【学校紹介】明治大学付属中野中学高等学校 前半 インタビュー

学校紹介:インタビューNo.160
明治大学付属中野中学高等学校
中野区東中野3-3-4
『みんなで仲良く正直に真面目に精一杯努力をしよう』
男子校

入試広報委員長 佐々木 孝彦先生
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1:1929年(昭和4年)に創立された伝統と歴史のある御校ですが、現在、各学年のクラス数と生徒数を教えてください。
A1:中学は、1年生270名、2年生268名、3年生258名です。
高校は、1年生421名、2年生420名、3年生415名です。
クラス数は、中学1・2年生が7クラス、3年生が6クラス、高校は各学年10クラスです。
中学3年生のみ6クラスなのは、現在の中学2年生の入試から募集人員とクラス数を増やしたためです。来年度からは、中学校は全学年7クラス、高校は各学年10クラスとなります。
Q2:校訓は『質実剛毅』『協同自治』ですが、それぞれどのような教育や指導に反映されていますか。
A2:『質実剛毅』については、本校は生活指導をしっかり行う学校です。例えば、「時間厳守や挨拶を徹底する」「頭髪や身だしなみを整える」といった指導を行っています。
また、部活動が盛んな学校で、特に運動部が活発です。部活動を通して心身を鍛える点にも、この校訓が反映されています(部活動は任意参加です)。
体育では高校1・2年生全員が武道の授業を履修しています。柔道・剣道ともに、技量に長じた者には昇段試験を受験させています。
『協同自治』については、部活動において、文化部だけでなく運動部も中高合同で活動しているものが多く、世代を超えて一つの目標に向かって協力しながら努力する姿につながっています。
また、生徒会活動も活発になっています。例えば、文化祭や体育祭では、生徒による実行委員会が中心となって運営しています。
Q3:中学・高校入試はそれぞれ複数回実施されていますが、複数回受験による優遇措置はありますか。
A3:中学では、第1回入試を受験した後に第2回入試を受験した場合、合計点に3点の加点があります。高校では、推薦入試を受験した後に一般入試を再受験した場合、合計点に5点の加点があります。
Q4:自転車通学は可能でしょうか。
A4:中学生は認めていません。高校生のみ可能ですが、多くはなく、高校全体で40~50名程度です。
Q5:どのエリアから通学している生徒が多いですか。
A5:概ね人口規模に比例していますが、東京23区から通学している生徒が圧倒的に多く、次いで東京都下、埼玉県となっています。千葉県と神奈川県は同程度です。
中学では東京都在住の生徒が約8割、高校では約7割を占めています。
Q6:中学3年の夏に実施される高校推薦テストについて、基準や評価のポイントを教えてください。
A6:本校独自のテストではなく、外部業者のテストを使用しており、実力テストの要素があります。ただし、この高校推薦テストのみで判断しているわけではなく、総合評価の一部として扱っています。
高校進学にあたっては、基準点を設けています。それだけでなく、出席日数や英検取得も要件に含まれています。現在は英検3級ですが、現在の中学2年生からは、英検準2級を取得していなければ高校への内部進学はできません。
Q7:現在パソコンで受検できる「英検S-CBT」という形式の受検がありますが、それでも可能でしょうか。
A7:可能です。
✐✎✐✎教育の特徴✐✎✐✎
Q8:中学・高校ともにコース分けはありますか。ある場合はその概要を教えてください。
A8:中学にはコース分けはありません。高校では、「明大コース」「他大学進学コース」といった分け方はなく、文系・理系の類型分けがあります。高校2年生から分かれます。
Q9:特色のある授業や取り組みがあれば教えてください。
A9:特色のある授業として、先ほども触れた武道の授業があります。
また、今年の中学3年生から始めた取り組みとして、中学の総合的な学習の時間に「論文作成」に取り組んでいます。各自でテーマを決め、教員のアドバイスを受けながら卒業論文として完成させます。
さらに、音楽や美術の授業が高校2年生まである点も、本校の特徴の一つだと思います。一般的には高校1年生までの学校が多いですが、本校では高校1・2年生で同じ科目を継続して選択します。
Q10:少人数授業や習熟度別授業は実施されていますか。実施されている場合、その内容や目的を教えてください。
A10:中学1年生の英語の授業と、中学2年生の英会話は少人数で行っています。それ以外には、少人数授業や習熟度別授業は行っていません。
中学1年生の英語の授業については、単純にクラスを半分に分けているだけで、「できる生徒」「できない生徒」で分けているわけではありません。
Q11:一人一台のICT機器を活用した授業について、具体的な活用方法を教えてください。
A11:各授業担当者が工夫しながら活用しています。例えば、私の担当する社会の授業では、日経電子版で指定した新聞記事を要約し、ロイロノート(授業支援アプリ)に書き込んで発表させたりしています。
宿題や課題を配信したり、授業を受けられなかった生徒向けに映像授業を配信したりする先生も多いです。学校として一律の活用方法を定めているわけではなく、各教員が実情に合わせて活用しています。
Q12:高大連携教育について、具体的なプログラムや取り組みを教えてください。
A12:各学部の先生方による特別講座があります。
また、理工学部・農学部・総合数理学部では、夏休み期間中に1週間程度のサマーセミナーを実施しており、大学の施設で大学レベルの実験などを体験します。
