【学校紹介】都立橘高等学校 後半 インタビュー
学校紹介:インタビューNo.150
自分の「好き」を大切にし、前向きに学び、社会に貢献しようとする意欲ある生徒たち
東京都立橘高等学校
『 『好き』が見つかる 』
共学校

✐✎✐✎部活動 ✐✎✐✎
Q16: 来年度『文化・スポーツ推薦』はありますか。また頑張っている部活動を教えてください。
A16:文化・スポーツ推薦は実施していません。バスケットボール部、バレーボール部、バドミントン部、演劇部などが活発に活動しています。ものつくり部やビジネス部など産業科ならではの部活動もあります。
陶芸部では主に陶芸作品作りをしており、専用の陶芸室には電動ろくろが多数設置されています。都立高校でこれほど多くの設備を備えているのは珍しいことです。3年前に伝統工芸推進校に指定された際、陶芸や染物の設備を追加で整えることができました。今後は伝統工芸推進校として、地元産業との連携も進めていきたいと考えています。
Q17:本日、実習の日のようですが、特徴はありますか。
A17:本校の実習は、すべてを教員だけで行うのではなく、その道のプロである特別専門講師を招き、教員と協力して指導しています。専門性の高い学びを直接体験できることが大きな特徴です。
Q18:部活動が盛んな学校ですが、引退はいつになりますか。
A18:3年生の夏の大会をもって引退する部が多いですが、文化部は秋まで活動する場合もあります。
Q19: 加入率はどのくらいですか。
A19:約50%の生徒が何らかの部活動に参加しています。また、地域のクラブチームで活動している生徒もいます。先日、2年生の生徒が縄跳びの世界大会でチャンピオンになりました。さらに、トランポリンで活躍している生徒もいます。
✐✎✐✎英語力✐✎✐✎
Q20: 英語教育で力を入れていることはありますか。
A20:英語検定対策やオンライン英会話、ALT(1名)やJET(2名)との授業など、実践的な英語力の育成に力を入れています。入学時に英検2級を取得している生徒や、入学後に取得する生徒もいます。現在は姉妹校提携や交流はありませんが、東京都が実施している短期留学制度を活用しながら、国際的な取り組みを進めていきたいと考えています。
その一環として、本校で学んでいる陶芸やガラス制作について「英語で動画を作成し、発信する」計画を進めています。生徒たちには、ものづくりを通じて国際的な感覚を身につけ、将来に役立ててもらいたいと考えています。
一方で、本校の課題は英語が得意な生徒と苦手な生徒との間に差があることです。そのため、英語科では少人数指導を行い、1年生の1学期中間テスト後から発展クラスと基礎クラスに分けて学習を進めています。
Q21: 都立高校には留学制度(東京都次世代リーダープログラム)がありますが、御校から志望する生徒はいますか。
A21:現在はいませんが、今後は海外学校間交流推進事業に力を入れていこうと考えています。
✐✎✐✎進路指導について✐✎✐✎
Q22:2 者・3者面談はどのくらいの頻度で行われていますか。
A22:2者面談:1学期と2学期の始めに面談週間を設けて実施しています。
3者面談:3年生は5月~6月にかけて進路に関する面談を実施しています。
2者面談も3者面談も、上記以外に放課後や長期休業中などに必要に応じて実施しています。
Q23:進路を決めるにあたりどのようなキャリア教育を行っていますか。
A23:1年生:進路行事(2~3回)、進路集会、ビジネスマナー講習を実施しています。特にインターンシップ(全員・3日間) は本校の大きな特徴の一つです。他の商業高校や工業高校では2年生で行うことが多いのですが、本校では1年生の段階で実施します。服装や身だしなみ、時間厳守など、職業意識がまだ十分でない時期に体験することには大変さもありますが、この時期だからこそ得られる学びがあると考えています。そのため、教員と生徒が一丸となって取り組んでいます。インターンシップ先は本人の希望をもとに決定し、保育園、美容室、信用金庫など、多様な職種があります。
2年生:進路行事(2~3回)、進路集会に加え、橘版デュアルシステム(希望者・5日間)を実施しています。
