【学校紹介】文教大学付属中学校・高等学校 前半 インタビュー

学校紹介:インタビューNo.161
文教大学付属中学校・高等学校
品川区旗の台3-2-17
『自分の成長が、楽しみになる』
共学校

入試広報広報部 部長 千葉 悟先生
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✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1:1927年(昭和2年)創立の伝統ある学校ですが、現在の中学校・高等学校それぞれの学年のクラス数と在籍人数を教えてください。
A1: 中学は4 クラス編成、高校は7クラス編成です。今度の募集から中学の募集を5クラス編成に変更しますので、来年度以降は5クラスずつになります。
中学は447名 、高校が819名 合わせると約1300名です。中学入学と高校入学の人数は半々くらいですので、2倍になります。来年度から中学は1クラス分31名増加しますので、高校募集は140名を100名に変更します。
Q2:御校は「人間愛」を教育の基盤とされていますが、それは教育活動の中でどのように実践されているのでしょうか。
A2:「人間愛」とは、他者を自分自身のことのように思い、思いやりを持って接するという考え方です。本校では1927年の創立以来、この理念を教育の基盤として大切にしてきました。2027年には創立100周年を迎えますが、この100年間、一貫して「人間愛」の精神を守り続けています。
近年では、人間愛の対象を身近な友人や家族だけでなく、世界へと広げていきたいと考えています。そのため、生徒には世界標準の社会貢献ができる人物になってほしいと願っています。日本国内だけでなく、世界に目を向け、多様な人々や社会課題に関心を持ち、行動できる力を育てていきたいと考えています。
本校では、卒業後も人間愛の精神を実践しながら社会に貢献できる人材の育成を目指しています。今後お話しするさまざまな教育活動も、その理念のもとで行われており、生徒たちは人間愛の精神と社会貢献の力を身につけていきます。
Q3:来年でちょうど100周年になりますが、イベントや何か変化はありますか。
A3:100周年を機に、さまざまな新しい取り組みを予定しています。
まず、来年度から制服が新しくなります。現在はコムサ・デ・モードがデザインした、男女ともにネクタイを着用する凜とした印象の制服ですが、新制服では選択肢を増やし、多様なニーズに対応したものへと変更します。女子生徒はスカートだけでなくスラックスも選択できるようになる予定です。ブランドについては、9月頃の学校説明会で発表できればと考えています。
また、高校2年生の修学旅行が海外研修旅行として復活します。コロナ禍以前は全員で台湾を訪れていましたが、その後は沖縄へ変更していました。来年度からは「フィンランド・エストニアコース」「ブルネイ・シンガポールコース」「台湾コース」の3つから選択できるようになります。世界に目を向けるという本校の教育方針のもと、実際に海外を訪れ、自分の目で異文化や日本との違いを体感してほしいと考えています。
さらに、中学校の卒業修学旅行も変更になります。現在は関西方面を訪れていますが、今後は沖縄で実施する予定です。沖縄本島だけでなく、石垣島を中心とした八重山諸島でも体験学習を行い、さまざまな自然や文化に触れる機会を設けます。この新しい修学旅行は、現在の中学1年生が3年生になるタイミングから実施する予定です。
Q4:どのエリアから通学している生徒が多いでしょうか。
A4:本校は交通アクセスに恵まれており、東急大井町線・池上線の旗の台駅、東急大井町線の荏原町駅から徒歩3分、都営浅草線の中延駅から徒歩8分の場所にあります。3駅3路線が利用できるため、東京都だけでなく神奈川県からも多くの生徒が通学しています。
通学エリアとして最も多いのは大田区で、次いで川崎市、横浜市、品川区の順となっています。全体としては東京都と神奈川県の生徒がほぼ半数ずつを占めており、広いエリアから通いやすい環境となっています。
Q5:自転車通学は可能でしょうか。
A5:本校では、自転車通学は認めていません。生徒には公共交通機関を利用して通学してもらっています。駐輪場を設置するスペースが限られていることに加え、安全面への配慮から、自転車通学は禁止としています。
