【学校紹介】城西大学附属城西中学・高等学校 前半(インタビュー&イベント日程)
学校紹介:インタビューNo.107
城西大学附属城西中学・高等学校
豊島区千早1-10-26
【ONE AND ONLY 自分を頼れる人になろう】
共学校
👇👇👇2023年入試イベント👇👇👇
✐✎✐✎中学校✐✎✐✎
日程 | 時間 | 内容 |
2023年12月2日(土) | 14:30~ | 入試説明会 |
2024年1月13日(土) | 14:30~ | 入試説明会 |
✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎
日程 | 時間 | 内容 |
2023年11月18日(土) | 14:30~ | 高校説明会 |
2023年12月25日(土) | 14:30~ | 高校個別相談会 |
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1:1918年(大正7年)に創立され、今年で105周年になる伝統がある学校ですが、現在各学年何クラスあり、何名在籍していますか。
A1: 基本のクラス設定が中学で3クラス、高校が7クラスです。在籍数は中学・高校を合わせて約1150名です。1クラス中学は35名、高校は40名で設定していますが、最近ではその定員数が超えているクラスが多くあります。
Q2: 現在の男女比を教えてください。
A2: 定員は男女合同ですが、男子の方が多い傾向があります。昭和の時代には女子がいないクラスもあったようですが、全体での割合は2:1くらいです。ただ、部活や探究活動などに積極的に参加してくれる生徒は女子の方が多いので、学内は男女半々くらいの雰囲気を感じます。高校にCSクラス(Culture & Sports)があります。そのクラスは硬式野球部の部員全員、それに陸上、剣道、柔道部の一部の生徒たち、芸能活動や学校外のスポーツクラブに所属して活躍している生徒が所属しており、このクラスは特に男子が多いです。
Q3:正門に入る前に陸上部の垂れ幕がありました、陸上に力を入れているのでしょうか。
A3:15年前にシドニーオリンピック男子400mに日本代表選手として出場した山村貴彦が現役を引退して本校の体育科教諭として赴任し、陸上部の指導を始めました。それから全国大会に出場できるレベルの選手が集まってくるようになりました。
Q4:サニブラウン選手の垂れ幕もありましたね。
A4:彼は中学受験で入学してきました。中学時代には成長痛で一時期辛い時期がありそれを乗り越え、中学3年生に出場した大会で全国大会へ行きました。高校2年生の時にジュニアユースの世界大会でウサイン・ボルトの高校記録を抜いたことで一気に有名になりました。本校を卒業後はフロリダ大学へ進学し、現在はプロアスリートとしてアメリカで活動しています。彼の活躍は皆さんが知っているところだと思います。
Q5:『天分の伸長』『個性の尊重』『自発活動の尊重』の3つの建学の精神と、『報恩感謝』の理念が掲げられていますが、御校の取り組みについてお聞かせください。
A5:
【学校のはじまり】
創立が1918年城西実務学校として、貿易の実務に携われる人材を育成する学校として始まりました。子ども向けの学校というよりは、青年向けに貿易実務のための商業、国際法を勉強する学校でした。創設者は中島久万吉先生、その父、中島信行は海援隊の隊士でした。
【中学校・高等学校の教育・取り組み】
実務学校に出資していた流通会社が関東大震災の打撃を受け、学校経営から手を引きました。その後を引き継いだのが、野口援太郎という池袋児童の村小学校で小学校教育をしていた教育者です。池袋児童の村小学校を卒業した生徒が進学する中等部として、実務学校を城西学園として再出発したのが始まりです。今の年齢層の教育が始まったのが大正14年前後からです。その時掲げられたのが『天分の伸長』『個性の尊重』『自発活動の尊重』の3つの言葉です。この方が、教育開発で主眼に置いていたのが注入教育から開発教育にどのように移していくかの部分でした。教室に詰め込み、座学中心で全体に同じことを教える教育から生徒一人一人が体験し自分で考えて学んでいくプロセスを大切にする学校にしました。また野口援太郎は『生徒同士の人間関係の構築の中での成長が学校の場には必要だ』と当時の教育学者の中で、初めに言い出した方でした。
【現代に繋がる教育】
