【学校紹介】神山まるごと高等専門学校 前半 インタビュー

学校紹介:インタビューNo.141
神山まるごと高等専門学校
徳島県西郡神山町領字西上角175-1
『テクノロジー×デザインで人間の未来を変える学校』
共学校

クリエイティブディレクター
村山 海優様
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1:2023年(令和5年)に創立された今年で三期目になりますが、現在は各学年に何クラスあり、在籍生徒数はそれぞれ何名ですか。
A1: 1学年40名(1クラス)です。現在3期生までの約120名が全寮制で学んでいます。
Q2:男女比を教えてください。
A2: 約半々です。
Q3:『世の中に変化を作り出し、日本の将来を担う学生を輩出すること』を目指していますが、具体的のどのような取り組みを行っていますか。
A3:神山まるごと高専は「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指し、テクノロジー×デザイン×起業家精神の3分野を「まるごと」学びます。授業ではアクティブラーニングやプロジェクト型学習(PBL)を通じて、アプリ開発や地域企業との協働など、実践的な学びを行なっています。また、課外活動では、多様な起業家の生き方に触れる「起業家講師ナイト」や、スカラーシップパートナー企業と連携した課外活動を通じて、社会と直結した学びの機会を提供しています。
Q4:全国募集をしていますが、入試選抜試験はどのように行われていますか。
A4:本校とのマッチングを重視した独自の試験制度を採用しております。過去にやってきたことやいま現在できること、未来にやっていきたいことなどから、神山まるごと高専のアドミッションポリシーとのマッチ度を多面的に評価していきます。入試方式は、A/B/C方式の3種類がありいずれも併願することが可能で、評価は、学力試験、課題レポート、ワークショップ選考、面接などを通して多面的に行われます。実用数学技能検定準2級以上の取得者には優遇制度があります。
Q5:全寮制のようですが、学校へどのように通いますか。
A5: 寮や食堂がある「HOME」から、教室や研究室がある「OFFICE」まで徒歩で5分程度です。
Q6: どのエリアから入学される生徒が多いですか。
A6:特定のエリアに偏りがあるわけではなく、全国各地、さらには海外からも多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。
✐✎✐✎5年間の学びについて✐✎✐✎
Q7: 御校ではどのようなことを学ぶことができますか。
A7:主に「テクノロジー」「デザイン」「起業家精神」の3分野を複合的に学びます。具体的には、プログラミング、AI、IoTなどの情報工学を中心としたテクノロジー、グラフィックデザイン、UIUX、Webデザイン、3DCGなどのデザイン分野、そして問題解決、リーダーシップ、チームビルディングなどの起業家精神を横断的に学習します。これらに加えて、国語、数学、理科、社会、英語といった一般教養科目(リベラルアーツ)もカリキュラムに含まれています。
A8: 1学年40名程度という少人数制で、1クラスで授業を行なっています。基本的には習熟度別に授業を分けることは行なっていませんが、学生同士の得意を生かした学び合いが行われています。
Q9:1時限の講義時間が90分と伺いましたが、どのような狙いがあるのでしょうか。
A9: じっくりと専門的な学びを深めることにあります。高等専門学校(高専)は、15歳から20歳までの5年間、受験に左右されずに専門的な学びに集中できる教育機関であるため、この長い時間を活用し、テクノロジー、デザイン、起業家精神の3分野を横断的に学びます。
Q10:『起業家精神』の学びについて具体的にどのような取り組みを行っていますか。
A10: 「起業家精神」の学びでは、コミュニケーション、リーダーシップ、レジリエンスなどを身につけます。授業内では「3ヶ月で利益を生む100万円ビジネス」をチームで企画しビジネスの基本を学びます。また、課外活動では、起業家が日常的に来校する「Wednesday Night」や、学びや挑戦に必要な資金をピッチをして獲得する「チャレンジファンド」制度があります。
Q11:デザインを学ぶうえで、絵を描く力や感性はどの程度必要でしょうか。
A11:デザインの学びには、デッサンなどの授業も含まれますが、絵を描く力だけでなく、ユーザー体験(UIUX)をデザインする力も重視されます。入学時点で高い絵画能力が必須というわけではなく、多様なデザイン分野を学び、探究する意欲が重要視されます。
Q12:スカラーシップパートナーとの共同プロジェクトとは、どのようなものですか。
A12: スカラーシップパートナー(SP)とは、奨学金基金に出資・寄付する企業のことです。学生はこれらの企業(例:ソフトバンク、ソニーなど)に所属し、各企業で働く人と定期的なミーティングを行います。この活動を通じて、学生は企業活動への理解を深め、ビジネスやイノベーションの現場から知見を学び、自身のプロジェクトやアイデアに対してフィードバックを受けながら、実社会とつながる機会を得ることができます。
Q13:部活動はありますか。
A13: 一般的な意味での「部活動」という枠組みはありません。代わりに、学生が「やりたいこと」を自ら企画し、仲間を集めて活動する形式がとられています。具体例として、国際ロボットコンテスト、映像制作、ファームクラブなどがあります
Q14:下校は何時ですか。
A14:全寮制のため、一般的な「下校時間」という概念はありません。授業は遅くても16時30分頃までで、その後は課外活動や寮での共同生活の時間となります。寮の共用スペースの消灯は23時です。
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