✐✎✐✎学びについて✐✎✐✎
Q6:コース分けは行っていますか。
A6: 中学1・2年生は学力を均等にしたクラス編成です。コース分けは中学3年生から行い、4クラスのうち1クラスが上位クラスの「アドバンストクラス」、残りの3クラスが「スタンダードクラス」となります。
高校では、付属生と高校入学生が混合のクラス編成でスタートします。7クラスのうち最上位クラスが「アルティメットクラス」で、付属生と高校入学生が半々程度の約40名で構成されています。そのほかに「アドバンスドクラス」が2クラス、「スタンダードクラス」が4クラスあります。
高校2年生からは文系・理系に分かれるため、アドバンストクラスとスタンダードクラスは、それぞれ文系・理系に細分化されます。一方、アルティメットクラスのみ文理合同クラスです。文系約20名、理系約20名で構成されており、朝礼や終礼は一緒に行いますが、授業は1時間目から文系と理系に分かれて受講しています。
Q7:高校のクラス編成はどのように決まりますか。また変更はできますか。
A7:クラス編成は主に学力によって決まります。高校1年生では、基本的に入試の得点をもとにクラス分けを行っています。
アルティメットクラスについては、推薦入試や併願優遇で入学する生徒も在籍しています。推薦の場合は5教科評定24、併願優遇の場合は5教科評定25が目安となり、ほとんどの生徒がオール5に近い成績です。また、一般入試で非常に高得点を取った場合もアルティメットクラスに入る可能性があります。
スタンダードクラスとアドバンストクラスは、基本的に入試の得点によって決定されます。中学からの内部進学生も同じ日程で試験を受験し、その結果をもとにクラス編成を行います。
高校入試は3回実施しており、3回目の2月19日の入試は特待生選抜試験も兼ねています。内部進学生で特待生を目指す生徒や、推薦入試で合格した生徒が再挑戦するケースもあるため、第3回入試は特にレベルが高くなる傾向があります。
高校2・3年生では、模試や定期考査の成績に加え、生徒本人の希望も考慮してクラス編成を行います。学力的にはアルティメットクラスに入れる場合でも、本人が希望しないケースもあります。クラスごとに学習環境や雰囲気が異なるため、生徒一人ひとりに合ったクラスを選択して進級してもらっています。
Q8:御校の授業の特徴について教えてください。
A8: 中学校では先取り学習を行っていません。中学校の学習内容を徹底的に身につけることを重視しているため、付属中学校からの内部進学生と高校からの入学生を高校で混合クラスにすることができます。その分、学力向上を目的として、演習問題や練習問題を繰り返し取り組んでいることが中学校の特徴です。
高校では、スタンダードクラス、アドバンストクラス、アルティメットクラスのいずれも、基本的に同じ教科書・教材を使用しています。違いは授業の進度にあります。上位クラスほど授業の進み方が速く、その分早く学習内容を終えることができます。余裕ができた時間を活用して演習問題に取り組んだり、大学入試の過去問に挑戦したりするなど、より発展的な学習を行っています。進度が速い分、学習内容をより深く掘り下げることができる点が特徴です。
Q9:少人数制授業や習熟度別授業は実施されていますか。
A9: 習熟度別授業を実施しているのは中学1年生のみです。中学1年生は学力を均等にしたクラス編成でスタートするため、英語と数学については2クラスを3つのグループに分け、習熟度別で授業を行っています。
中学3年生になると、上位クラスであるアドバンストクラスが設置されるため、学力に応じたクラス編成となり、改めて習熟度別授業を行う必要がなくなります。生徒一人ひとりの学力に合わせた学習環境を整えることで、より効果的な学びにつなげています。
Q10:GCP(グローバルコンピテンスプログラム)とはどのようなものですか。また対象学年があれば教えてください。
A10: GCP(グローバルコンピテンスプログラム)は、本校の教育の大きな特徴の一つです。本校が掲げる「人間愛」の教育理念を具体化したプログラムで、「世界標準の社会貢献ができる人材」の育成を目指しています。世界に目を向け、広い視野で物事を考えられる人物を育てるために導入しました。