例えば理科の実験では、教科書で勉強をするスタイルから生徒同士で一緒に合同で実験をしたりするスタイルを日本で初めて導入しました。これが本校のバックボーンとして根付いており、体験を通した学びを大事にしております。ここ最近の流れでいうと探求活動ですが、この分野を100年前からやろうとした先生で、それが今でも続いている学校です。一つは『体験を通した学びを大事にする』、もう一つは『人間関係の中での成長する』ことを大切にしている学校です。
【国際教育】
貿易から始まった学校なので国際教育・交流があります。40年以上前から交換留学の制度があります。中学・高等学校の6年間のプログラムを考えた時に『JOSAI Future Global Leader Program』という名前を付けて体験学習と国際交流をしています。軸に置いているのが全員参加のオーストラリア海外研修です。中学3年生3学期、中入生は内部進学をするので高校受験がありません。そのタイミングで全員がオーストラリアに渡り、ホームステイをしながら現地校での学校生活を経験します。それに向けて中学1・2年生では成長段階に応じて指導し、中学3年生になるまでに海外で親元を離れて生活ができるように生活力を上げ、海外で英語での授業を受けて理解できるように語学力、コミュニケーション力、基礎学力を身に付けていきます。また、現地にわたるまでに日本の文化を学び、海外との違いを研究する活動をしています。自分で好きなテーマを決めて、日本と海外の違いを調べ、プレゼンテーションをまとめる。最終的に中学3年次にオーストラリアに割った際にはその内容を英語でプレゼンテーションができるよう進めていきます。
Q6: 自転車で通学することはできますか
A6: できます。台数に制限がありますので、自宅から直線距離で1㎞より遠く4㎞より近いことが条件になっています。安全面を考慮しこの範囲にさせていただいています。自転車で通学しているのが全校で約100名です。
Q7: どのエリアから通ってくる生徒が多いですか
A7:近隣の方が非常に多いです。地元に根付いている学校なので、練馬、板橋、豊島の3つの区が非常に多いです。西武池袋線と有楽町線沿線上の方が中心になります。西に行くと有楽町線沿線の清瀬や東久留米、北は所沢や新座、志木あたりから通学しています。一番遠い生徒で川越から通ってくる生徒もいます。山手線内の方もいらっしゃいます。
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Q8: 中学校はコース分けをしていますか。
A8: 本校では人間関係を通した成長を考えるうえで、成績でクラスを分けていません。高校も1クラス『Culture & Sportsクラス』を作っていますがそれ以外はフラットなクラスです。
Q9: 少人数授業や習熟度別授業をおこなっていますか。あればどのような教科で行っていますか。
A9:英語に関しては入学する段階でレベルに差があります。英語資格型入試という英語を活用した入試をしていますので、入学の段階で英検2級レベルの実力を持つ生徒が1割弱います。その生徒たちは上位クラス設定をしています。それ以外の生徒たちは、初めて英語を学ぶ生徒たちですので、2段階に分けています。英語の授業が週7時間ありそのうちの2時間がオールイングリッシュの授業になり習熟度別のクラスになります。週1時間ネイティブの教員と日本人の教員のTT(ティームティーチング)で学習をしています。残りの4時間の授業は日本人の教員が文法を教えています。
高校では1年生では、国語の古典・英語・数学で習熟度別で学習をしています。定期試験ごとにクラス分けをしています。
Q10:体験重視の教育プログラムを多く組まれていますが、どのようなものがありますか。
A10: 非常に多岐にわたっています。通常授業の中で、本物を見せることを基本にしています。ネイティブの授業がそれの典型です。それ以外でも私(坂本先生)の専門の理科では、中学3年間で、実習・観察を100以上行います。社会では、東京第一弁護士会にご協力を頂き学内で模擬裁判を体験しています。また国語の古典の一環で、落語教室をしています。実際に噺家(落語家)の方に来ていただいて、落語を聞き、自分たちでもやります。
宿泊行事では、中学1年生がサマースクールで自然体験をしています。テントに宿泊し自分たちで食事を作ることを体験しています。他にもファームステイで農家の方と一緒に農作業をします。テントでの宿泊を経験している子が少なくなってきました。自然をイメージで捉えるのではなく、自然の中での生活の不便さや不自由さを体験を通して理解しておいてほしいと感じています。
