【学校紹介】都立北園高等学校 前半 インタビュー
学校紹介:インタビューNo.135
東京都立北園高等学校
板橋区板橋4-14-1
『普段の努力、不断の努力』
共学校
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1:1928年(昭和3年)に創立され100年以上の歴史と伝統がある学校ですが、現在各学年何クラスあり、在籍は何名ですか。
A1:一学年8クラス、24クラスあり、全校生徒が960名です。
Q2:今年度から男女共通定員へ移行しましたが、男女比はどのようになりましたか。
A2:大きな差はありません。推薦ではやや女子が多く、一般で男子が盛り返す構成です。今年度の1年生は1クラス男子18名、女子22名の編成になっています。2年生は1クラス男子19名、女子21名の編成になっていますので、あまり変化はありませんでした。
Q3:『自由と責任を重んじ、自立の精神に充ちた個性豊かな人間を育成する』を教育目標に挙げていますが、具体的にどのような事を行っていますか。
A3:『自由』と言われますが、放任ではなく、多くの場面で生徒に考えさせる指導を通じて、自立の精神を育成しています。自分で考えて行動や学習に取り組む生徒は多くいます。
Q4:御校は制服または標準服はありますか。
A4:制服・標準服はありません。完全に私服の学校です。
Q5: 自転車で通学することはできますか 。
A5:3割の生徒が自転車で通学しています。約300名の生徒達です。本校は傾斜のある場所にありますので、グランド側から見れば1階に、正門から見れば地下1階に駐輪場があります。
Q6:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか
A6:板橋区・練馬区から通ってくる生徒が多くいます。次いで北区・文京区・豊島区になりますが、全都から通われています。
✐✎✐✎東京都指定校✐✎✐✎
Q7: 東京都教育委員会より『進学指導推進校』に指定されていますが、どのような取り組みを行っていますか。
A7:年2回進学指導訪問が教育委員会の担当の方が来られて、本校の模試の分析やカリキュラムの問題や現状を見てアドバイスをしていただきます。それ以外は校内予備校や自習室のチューターなど外部の人材を配置することに予算を使っています。チューターは、英語と数学で2名配置していますので、生徒は夜7時まで自習室で勉強することができます。
Q8:校内予備校を活用するにあたり、生徒たちは授業料を支払わなければいけないのでしょうか。
A8:無料です。校内予備校ということで、予備校の先生が本校に来てくださり、学校の中に予備校があるという取り組みです。
Q9:『理数研究校』に指定されていますが、『理数研究校』に進学した在校生たちの利点を教えてください。
A9:理数系の様々なイベントを用意しています。それらに触れて刺激を受けることができます。校内では毎年人気があるイベントは、『シカの解体実習』です。鹿は害獣に指定されていますが、1年次は探究の授業で信州に行き、そこで鹿の害について実地で学ぶおり、その流れで鹿を1体本校へ持ってきて、解体をしています。
他には、今年度はサイエンスツアーでスーパーカミオカンデの見学に行きます。
※スーパーカミオカンデとは、岐阜県飛騨市神岡町旧神岡鉱山内の地下1000mに設置された、東京大学宇宙線研究所が運用する世界最大の水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置である
Q10:『海外学校間交流推進校』と国際的な感覚が身に付くような指定を受けていますが、どのような取り組みをしていますか。
A10:オーストラリア2校、ドイツ2校に姉妹校がございます。本校からオーストラリアへは夏期に2週間語学研修に行っています。姉妹校からの生徒の受け入れはオーストラリアとドイツから隔年で、春または秋に来ており、本校で学んだり交流したりしています。
Q11:第二外国語でドイツ語も学ぶことができますね。
A11:本校はPASCHといって、ドイツ外務省から認定校として指定されています。第二外国語でドイツ語を選択した生徒が課外活動としてPASCHクラブに参加できます。より学びたい生徒の中から年に数名選ばれて、ドイツに毎年2名、3週間語学研修に参加することができます。選考方法はドイツ語に対して学ぶ意欲が高い生徒、語学力を総合して判断されます。
※PASCHドイツ外務省が主導するイニシアチブ「学校:未来へのパートナー」の一環で、ドイツをキーワードに世界中の学校をつなぐネットワーク(全国で4校)
✐✎✐✎基礎知識・技能・学力 ✐✎✐✎
Q12:少人数授業や習熟度別の授業はありますか。
A12:習熟度別は、2年次の数学Ⅱ、2・3年次の英語論理表現で行っています。来年度からは1年次の論理表現Ⅰも行いますので、論理表現は全学年で習熟度別になります。
Q13:御校は文理選択がありますか。
A13:3年次から分かれます。
Q14: 来年度から土曜授業がなくなるようですが、土曜日はどのように活用する予定ですか。
A14:土曜日を個人で自由に活用できるのが変更の利点です。先ほどお話しした校内予備校を土曜日の午前中に持ってきます。現在、放課後に実施しているので、部活動や委員会で参加できない生徒もいましたが、土曜日の午前中に移動させることで、より多くの生徒の希望に添えるのではないかと考えています。
Q15:Q12より平日の授業数が増えるのでしょうか。
A15:土曜日授業がなくなる分で週5になると科目数が減るので、45分×7コマの授業に変更になります。5日×7コマの計35コマに変わり、土曜日がなくなります。
Q16:長期休み期間中に講習はありますか。あれば、どのくらいの講座をどのように行っていますか。
A16:あります。今年の夏期は100を超える講座を用意しており、多くの生徒が意欲的に受講しました。
Q17:指導方針の柱の一つである『北園の探究』はどのように行っていますか。
A17:『信州北園プロジェクト』という本校独自の探究プログラムがあります。そこで実際に森林の干ばつやシカの害のための防護柵を作るなど、実地的・調査活動をしていきます。そこで『どのように学んでいくのか』『どのように研究を進めていくのか』などの探究の基礎を学んでいくのが、森林実習になります。2年次はそこから自分の研究テーマをみつけて、リサーチ・クエスチョンを立てて探究活動がスタートします。2年次は2単位ありますので、そこで完結させ、3年次の探究活動はありません。総合型選抜でしっかり語れるように、2年次までに準備しておけるように、このような単位の配置をしています。
Q16:チューター制度はありますか。
A16: あります。原則月曜日から金曜日まで毎日7時まで自習室にいます。英語と数学それぞれ1名ずついます。
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