【学校紹介】光英VERITAS中学校・高等学校 前半(インタビュー)

学校紹介:インタビューNo.116

光英VERIRAS中学校・高等学校

千葉県松戸市秋山600

「答えを求める学び」から「問いを持つ学び」へ。

共学校

今回インタビューに答えてくださった
校長 川並 芳純先生

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

A1: 中学1年生が3クラス、中学2年生が4クラス、中学3年生が3クラス、在籍数は、約350名です。

高校1年生3クラス、高校2年生が4クラス、高校3年生が4クラスです。在籍数は約350名です。3年前まで女子校でしたので、在籍数が少なかったのですが、共学になっていから生徒数が増えてきました。共学になって中学を入学してきた生徒が来年度から高校1年生(4年生)になるので、来年、再来年になるにつれ100名ずつ増えるのではないかと予測しています。

入学生の人数を絞っていますので、中学入試では偏差値が3年で5は上がっています。今年度高校入試では単願で5教科19にしていますが、今後どのようになるか考えます。

A2: 丁度半々です。

A3: 『学ぶ力を大きくしていこう』というコンセプトで行っており課題解決学習です。小さい課題を解決した向こう側に、もっと大きな課題が必ずあるということを子どもたちに気付かせていきます。課題を自分で設定して、それを解決するために調べ、話し合うなどを行います。そのような協働作業をふくめて、課題解決の一定の結論を経たら、その結論からもっと大きな課題を見付けていきます。課題解決する力が大きく育っていくような学習を、『トルネード・ラーニング』名称しています。

トルネード・ラーニング』の根底にあるものが、『他人との協働』です。自分一人では解決できないものが多くあり、社会でもそのような構造になっています。公立校には道徳の授業がありますが、本校ではありません。他人と協働するために、本校では『小笠原流礼法』を40年学んでいます。小笠原流礼法は、相手のことを理解する力を高める授業です。相手のことを理解し、思い合ったり気遣ったりすることを含めて、『他人を理解する』『他人と上手にコミュニケーションをする』『自分の伝えたいことを上手に伝える』『他人が伝えたいことをきちんと聞く』など人間的な基礎をつくる土台に、小笠原礼法の授業を導入しています。それが『トルネード・ラーニング』の柱になっています。

大学の研究のように個人で課題に取り組むのではなく、必ずチームで一つの課題に取り組み、年上の方の話を聞くなど、他人との関わりの中で解決したい課題を解決していき、課題解決力を養成していきます。

本校の生徒たちは大学へ進学する生徒がほとんどです。知識を身に付けるだけでなくその先にある『考える力』を大きく育てていきます。大学へ進学する際に、自分の関心があるものを6年間で探してもらい、ブランド(大学名)で大学へ進学するのではなく、自分がやりたいことで大学を選んでもらいます。トルネード・ラーニングは学習の仕組みですが、広い視野でみると生き方を学びでもあります。大人になってからも人間として一人で立っていくための準備としても学びでもあります。

全校挙げて、半年に一度保護者の方に研究発表する機会があります。プレゼンを用意する子、ポスターを作成し、パネル掲示で研究内容を説明する子、自由な方法で伝えています。

A4: 自転車通学は可能です。生徒玄関前がロータリーになっているので保護者の車による送迎が可能です。併設の小学校の保護者も利用しています。

A5:中学校は都内生が3~4割、千葉県内が6割、埼玉県・茨城県1割になります。高校生は地元の比率が高くなり7割、都内が2割、埼玉県・茨城県で1割です。

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

A6: その年によって違いますが、今年は15名が附属小学校より入学しました。附属小学校の生徒は1学年約80名ですが、半分は開成中学校や麻布中学校、桜蔭や雙葉へ進学しています。

A7: ありません。全クラス共通です。

A8:数学・英語で実施しています。英語はネイティブの教員とペアで、TT(team teaching)で行っています。本校は中学入試の中に『英語入試』があります。英検2級を取得している生徒が多数入学してきます。その生徒たちにブレーキを踏ませないために3つのクラスに分けレベルにあった授業を行い一人ひとりのレベルアップを目指しています。

