体を動かしながら協力していろいろな事に取り組みながら人間関係を築いていきます。だいたい連休明けには、ひとつのクラスとしてまとまっていきます。

✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎

Q11:高校は3つのコース(国際教養コース・理数キャリアコース・スポーツ科学コース)に分かれていますが 、各コースの特徴を教えてください。

A11:国際教養コースは、探究の授業「総合的な探究の時間」を3クラスが同時に行っています。また、課外にさまざまな探究の取り組みの設定があり、希望者を募ります。特徴的なものでは、『アジア研究』を品川区にある東京海洋大学の教授と学生さんに来ていただいて行います。土曜日の放課後に月1回程度、アジアの国、マレーシアやシンガポールなどについて、前期はまず先生に説明をしていただき、大学生を囲んで1グループ3~4名で調べたり話し合います。後期は自分が興味を持った国を日本と比較しながら調べていきます。みんなが同じことをするのではなく、みんな違うことを研究していきます。

他には、放課後に国際塾を開催しています。他コースの生徒も取ることができますが、国際教養の生徒が多く取っている英語の課外講座です。日本人の教員も担当していますが、基本はネイティブスピーカーの教員が担当し、勉強中心というよりは、プレゼンテーションやアート、プログラミングなどの講座が設定されています。

国際教養とスポーツ科学の生徒の生徒たちは、中学3~高校1年生で全体で探究学習を行い、高校2年次以降は個別にさまざまな活動を行うという形で行っています。

理数キャリアコースは、一人一人が課題研究テーマを持ち、掘り下げた研究を行っています。高校2年生になるとある程度形がまとまってきますので、多くの場所で発表をしています。本校はSSH(スーパーサイエンススクール)だった関係もあり、今でもSSH校同士の成果報告会や発表会に参加させていただいています。年に数回あり、調べたことを発表しています。他にもGiS(ジス)という女子生徒科学系交流会があり、そこに参加する生徒も多数いました。因みに、立ち上げの時のサイトを作成したのは、本校の生徒でした。

早稲田大学主催の論文コンテストや東京理科大主催の論文コンテストに参加して、賞をいただいています。そのように学内でまとめたものを学外に出す取り組みを行っています。またタイの姉妹校との交流会の時に、自分で調べたものを出します。

スポーツ科学コースは、部活に入っている生徒が非常に多くいます。ただ本校のスポーツ科学コースは、運動選手を育てるコースではありません。基本的にスポーツと学びをどこかで結び付けています。高校を卒業してもスポーツと学びが関連する分野を探して進学していくことを目指しています。結果的に全員がそのような進路ではありませんが、そのような志を持っている生徒が多くいます。探究はコースごとにテーマをもって行っていますが、スポーツ科学コースの生徒たちは、スポーツに関わることを研究しています。ある生徒は『サッカーの試合をしている時の選手の視点の動き方』を調べています。生徒たちは、iPadなど機器をうまく使いこなせるので、それらを使って画像を撮ったり、データをまとめていました。進路を決める時には、調べた成果物を受験時に携えて、その場で説明して進路実現に役立てている生徒もいます。

全部のコースで探究などをしていますので、(大学入試の)総合型の進路結果に結びついている形になっています。

Q12:春期・夏期・冬期等の長期休みの講習はされていますか。

A12:夏期はあります。一つは勉強系の夏期講座があります。もう一つは新学力を身に付けるということで、勉強にとらわれないものを実施しています。これは中学生と高校生が一緒に取れるものです。中学2年生から高校2年生までや、中学3年生から高校1年生までという枠組みで募集をしています。例えば『ビジネスコンテストに出てみよう』『小論文のテーマ探しをしよう』があり、やりたい生徒が参加する形をとっています。

高校生はコース別にあり、国際Aの生徒を対象に『グローバルセミナー』を、午前中1週間を使ってネイティブスピーカーの教員とSDGsをテーマに学び、また大学から講師をお招きして講演を聞くことをしています。また国際Tクラスと理数Tクラスを対象に勉強会をします。中学生は、トップレベル講座を設定し、希望者を募って開催します。

冬期の設定はなく、春にスプリングセミナーを中学3年生と高校2年生を対象に実施します。対象はコース関係なく参加できる人を募っています。1週間午前中の講座で、必要な科目を選択して受講します。

Q13:部活動の加入の割合を教えてください。

A13:中学は約90%、高校は役70%です。

Q14:学校は何時まで残ることができますか。

A14:6時ですが、強化指定部があり、バレー部やサッカー部は練習がある時は7時までになっています。

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