授業は各クラスにネイティブ教員と担任教員が入り、オールイングリッシュで行われます。ただし、英語そのものを学ぶ授業ではありません。テーマは「世界平和」「文化の違い」「SDGs」などの国際的な内容から、中学生であれば「友人関係」など身近なテーマまで幅広く扱います。生徒たちはグループワークや発表を通して、自分の考えを深めながら学んでいきます。
授業ではできるだけ英語を使って活動を進めるため、結果として英語力の向上にもつながります。しかし、本校が最も大切にしているのは、「世界標準の考え方」や「多様な価値観」に触れ、固定観念にとらわれず広い視野で物事を考える力を育むことです。
GCPは中学1年生から高校1年生までの4年間、必修科目として毎週実施しています。本校の教育理念である「人間愛」を育む中核的な授業であり、時間割にも「GCP」として組み込まれています。
Q11:探究学習CC(クリエイティブチャレンジ)に力を入れていますが、どのように行っているのでしょうか。また探究祭とはどのようなものですか。
A11:CC(クリエイティブチャレンジ)は、本校を代表する教育プログラムの一つです。生徒が将来の夢や興味・関心を見つけるきっかけとなることを目的としており、中学1年生から高校2年生までの5年間実施しています。
中学1・2年生は探究活動の基礎を学ぶ期間です。例えば、「品川区で行われている社会貢献活動」や「校外学習で訪れる地域の社会貢献活動」などをテーマに、クラス単位で調査・研究を行います
中学3年生からは本格的な探究活動が始まります。中学3年生から高校1年生までの3学年が縦割りで活動を行うことが特徴です。まず、授業の最初に「あなたの好きなことは何ですか」といったアンケートを実施し、生徒の興味・関心を把握します。「英語に興味がある」「読書が好き」「絵を描くことが好き」など、それぞれの関心分野をもとにグループを編成します。
同じような興味や感性を持つ生徒が1教室に20~40名程度集まり、各教室には担当教員が1名付きます。しかし、教員が一方的に授業を行うのではなく、「社会貢献」をテーマに、自分たちが興味を持つ内容について探究するよう促します。その後、生徒たちはさらに少人数のグループに分かれ、1年間かけて研究を進めていきます。昨年度は約200の探究グループが活動しました
この取り組みを始めた当初は、調べ学習がタブレット中心となり、インターネット上の情報をまとめるだけで終わってしまうケースもありました。そこで2年前から活動内容を見直し、「自分の目で見て確かめること」を重視するため、フィールドワークを必須としました。
現在は毎週水曜日の6時間目に実施しており、ホームルーム終了後に活動するため、校外へ出て調査することも可能です。例えば、浅草を訪れて外国人観光客に英語でインタビューを行うグループや、ごみ箱の使いやすさを研究するために実際のごみ捨て場を見学したり試作品を制作したりするグループもあります。また、ごみの分別を促すポスターを研究する生徒や、多摩川の河川敷で生態系を調査する生徒もいます。
フィールドワークを取り入れたことで、実体験に基づく研究が増え、発表内容の説得力も大きく向上しました。その成果が最も表れるのが、年度末に開催される「探究祭」です。
探究祭は、約200の探究グループが1年間の研究成果を発表する大規模なプレゼンテーションイベントです。生徒たちは模造紙や写真などを用いて研究内容をまとめ、ブース形式で展示を行います。当日は授業を行わず、保護者も招いて開催されるため、文化祭のような雰囲気となります。
各グループは来場者に向けて、「1年間かけて取り組んだ調査・研究」を3~5分程度でプレゼンテーションします。同じ発表を何度も繰り返し行うため、自分の考えを分かりやすく伝える力やプレゼンテーション能力も自然と身についていきます。
CCの大きな特徴は、「自分の好きなこと」と「社会貢献」を結び付けながら探究できる点にあります。テーマは毎年更新できるため、同じ内容を3年間かけて深く研究することもできますし、毎年異なるテーマに挑戦することも可能です。その過程で、自分の興味・関心や将来の進路がより明確になっていきます。
近年は大学名だけで進学先を選ぶのではなく、自分の将来の夢や目標に合った学部・学科を選んで受験する生徒が増えています。CCは、そのような進路選択にもつながる、本校の探究学習の中核を担うプログラムとなっています。