A9:事前に英語を学習する必要はありません。英語研修は、3月の終わり3日間通いで実施しており、英語に親しむための時間で、ほとんど遊びです。ネイティブの教師が、生徒15人に対して1人の割合で付き、午前中いっぱい遊び、午後は3~4人のグループで調べ物をして、最終日に英語でプレゼンテーションを行います。最終日は保護者の方も来ることができます。

目的は英語に親しむだけでなく、入学前に友達をつくること、名前・顔を覚えることです。実際のクラス分けは4月、そのグループの子が同じクラスになるとは限りませんが、廊下で顔を合わせたときには挨拶するなど、入学後の校内の空気が良くなります。

A10: 中学・高校の6年間あります。

A11:本校は以前、女子大学である聖徳大学の附属でしたので、他の大学と連携することはありませんでした。3年前に光英VERITASとして共学校になり進路先に理系を希望する生徒も増えてきたので理系の大学と提携したいと考え、コロナ前に東京理科大学と提携しました。昨年ようやく動き出し、昨年本校の科学部の生徒が理科大学の文化祭に出ています。科学実験『ベネチアンガラスでペンダントを創ろう』と来校した子どもたちにペンダントを作ってあげていました。

また大学の先生に来ていただいて、研究の話をしていただきました。

他には、東邦大学や東京工業大学の先生に来ていただいて、科学の話・宇宙の話・物理学の話を、実験を含めてしていただきました。

A12:先取りではなく、単元の並び替えをしています。

A13:11月に面接があります。高入生が3教科の入試がありますが、同じ日・同じ試験を受験します。それはクラス分けの資料として使用します。3年間の100点満点の定期考査で、30点以下の点数を3回取ると高校へは進学できないというルールがあります。それに該当する生徒はほとんどいません。

✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎

A14:光英VERITASへ中学に入学して初めての高校へ進学する生徒がR6年度の生徒たちです。中入生と高入生は進路が違うので、高校1年生の時点で別のクラスになります。高校2年生で 文系理系に分かれますが、混合クラスになり、現在文系2クラス、理系2クラスです。

A15: 高校生は夏休みに『国内留学プログラム』や実際に海外へ行くプログラムなどがあり、各自で選びます。科学のことを学びたい生徒が集まり勉強したりしています。夏季と冬季に補習期間があり実施しています。

本校は講習ではなく放課後に自習ルームが夜7時まで開いており、学校の宿題をしたり、受験勉強をしたりする施設があります。自習ルームに毎日来る大学生が決まっており文系・理系・私立・国公立・男・女・卒業生のカテゴリーから選ばれた40人の中から、平日9人、土曜日7人が待機しています。

その自習ルームは、話し合いながら勉強するスペースと、一人で黙々と学習できるスペース、大学生と面談する部屋に分かれていますので、自由に使うことができます。夏期休暇中も開放しています。

A16: 木更津にある『かずさアカデミアパーク』という県の施設で、4日間の学習合宿を全員参加で実施しています。そこにはチューターの方々も来てもらっています。高校3年生の直前の合宿なので、生徒たちは真剣に取り組んでおり、とても頼もしく見えます。

A17: On the job trainingです。本校はICTを導入して8年も経っているので、中学1年生で入学してから各自で使用しながら学んでいきます。アクセスポイントが学校中にありますので、どこでもWi-Fiが繋がるようになっています。生徒たちは入学の際にiPadを購入していただています。本校では8年前から職員会議でも紙がなくなりましたし、小テストでも紙を使用せずにすべてタブレットで配布、提出をさせています。唯一定期考査は、紙で行っています。

A18:約80%を超えています。

入部しない生徒もいますが、2・3個と兼部している生徒もいます。

中学1年生は100%を超えています。

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