3年生:進路行事(3回)、進路集会を多数行い、進路実現に向けて具体的な準備を進めます。
Q24:大学・短大・専門・就職の割合を教えてください。
A24: 年度によって多少異なりますが、例年概ね同じくらいの割合です。
大学 約15%、短大 約3%、専門 約43%、就職 約30%、その他 約9%
なかでも専門学校への進学が最も多く、生徒たちは本校で学ぶ中でやりたいことを見つけ、それぞれの道へと進んでいきます。
就職先としては信用金庫があり、毎年4名の優秀な生徒が採用されています。大学進学では、商業系の学部・学科を選ぶ生徒も多く、美術を学んでいる生徒の中には「公立芸術大学へ進学しで陶芸を学びたい」と努力を続けている3年生もいます。
また、警視庁に女子生徒が1名入庁しました。先日OGとして進路報告に来てくれたこともあり、その影響を受けて、今年度も警視庁採用試験受験予定の生徒が数名います。
Q25: 大学の入試方法の割合はどのくらいですか。(指定校、総合型、公募、一般)
A25: 年度によって多少異なりますが、例年概ね同じくらいの割合です。
全体33人:指定校18人(55%)、総合型8人(24%)、公募4人(12%)、一般3人(9%)
Q26: 就職に向けた取り組みとして、都立橘高等学校独自のものはありますか。
A26:2年生の3月から進路行事、進路集会、個別面談を行い、一人ひとりの希望を聞きながら手厚く指導を行っています。心構えから始まり、挨拶、身だしなみ、お辞儀などのビジネスマナー、求人票の見かた、企業の選び方、履歴書の書き方、見学、選考試験まで丁寧に指導します。
また、企業面接に向けた練習も重視しています。基本的な姿勢や目線、言葉遣いはもちろん、型にはまらない質問をする企業もあるため、さまざまなパターンを想定した練習を行い、どのような状況でも対応できる力を身につけられるようにしています。
また、内定をいただいた後も『内定者指導』として、卒業までの間に必要な指導を行っています。
Q27:大学進学に向けた取り組みとして、都立橘高等学校独自のものはありますか。
A27:2年生の3月から進路希望別の進路行事、進路集会を行っています。進路指導部による説明もありますが、外部講師や大学・短大・専門学校を招いた進路ガイダンスも行います。また、指定校受験者向けの面接指導を1人につき4回行っています。
✐✎✐✎その他✐✎✐✎
Q28:都立橘高等学校の施設は他にありますか。
A28:陶芸室、食品加工室、ガラス工芸室、皮革工芸室、金属工芸室、レーザー加工室、パッケージデザイン室など、専門分野に特化した施設が整っています。Macの保有台数は都内有数です。また商業科目の中で使用する総合実習室も備えています。
Q29:心のケアはされていますか。
A29:スクールカウンセラーが週2回駐在しており、相談できる体制を整えています。予約がなくても空いていれば対応可能です。また、月に一度「カウンセリング委員会」を開き、教職員間で情報共有を行っています。
Q30:都立橘高等学校らしい生徒とはどのような生徒ですか。
A30:自分の「好き」を大切にし、前向きに学び、社会に貢献しようとする意欲ある生徒、ものつくりとビジネスの基本である「思いやり」を大切にする生徒です。
Q31:都立橘高等学校として知っておいてほしいことはありますか。
A31:「形から入りて心に至る」を合い言葉に、まずは授業を受けるための身だしなみ指導から行っています。
やる気のある生徒に来てほしいと願っています。楽しく学べる学校であり、しっかり努力すれば上級学校への指定校推薦など、将来につながる進路も広がります。また、実習施設が充実しているのも本校の自慢です。ぜひ一度、学校の雰囲気を体感していただきたいと思います。
👇👇👇その他👇👇👇
✐✎✐✎運動施設✐✎✐✎







✐✎✐✎教室✐✎✐✎











✐✎✐✎図書室✐✎✐✎








✐✎✐✎生徒たちの作品✐✎✐✎




✐✎✐✎その他✐✎✐✎



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