Q12:文教ステーション(Bステ)とはどのようなシステムですか。また費用は別途かかりますか。
A12: 文教ステーション(Bステ)は、本校と学習塾が連携して運営している放課後学習・自主学習支援システムです。単なる自習室ではなく、生徒一人ひとりの学習習慣の定着や学力向上をサポートすることを目的としています。
導入から10年以上が経ちますが、当初は自習中心の運営でした。しかし、中学1・2年生にとっては、自ら課題を準備して自主的に学習することのハードルが高かったため、現在では講習を充実させる形へと発展しています。
中学生向けのBステでは、スタッフによる講習を中心に、定期考査対策や英検対策など、その時期のニーズに応じた講座を実施しています。また、オンラインでの受講も可能で、学校を欠席した生徒も自宅から参加することができます。
さらに、オンライン自習室も運営しています。これはコロナ禍をきっかけに活用が進んだ仕組みで、生徒が手元を映しながら学習に取り組みます。夜10時まで利用できるため、自宅にいながら集中して学習できる環境が整っています。学習中に分からないことがあれば、オンライン上でスタッフへ質問することも可能です。
高校生向けのBステには、主に2種類の学習スペースがあります。一つは、一人ひとりが静かに集中して学習できる「サイレントルーム」です。もう一つは、チューターに質問したり、友人同士で教え合ったりしながら学習できる「教え合いルーム」です。
また、校内の廊下には模試の過去問や定期考査対策プリント、英検の過去問などが用意されており、生徒は自由に利用することができます。
近年はさらに内容が充実し、高校1・2年生では映像授業サービス「スタディサプリ」を全員が利用しています。高校1年生は必須です。Bステでは自習だけでなく、予備校講師による質の高い映像授業を視聴することもできるため、生徒の学習スタイルに合わせた活用が可能です。
費用については、中学生が月額約5,000円、高校生が月額約6,000円となっています。利用回数による追加料金はなく、週1回の利用でも週6回の利用でも同じ料金です。夏休み期間中も開室しているため、自分の都合に合わせて学習することができます。
利用時間は、中学生が午後7時30分まで、高校生が午後8時までです。部活動終了後も利用できるため、多くの生徒が学習習慣の定着や受験対策に活用しています。高校2・3年生は任意参加ですが、現在も多くの生徒が登録しており、高校2年生では約8割の生徒が利用しています。
文教ステーションは、「学校」と「塾」の長所を組み合わせた学習支援システムとして、本校の学びを支える重要な取り組みの一つとなっています。
Q13:ICT教育はどのように行われていますか。
A13: 本校では、ICTを特別なものとして扱うのではなく、日常的な学習ツールとして活用しています。ICT環境の整備には早くから取り組んでおり、全教室に電子黒板を設置しています。また、生徒は1人1台のノートパソコンを所持し、日々の学習に活用しています。
連絡や学習管理には「Classi(クラッシー)」を導入しており、宿題の配信や課題提出をオンラインで行っています。さらに、家庭向けのお知らせや英検の申し込みなども保護者へ配信しているため、学校と家庭との情報共有にも役立っています。
生徒にとってICTは特別な教育ではなく、普段から使う文房具のような存在です。例えば、辞書もパソコン内にインストールされているため、重い紙の辞書を持ち歩く必要はありません。授業や家庭学習を含め、さまざまな場面でICTを活用しています。
また、本校にはICT支援員が常駐しています。パソコンの不具合や電子黒板のトラブルなど、教員だけでは対応が難しい場面でも、専門スタッフが迅速にサポートします。生徒からの相談にも対応しており、修理や設定に関する支援体制が整っています。
使用するパソコンは全生徒が同じ機種を利用しています。キーボード操作などの基本的なICTスキルを統一して身につけられるよう、現在はDynabookを採用し、学年ごとに一括で購入してもらう形を取っています。
Q14:学習面で生徒の力を伸ばすために、特に力を入れている取り組みについて教えてください。