通年行事で稲作体験を行っています。田植え、稲の観察、収穫をします。そのお米を文化祭で販売しています。場所は千葉県ですが、ライブカメラでどのように育っているかを見ることができます。昔ながらの作業から、ドローンで農薬を撒いたり、コンバインで稲を刈ったりと現代の作業まで一通り見せていただいています。
Q11:高校へ進学する際に入学試験はありますか。
A11: 入学試験はしていません。基本は全員が中高一貫の6年間の教育過程で行っています。ほぼ全員が内部進学をするように動いておりますし、6年間で教育課程が完成する前提でおります。
A12: 高校1年生から同じクラスになります。本校はカリキュラムの先取りをしない中学校なので、高入生と同じスタートラインで始めることができます。中学生のうちは、無理に先取りを推し進めるよりは、入学いただいた生徒たち全員が、中学3年間でやるべき内容を完全に理解し、使いこなせるようになることを重視しています。
✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎
Q13:高校1年生から2つのクラス(Academic&Creativeクラス、Culture&Sportsクラス)に分かれていますが、特徴を教えてください。
A13: 以前は、普通クラスとCSクラス(Culture&Sportsクラス)の二つに分けており、普通クラス6クラス、CSクラス1クラスでした。CSクラスは、硬式野球部で入学してくる生徒たちで、基本全員がシニアチームで野球経験があり、クラブ推薦で集まってきている子たちで、約20名強います。あとは陸上・剣道・柔道・サッカーを続けている生徒たちのうち、顧問から推薦があった生徒たちが数名入ります。また外部のクラブチームでスポーツしている生徒や芸能活動をしている生徒も在籍しています。今までにはクラシックバレエをしている子やトランポリンの全日本で所属をしている子や女子サッカーのクラブチームに在籍している子などがいました。
普通クラスが来年度からACクラス(Academic・Creativeクラス)に名称が変わります。Academicの要素として一般選抜向けの学習を進めていくためのサポートを充実させています。駿台予備校と提携し、駿台ゼミを放課後に受講することができます。また本校の教員が大学受験対策のゼミを放課後や7時間目に開講し、通常授業よりも一段階高いレベルの講座を学内で受講することができます。Creativeという部分では、探究活動を高校で、拡大させています。今年度の1年生から授業枠の中に入れて、探究活動しています。
Q14:硬式野球部は野球推薦の生徒しか入部できないのでしょうか。
A14:現在はそうです。普通クラスでも在籍できた時期もありましたが、現在は、CSクラスの午後は、自由選択授業になっています。硬式野球部の生徒たちは午前中で授業を終えて午後にはグラウンドで活動していますので、全員がCSクラスに在籍しているメンバーで成り立っています。
Q15: それぞれのクラス数を教えてください。
A15: 来年度からACクラスとして6クラス、CSクラスとして1クラスです。
Q16: 春期・夏期・冬期講習がありますか。あれば何講座くらい準備されていますか
A16: それぞれ春期ゼミ、夏期ゼミ、冬期ゼミがあります。高校1年生から3年生で開講しています。5日間で1期分になっており、高校1・2年生は1期分、1年生は英数国の3教科でレベルを分けて設定しています。2・3年生は理社が加わります。高校3年生が特に多く、4期分設定しており、全部受講すると1か月分になります。予備校に行かずに学び続けることができます。
Q17: 先程、予備校の話が出ていましたが、校内予備校があるのでしょうか。
A17: 常駐して質問の対応をするものではありませんが週2回、駿台の先生による英語と数学の授業を受講することができます。これは成績上位者のみの講座で、受講できる生徒には、学校側から生徒に声をかけた生徒のみです。希望したければ成績を上げてもらいます。受講できるのは一般選抜を希望している約20名です。授業だけでなく進路相談ものってもらうことができます。
A18: 中学は8割です。高校は約7割です。学校以外で活動をしている生徒もいますので、何らかの部や団体に所属して活動をしている子がほとんどです。
野球・陸上部は全国大会レベルですので大変ですが、週に2方~3回運動したい生徒や、文化部で週に1~2回活動している2つの部活動に加入して楽しんでいる生徒も多いです。
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