【学校紹介】都立久留米西高等学校 後半 インタビュー

学校紹介:インタビューNo.146

東京都立久留米西高等学校

すすんで学び すこやかで おもいやりのある人をつくろう

共学校

✐✎✐✎部活動 ✐✎✐✎

A17:来年度は、剣道(男女)、硬式野球(男子)、バスケットボール(女子)の3つの部活動で「文化・スポーツ推薦」を実施する予定です。推薦人数についてはまだ正式に発表されておらず、現時点では未定です。

本校には珍しい部活動として、女子フットサル部があります。女子のフットサル部は全国的にも活動校が少なく、昨年は関東大会で優勝し、神戸で行われる大会にも招待されています。

また、近隣のサッカー場ではFC東京のジュニアチームの活動があり、そこに所属している生徒が毎年数名、本校に入学しています。中にはアンダー16〜18の全日本代表選手として活躍している生徒もおり、ヨーロッパ遠征や代表合宿に参加しています。これらの生徒は本校のサッカー部には所属していませんが、勉強に支障のない範囲で活動できるよう、学校としても配慮しています。

昨年の卒業生で、FC東京所属の生徒がサッカー推薦で大学に進学した例や、今年はプロ契約が見込まれている生徒もいます。

さらに珍しい例として、女子生徒でモーグル(スキー種目)の全日本ジュニア大会に出場している生徒もいます。このような生徒にも、学業との両立を大切にしながら、多様な経験ができるよう支援を行っています。

A 18:3年生の夏をもって引退する部活動が多いですが、ダンス部のように、文化祭終了後に代替わりする部活動もあります。
なお、一般受験をする生徒は少ないため、進路が決定した後も、後輩の指導に来てくれる生徒もいます。

A19:今年度は、全体の加入率がやや下がり、約6割程度となっています。ただし、1年生については、入学時に「できるだけ部活動に参加しましょう」と伝えているため、約8割の生徒が入部しています。ただ、学年が上がるごとに参加率が徐々に下がっていることが、今回の調査で分かりました。

✐✎✐✎英語力✐✎✐✎

A20:本校では、JETが2名、ALTが2名、計4名の外国人講師に指導していただいています。コミュニケーションの授業は、チーム・ティーチング(TT)で実施しています。

何か新たな取り組みをしたいという思いがあり、今年からTGG(東京グローバルゲートウェイ)での研修が実現しました。先生方も協力してくれており、生徒たちも楽しそうに参加してくれているので、とても嬉しく思っています。

A21: 私が着任してからは、今のところ希望した生徒はいませんが、希望者がいれば、もちろん積極的に応援し、参加を後押ししたいと考えています。

本校ではこれまで開校以来の51年間、海外修学旅行や海外研修など、生徒が海外へ出る機会がありませんでした。しかし、今年から都教委が実施する「都立高校生の海外派遣研修」に学校として応募し海外研修が出来ることとなりました。

今年は、フィンランドへの1週間のSDGs学習研修に本校から4名が参加予定です。各校から4名ずつ参加できる仕組みで、本校では8名の応募があり、校内選考を行って4名を選出しました。選考方法は、希望者全員が「自分がどのように海外研修に取り組んでいきたいか」をプレゼンテーションを行ってもらい選考しました。

来年以降も、都教委の事業に応募していこうと考えています。

✐✎✐✎進路指導について✐✎✐✎

A23:2者面談は、入学直後の4月と、2学期が始まる9月に実施しています。いずれも授業時間を短縮して、生徒一人ひとりと面談の時間を確保しています。授業時間の確保も大切ですが、生徒の中には悩みを抱えているケースも多いため、面談は大切な機会だと考えています。

3者面談については、夏休み期間中に、ご希望のご家庭に対して実施しています。2・3年生については進路に関わる重要な時期となるため、より積極的に実施しています。

A24: 本校では、1年生の段階から手厚くキャリア教育を行っています。

なぜそこまで力を入れているかというと、「自分が何をしたいのか」「どのような進路に進むべきか」を決められない生徒が多くいるからです。はじめの段階では、「どのような職業があるのか」といった基本的な情報からスタートし、「その職業に就くにはどんな分野を学ぶ必要があるのか」「どのような学校があるのか」と、少しずつ具体的な進路へと落とし込んでいきます。

このように「働くとはどういうことか」からスタートし、段階的に選択肢を狭めていくキャリア教育を展開しています。

先生方の間では「きちんと納税できる社会人を育てる」という目標を掲げています。「働く意義」をしっかり理解してもらうことが、本校のキャリア教育の根幹です。

A25: 大学・短大が約6割、専門学校が約3割、その他(就職など)が約1割です。

A26:指定校推薦が約39%、総合型選抜が約47%、公募制推薦が約4%、一般入試が約10%です。
多くの生徒が年内に進路を決定しています。

A27: 年内入試がほとんどのため、面接や志望理由書の書き方について、先生方が非常に細かく指導しています。本校の生活指導の基本は、「その身だしなみで面接や入試に臨めますか」という点です。その時だけ取り繕うのではなく、「普段からきちんとした身だしなみを整える」ことを徹底指導しています。

また、大学等合格後に気が緩んでしまう生徒が多いことが毎年の課題です。合格が決まった後も生徒を集めて、「本当に大学生になる」という意識を持ち、基礎学力の維持・向上を図っています。最近では、大学側から入学前に宿題を出すケースも増えてきており、その対応も進めています。

✐✎✐✎その他✐✎✐✎

A28:いいえ、校舎はここだけです。ただし、東久留米特別支援学校が隣接しており、塀を隔てて隣同士のため、協働的な取り組みを行っています。

A29:昨年までは、校内別室指導推進事業実施校に指定されており、スクールカウンセラーが3名、ユースソーシャルワーカーが1名、週4日来てくれていました。今年はこの指定が終わりスクールカウンセラーが2名、各1日ずつ来てくれています。

また、隣の特別支援学校と連携して日常的な取り組みを行っており、先生方も少しずつ交流を深めています。学校に登校しづらい生徒も若干名いますが、出来る限りの支援をしています。

A30: 入学する多くの生徒は、中学校時代に特に目立つ生徒ではありません。生徒会などのリーダー的役割を経験したことがない子が多く、高校で初めてそうした活動に挑戦する生徒がほとんどです。

先生方は、生徒たちに多様な体験をしてほしいと考えており、自分から積極的に行動しない生徒にも声をかけるよう努めています。

例えば、生物・ハイキング部では校内で流しそうめんを楽しんだり、カブトムシを捕まえたり、魚釣り体験をしたりなど、生徒たちが興味を持って参加してくれるよう工夫しています。

A31:入学後のミスマッチを防ぐために、本校のホームページには「生徒の心得」を掲載しています。
例えば、「制服をきちんと着ること」や「髪の毛の加工は禁止」などのルールを事前にご覧いただき、納得したうえで受験していただくことを願っています。

また、本校のホームページはこまめに更新していますので、ぜひご覧ください。

👇👇👇その他👇👇👇

✐✎✐✎運動施設✎✐✎

✐✎✐✎図書室✎✐✎

✐✎✐✎生徒たちの作品✎✐✎

✐✎✐✎その他✎✐✎

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