A14:朝学習にも力を入れています。生徒のやる気を引き出し、自信をつけてもらうために、「朝学(あさがく)」という取り組みを実施しています。
朝学では、各学年で5分程度の朝テストを行っています。内容は漢字や英単語、計算などで、実施曜日は学年によって異なりますが、例えば月・水・金など定期的に実施しています。
テスト範囲は事前に示しているため、しっかりと準備をすれば満点を取ることができます。そのため、生徒たちには「満点を取ること」だけでなく、「何回連続で満点を取れるか」という目標を持たせています。
各学年では満点者リストや高得点者リストを掲示し、連続満点を達成した生徒を表彰するなど、生徒の努力を見える形で評価しています。このような小さな成功体験を積み重ねることで、学習への意欲を高めるとともに、自信を育んでいます。
✐✎✐✎英語教育・国際理解教育✐✎✐✎
Q15:英語教育で特に力を入れている点を教えてください。
A15: 本校では、英語を単なる教科として捉えるのではなく、世界とつながるための「ツール」として位置付けています。そのため、英語そのものを学ぶことだけを目的とするのではなく、英語を活用して多様な文化や価値観に触れることを重視しています。
例えば、留学プログラムについても、従来の「語学研修」という考え方ではなく、「オーストラリア・グローバル研修」や「セブ島グローバル研修」といった名称に変更しています。これは、英語を学ぶことだけが目的ではなく、現地での生活や文化の違い、人々との交流を通じて視野を広げてほしいという思いがあるからです。
こうした考え方のもと、本校の英語教育で特に重視しているのがGCP(グローバルコンピテンスプログラム)です。GCPでは、中学1年生からネイティブ教員とともにオールイングリッシュで活動し、英語を使いながらさまざまなテーマについて考えます。
授業では、ゲームやグループワークなどを取り入れながら、楽しみながら英語に触れる機会を多く設けています。例えば、大画面に映し出された間違い探しを英語で行うなど、英語を自然に使う環境づくりを大切にしています。
その結果、生徒たちは英語に対して必要以上の苦手意識や抵抗感を持たなくなっています。以前は「留学は自分には関係ない」「海外は遠い存在だ」と感じる生徒もいましたが、現在では海外で学ぶことや異文化に触れることを身近なものとして捉える生徒が増えています。
本校が英語教育で最も大切にしているのは、「英語を壁と感じさせないこと」です。英語を使って世界とつながる経験を積み重ねることで、生徒たちが将来、国内外を問わず活躍できる力を育んでいます。
Q16:海外研修・留学プログラムの参加人数を教えてください。
・ オーストラリアタディーツアー(中3~高1/18日間)
・ オーストラリア中・長留学(高1~2/ 3ヶ月・6か月・9カ月・1年間)
・カナダ中・長留学(高1~2/5か月・10か月)
・アメリカ中・長留学(高1~2/10か月)
・セブ島グローバル研修(中1~高2/春休み8日間)
A16: 最も参加者が多いのは、オーストラリアスタディーツアーです。毎年30~40名程度が参加しています。セブ島グローバル研修も人気があり、こちらも毎年30名程度が参加しています。
一方、中・長期留学は長期間海外で学ぶプログラムのため参加人数はやや少なくなりますが、高校1・2年生を中心に毎年10~20名程度が参加しています。学年ごとでは5~6名程度が留学することが多いです。
本校では、長期留学から帰国した生徒が元の学年に復帰し、同級生と一緒に卒業できる制度を整えています。留学中に取得した単位を本校の単位として認定するため、1年間留学しても留年することなく、同じ学年の仲間と卒業することが可能です。
近年は大学入試において総合型選抜(旧AO入試)の重要性が高まっていますが、留学経験は大きな強みとなっています。実際に、留学を経験した生徒が総合型選抜で早期に合格を勝ち取るケースも少なくありません。
部活動や学業への取り組みももちろん大切ですが、「留学を通じてどのような経験をし、その経験を大学でどのように生かしたいのか」を具体的に語ることができる点は、総合型選抜において大きなアピールポイントになります。
そのため、本校では海外研修や留学を単なる語学学習の機会としてではなく、生徒一人ひとりが将来の進路や夢を考える貴重な経験の場として位置付けています。将来、国際関係や観光、海外ビジネスなどの分野で活躍したいと考え、早い段階から目的意識を持って留学に挑戦する生徒も増えています。
