【学校紹介】東京都立清瀬高等学校(後半:インタビュー)

学校紹介:インタビューNo.19

明るく元気でまじめで挨拶ができる子

東京都立清瀬高等学校

情熱・誠実・理想

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

Q1~Q21は昨日のBlogで掲載しています。チェックしてね!

✐✎✐✎進路指導✐✎✐✎

Q22:進路指導はいつからどのように行っていますか

A22:1年生から始まります。志望校の目標設定は2年生の3学期から3年生の4月にかけて行います。

私が清瀬高校に来て1年目の時、清瀬高校は年によって進学実績の波があり、なぜかと聞いたら、学年主導で進路指導をしている学校でした。そこで学校としての組織的に進路指導をするように変更しました。入学時に大体ですが「約3分の1の生徒が国公立大学へ進学したい」、「約3分の1が私立に行きたい」、「約3分の1がまだ分かりません。」ということがあって、始めは70~80名が国公立に進学したいと言っているのに、それが途中であきらめて徐々に減り、私がここに来た初年度に国公立へ合格したのは6名のみでした。私は「チャレンジと自立」をかかげているので、希望する生徒たちを国公立へ入学させようと2018年に先生方に伝えました。学年主導の進路指導では得手不得手のある先生もいる、また若い教員や年配の教員もいるので、どんな先生が進路指導をしても同じ進路指導ができるように、学校として進路指導を進めていくことにしました。この1年の中で作ったのが進路シラバスです。3年間分、「教員は何をする」「生徒はどんなことを1年からするのか」という青写真を作りました。

私は、昨日の勉強時間をClassiで報告するよう呼び掛けています。毎朝、報告してくれた生徒に全員に返信を返していて、8時間未満の生徒は「よく頑張りました。」8時間以上の生徒には「スペシャルに頑張りました。」と返信します。また、3年生全員と進路面談をしたりと地味なことをやっています。

それが功を奏して国公立合格者が増えてきています。2020年度は取り組みの元年で、国公立合格者20名を目標にしていましたが11名の合格でした。2021年が進路シラバスの2年目、目標は各クラス3名ずつと私の願望プラス1名として、22名を目標にしていました。残念ながら目標には届きませんでしたが21名の生徒が合格しました。いよいよ今年取り組みを始めて3年目を迎えているので今年の目標も22名合格をかかげています。

現在の中学3年生が入学する来年度は現在のシラバスの微調整が完成した1年目になります。また来年の新カリキュラムは2年生で文理の選択をせずに国公立型のカリキュラムということで、3年で文理選択になるものです。私の今後の目標は、その生徒たちが卒業する時には国公立大学合格者を50名に引き上げることです。

進路シラバス

👇主な大学の合格実績(既卒含む)👇

そんな中でも英数国中心に模試の分析をして「現在、清瀬の生徒はこのような力があって、足りない部分はここで」といった情報を共有しています。3年生のケース会議を各学期に1回ずつ、年間で3回行います。特に国公立を目標にしている生徒たちを中心に、現状分析と目標とする大学について地方の国立大学を視野に入れての検討を行います。そこから保護者面談を行い大学入試に向けた話をします。ケース会議や模試の分析会が定着してきたのは、進学指導研究校となり、先生方にやるべきことを伝えることができているからだと思います。

Q23:二者面談、三者面談は3年間で何回ありますか。

A23:3年生は夏休みに三者面談を行っています。あとは必要に応じて行います。

✐✎✐✎その他✐✎✐✎

Q24:清瀬高校の施設は他にありますか

A24:ないです、ここだけです。

Q25:自転車で通学することはできますか。またどのエリアから通ってくる生徒が多くいますか。

A25:できます。ここに通ってくる生徒たちは場所的に不利な場所にあるので北と西からは来ません。ここから300mで新座市(埼玉県)になります。一番多いのが練馬区から来ます。東久留米、東村山、西東京、要するに清瀬市と清瀬市を囲むエリアから通ってきますので、自転車で通ってくる生徒が多くいます。

Q26:こころのケアはしていますか

A26:どこの学校でもやっているとは思いますが、定期的にカウンセラーさんを含めて心配な生徒の状況を共有したり、カウンセラーさんがこまめにカウンセリングしてくださったりとかしています。カウンセラー室がありますので直接行って話すこともできますし、生徒と保護者の方も予約を取ってカウンセリングを受けることもできます。保護者の方の予約は養護教諭を通して取ります。

Q27:都立清瀬高等学校らしい生徒とはどのような生徒ですか

A27: 明るく元気でまじめで挨拶ができる子が本来の清瀬高校の生徒です。

✐✎✐✎知っておいてほしいポイント✐✎✐✎

Q28:都立清瀬高等学校として知っておいてほしいことはありますか。

A28:何でも一生懸命取り組む生徒たちで、言われたことはします。多分小さい頃からいい子だと育てられてきている子たちだと思います。しかし残念ながら言われないとできない生徒も多くいます。それが私の不満なので、「自立とチャレンジ」を3年前から合言葉にしています。何をやる時にでも、「自分で考えてやる!手が届かないところに手を伸ばせ!」と言っています。「自立できる生徒、チャレンジできる生徒を育てたい」、という思いがここ三年間の清瀬高校の合言葉で育てたい生徒像であり、方針です。それができる中学生が来てくれると嬉しいです。

👇👇👇過去5年間の入試倍率👇👇👇

2017年
(平成29年)
2018年
(平成30年)
2019年
(平成31年)
2020年
(令和2年)
2021年
(令和3年)
推薦(男子)2.612.821.821.572.25
推薦(女子)3.032.692.352.503.45
一般(男子)1.391.401.341.011.23
一般(女子)1.261.251.341.371.40

👇👇👇最後に👇👇👇

清瀬市にある東京都立清瀬高等学校を訪問しました。清瀬駅からは徒歩7分、駅前から商店街を通るので通学路は安全な場所です。

緑豊か敷地に6月には紫陽花が咲き乱れ、地域の方も見学ができるように開放しているようです。紫陽花が咲く頃見に行くのもいいですね。また立派な100本の杉の木が植えられていました。

インタビュー中でも話が出ていましたが、チュータールームには卒業生が待機してくれ、生徒の学習サポートをしてくれるのも魅力です。また職員室前のも自習スペースが設けられており、先生からも授業外で教えていただけるようです。試験前のは混みそうですね。

コチラもインタビューでお話しされていましたが、平成30年度~令和2年度のはアクティブ・ラーニング推進校として研究を行っていたようです。その間にはアクティブ・ラーニングの先進校(大阪府立・奈良市立・静岡県立の高等学校)のICT機器活用、ルーブリック評価、振り返り活動、動画の活用を視察し研究を重ね、生徒たちにとってより良い学びを図ってきたようです。今後の取り組みとして教員間での情報共有を続けていくことで、持続可能なアクティブ・ラーニング型授業実践していくようです。目が離せません。

👇👇👇生徒たちの作品が掲示👇👇👇

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