さらに、明治大学経理研究所の協力による簿記・会計ガイダンスもあります。これをきっかけに興味を持った生徒が、簿記学習のアドバイスを受けることができます。
そのほか、希望者が英語以外の語学の基礎を学ぶ語学基礎講座など、さまざまな取り組みがあります。
Q13:国公立大学を目指す生徒へのサポート体制について教えてください。
A13:本校は、明治大学からの付託にこたえ、大学に生徒を送り出すことを使命の一つとしている学校です。そのため、他大学進学に特化したコースや、国公立大学受験専門のコースは設置していません。
ただし、明治大学への推薦にあたっては、「明治大学推薦テスト」を受験する必要があります。これは、共通テスト型の学力テストです。そのため、これを意識した授業展開をしており、結果として国公立大学や他大学受験にもつながる学習内容になっています。
また、実際に国公立大学へ進学した卒業生から、アドバイスを受ける機会も設けています。
✐✎✐✎学習サポート✐✎✐✎
Q14:生徒には得意・不得意な単元がありますが、成績が思うように伸びない生徒に対して、どのようなサポートをされていますか。
A14:英語と数学を中心に、定期試験で一定の水準に達していない生徒に対して、放課後の指名講習を行ったり、課題を与えたりするなどのサポートを行っています。
Q15:日々の学習量(宿題の量や小テストの頻度)はどのくらいでしょうか。
A15:宿題の量は各教科担当が実情に応じて設定します。全体として、多い方ではないと思います。また、小テストの頻度も多くはありません。
比較的遠方から通学している生徒も多く、部活動をはじめとした課外活動も活発に行われています。
本校は、教科学習を大切にするだけでなく、課外活動を通じた人間的な成長も重視しています。学習と課外活動を含めた学校生活全般との両立を意識しながら学習指導をしています。
Q16:塾に通っている生徒の割合はどのくらいでしょうか。また、学校の学習だけで対応できる体制でしょうか。
A16:明治大学への進学を考えた場合、学校の学習で十分です。「塾に通わなければ高校へ内部進学できない、明治大学への推薦権を得られない」ということはありません。そのため、塾への通塾率に関する調査は行っておりません。
ただ、実際には補習塾に通う生徒や、他大学受験対策のために塾を利用している生徒も一定数はいます。
Q17:実際に「入って良かった」と感じているご家庭の共通点があれば教えてください。
A17:大学付属校ならではの、精神的にゆとりのある環境の中で、学習だけでなく、部活動や資格取得など、さまざまなことにチャレンジできる点に魅力を感じているご家庭が多いと思います。
また、学校説明会では、卒業生の方が「自分の息子も明大中野に通わせたい」とお話しくださることも多くあります。
✐✎✐✎グローバル教育について✐✎✐✎
Q18:英語教育で特に力を入れている点を教えてください。
A18:「読む・書く・聞く・話す」の4技能をバランスよく伸ばすことを大切にしています。近年は特にリスニングやスピーキングの重要性が高まっていますので、中学1・2年生ではネイティブ教員による英会話の授業を週1回実施しています。また、中学3年生以上では、オンライン英会話を定期的に行っています。
さらに、中学から高校へ進学する際には英検準2級の取得が必要であり、大学推薦には英検2級の取得が条件となります(いずれも、現在の中学2年生より適用)。そのため、英語力をしっかり身につけられるよう指導しています。
Q19:高校入試の際、『英検準2級を取得していないと受験資格がない』という要件はありますか。
A19:現状、そのような要件はありませんし、近い将来、そのような制限を設ける予定はありません。
塾などの分析で、本校高校入試で英語が難しくなってきているという見解もあります。ですから、本校を受験し合格される方は、結果として英検準2級レベル以上の英語力を持っている場合が多いと考えています。
Q20:短期留学や語学研修の参加人数を教えてください。
・ターム留学(カナダ/約3カ月/高校1年3学期)
・ニュージーランド語学研修(11日間/中学3年対象)
・オーストラリア(14日間/高校2~3年対象)
A20:昨年度に実施したカナダへのターム留学には14名が参加しました。ニュージーランド語学研修は年度によって参加人数に幅があり、少ない年で40名程度、多い年では80名ほどが参加しています。
また、これまで実施していたアメリカ研修は、今年度からオーストラリア研修へ変更となりました。昨年までのアメリカ研修については、例年40名程度が参加していました。
ターム留学については、毎年募集人数を上回る応募があります。そのため選考を実施しており、面接などを行ったうえで、成績上位者が優先されます。
一方、ニュージーランド語学研修とオーストラリア研修については、原則として希望者全員が参加できます。
Q21:ニュージーランド語学研修・アメリカ研修の期間と、現地での主な活動内容を教えてください。
A21:中学の語学研修ではホームステイを行い、現地の学校に通います。現地の生徒たちと一緒に授業を受けたり、放課後に交流したりしながら、異文化や英語に触れていきます。
高校生対象のオーストラリア研修は、今年から始まる新しいプログラムです。ホームステイをしながら語学学校で英語研修を受け、異文化体験を行います。また、今年からは環境問題や海洋生物について学ぶ機会も設けています。
Q22:体験型英語学習とはどのような内容ですか。
A22:今年度は、中学2年生が1月に、高校2年生が2月に「TOKYO GLOBAL GATEWAY」で1日体験学習を行います。実践的な英語環境の中で、さまざまなプログラムに取り組みます。
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