Q17:それぞれのプログラムの特徴を教えてください。
A17:それぞれの海外研修・留学プログラムには異なる目的や特色があります。
セブ島グローバル研修は、中学1・2年生が参加できる唯一の海外研修であり、この学年の参加者が最も多いプログラムです。以前は現地で英語学習を中心に行う内容でしたが、現在は英語の習得だけでなく、現地の生活や社会課題を体験的に学ぶことを重視しています。
セブ島中心部だけでなく、離島や地方の地域も訪れます。そこでは学校やインフラが十分に整っていない地域の暮らしを実際に見学し、現地の人々がどのような生活を送っているのかを学びます。また、現地の家庭を訪問し、日常生活を体験する機会もあります。例えば、水道が整備されていない環境で雨水を大切に使いながら洗い物をするなど、日本では当たり前の生活との違いを実感することができます。
単なるボランティア活動ではなく、「現地の人々は本当に何を必要としているのか」を自分の目で確かめることを大切にしており、生徒たちは多様な価値観や社会の現実に触れることで、大きく成長して帰国します。
オーストラリアスタディーツアーは、中学3年生から高校1年生を対象とした18日間のプログラムです。初めて海外へ行く生徒も多いため、段階的に現地生活へ慣れていけるよう工夫されています。
最初の3日間は文教生だけで行動し、アボリジニ文化の体験やブーメラン体験など、オーストラリアならではの文化に触れます。続く約1週間はホームステイをしながら、文教生だけで語学学校に通います。そして最後の約1週間は、ホームステイ先のバディと一緒に現地校へ通学します。この段階では文教生が近くにいない環境となり、実践的な異文化交流に挑戦します。
「文化体験」「語学研修」「現地校体験」と徐々にレベルアップしていく構成になっているため、海外経験がない生徒でも安心して参加できるプログラムとなっています。
オーストラリア・カナダ・アメリカの中・長期留学は、高校1・2年生を対象に実施しています。オーストラリアは3か月・6か月・9か月・1年間、カナダは5か月または10か月、アメリカは10か月の留学期間を選択できます。いずれもホームステイをしながら現地校に通います。
長期留学では、渡航後すぐに現地の授業へ参加するため、一定の英語力が求められます。参加条件として、英検準1級または英検CSEスコア2210点以上を目安としています。また、応募者が定員を超えた場合には、本校のネイティブ教員との面談を行い、選考を実施することもあります。
長期留学に参加する生徒の中には、オーストラリアスタディーツアーやセブ島グローバル研修を経験した後、「さらに海外で学びたい」と考えて再び挑戦する生徒も多くいます。そのため、海外研修から長期留学へとステップアップしていくケースが多いことも本校の特徴です。
Q18:台湾大学進学のための中国語(華語)講座は、年何回ありますか。
A18:台湾大学進学のための中国語(華語)講座は、オンライン形式で実施しています。対象は中学1年生から高校3年生までで、希望者が受講することができます。
本校は台湾の大学8校と提携しており、それらの大学への進学を目指す生徒向けに、中国語(華語)の学習と進学サポートを行っています。台湾の大学は9月入学のため、高校卒業後に本格的な中国語学習を進めながら、9月の入学に向けて準備を進めます。
進学にあたっては、「台湾留学サポートセンター」と連携しており、生徒の適性や希望に応じて進学先の大学についてアドバイスを受けることができます。その後、推薦制度などを活用しながら進学を目指します
また、大学によっては一定時間以上の中国語学習が出願条件となる場合もあります。特に上位大学では、必要な学習時間や語学力の基準が定められているため、計画的に講座を受講していくことが重要です。
現在は各学年3名程度の生徒が受講しており、台湾の大学進学という新たな進路選択肢を広げる取り組みとして注目されています。なお、講座はオンラインで実施されるため、学年を問わず継続的に学習できる環境が整っています。
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