【学校紹介】中央大学附属中学校高等学校 前半(インタビュー&イベント日程)

学校紹介:インタビューNo.82

中央大学附属中学校高等学校

東京都小金井市貫井北町3-2-1

自主・自治・自律を基本とする、自由な校風

共学校

今回インタビューに答えてくださった
副校長 大島 誠二 先生

👇👇👇2023年入試イベント👇👇👇

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

日程予約期間時間内容
2023年6月17日(土)6月1日(木)
~6月17日(土)14:00
14:00~15:00帰国生入試学校説明会
(オンライン)
2023年7月15日(土)7/2(日)16:00
~7月15日(土)9:00
9:30~12:00
13:00~15:30
OPEN CAMPUS2023
2023年9月9日(土)要予約第1回学校説明会
2023年11月4日(土)要予約第2回学校説明会
長期休業期間要予約9:00 ~ 16:30
見学受付 (17:00最終)
学校見学
土  曜要予約13:00 ~ 16:30
見学受付 (17:00最終)
学校見学

✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎

日程予約期間時間内容
2023年6月17日(土)6月1日(木)~6月17日(土)14:00~15:00帰国生入試学校説明会
(オンライン)
2023年7月16日(日)7/2(日)~7月16日(日)9:30~12:00
13:00~15:30
OPEN CAMPUS2023
2023年10月21日(土)要予約第1回学校説明会
2023年12月2日(土)要予約第2回学校説明会
長期休業期間
   
要予約9:00 ~ 16:30
見学受付(17:00最終)
学校見学
土  曜要予約13:00 ~ 16:30
見学受付(17:00最終)
学校見学

✐✎✐✎その他✐✎✐✎

日程内容
9月23日(土・祝)・9月24日(日)文化祭【白門祭】
2月14日(水)教養総合成果発表会(SSH成果発表会)

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:1909年(明治9年)に創立され、歴史と伝統がある御校ですが、現在各学年何クラスあり、何名ずつ在籍していますか。

A1:学年によって変動はありますが、中学は最大175名5クラスです。1クラスは約35名。高校は390~405名、基本的に9クラス45名です。現在の1・2年生は9クラス、3年生が10クラスです。

Q2:中学・高等学校、それぞれ男女の割合を教えてください。

A2:基本的には半分半分を目指していますが、実際には女子の方が多く在籍しています。

Q3:『自主・自治・自律』の育成を行っていますが、御校の具体的な取り組みについてお聞かせください。

A3:基本的には行事の際には生徒主体で動かしていきます。本日もオリエンテーションをしていますが、クラスの委員が主体で運営し、教員は全体の調整やアドバイス役になっています。

Q4:御校指定の制服はありますか。

A4:中学は制服があります。『中附スタイル』という名称です。バリエーションがあり、スカートは3種類、女子もパンツルックがあります。ブラウスは4色、上着も紺とグレーの2種類あります。この中から自分で好みのものを購入して着用します。数種類購入して、日によってかえて登校することも可能です。

高校は私服です。学校が指定した制服はありません。しかし制服の需要はあるので、生協でそれらしいものは並んでいますので、購入される方は多くいらっしゃいます。本校の生協以外でもセーラー服などを着たい場合は、外部で購入されている方もいらっしゃいます。それも私服の一つと考えています。

生徒達は正装用に一着持っていると便利なようで、生協で販売しているものを購入しているようです。もちろんジーパン・Tシャツなどで登校してかまいません。

Q5:ICT教育を行っているようですが、一人一台の端末を各自で準備しているのでしょうか。

A5:iPadを一人一台持っています。落として壊れることがありますので、交換補償をつけています。購入時は70,000円、進級すると通信費で年間43,000円かかります。

Q6:自転車で通学することはできますか。

A6:できます。中学生は半径2.5Km以内、高校生は自宅からなら許可しています。例えば武蔵小金井駅に駐輪場を借りて自転車で通学するのは認めていません。

Q7:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか。

A7:多摩地区、中央線沿線で通う生徒が多くいます。また埼玉県から通ってくる生徒も多く、西武線沿線からも通っています。

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

Q8:中学校はコース分けをしていますか、または習熟度別に学習をされている教科はありますか。

A8:コース分けも習熟度別授業もしていません。以前、習熟度別授業をしたことはありますが、あまり効果がないのでやめました。

Q9:体験型学習を重視した教育プログラムを多く組まれていますが、どのようなものがありますか。

A9:例えば、中学1年生は『ワンデーディスカッション』という遠足です。最初に東京駅周辺を出発して中央大学理工学部を終着点にしています。

2年生は行先を固定にしていませんが、横浜や鎌倉、川越へ遠足に行きます。また10月に京都・奈良の宿泊行事へ行きます。

3年生は沖縄の宿泊行事があります。その行事を見据えて、国語や社会など授業で下調べをして、帰ってきたらまとめさせることを中学校ではしています。

Q10:中学では60冊、高校では100冊の課題図書を読むことになっているようですが、読書後のチェックはありますか。

A10:どこの学校でも課題図書はあると思いますが、本校では試験範囲の1つになっています。年間7回、1回3冊ずつ指定をしています。それを中間試験・期末試験、長期休み明けの宿題テストの中で試験範囲にしています。読んでなければ解けないということになります。

本が好きな生徒に対しては邪魔な制度かもしれませんが、本を普段読まない生徒が多いので、読むという習慣を身につけさせたいと思っています。

最初から3冊全て読めないかもしれませんが『1冊でも好きな本があれば手に取ってください。』と思っています。徐々に読めるようになってきたら、興味関心が増えてくると思います。感想文などは書かせません。

高校も同様に1回の5冊を指定しています。文学作品以外に、新書や啓蒙書も入れています。できるだけ多くのジャンルのものを読んでほしいと思っていますので、エッセイもあれば、古典的な小説もあれば、最近の話題作もあります。

Q11:中学3年生終了時までに英検準2級の取得を目指しているようですが、英語の学習進度が速いのでしょうか。

A11:英語の教科書は『ONE WORLD ENGLISH COURSE』 を使用しています。授業時間数は土曜授業をしていますので公立よりも授業時間数は多いと思います。しかし英検対策をして授業を組みたてているわけではありません。準2級は生徒が自分たちの目標値として やっています。大体8~9割はクリアしています。英検はあくまでも各自で取り組むことにしています。高校では2級を目指して、8割から8割五分は取得して卒業しています。大学も2級を取得しているのが望ましい、と言っています。ただ2級取得は中央大学への進学の条件ではなく、あくまでも努力目標です。

中央大学へ進学する際には、高校3年間の総合成績で推薦順位が決まります。英検を取得していると総合成績に加点されるので、生徒たちは取得しようとしています。

Q12:中学から高校へ進学する際に入学試験はありますか。

A12:ありません。生活態度に問題がないこと、学習態度に問題がないことが条件になります。学校が合わず長期欠席になられる方で外へ出られる方はいますが、ほとんどの生徒が高校に進学します。

Q13:高入生と同じクラスになりますか。

A13:高校1年生は分けています。高入生は5クラス、内進生が4クラスとなりますが、同じフロアで互い違いにクラスを配置しています。体育などで一緒になったりします。高校2年生からは混ぜています。

✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎

Q14:一般公募制推薦入試は、中学での内申と当日の入学試験の結果との割合で、基準は定めていますか。

A14:内申点を4倍しオール5だと180点満点、当日の英語と数学の基礎学力試験が2教科各60点、計120点満点、合計300点満点になりますので、内申点の比率が非常に高くなります(つまり3:2)。そしてこのほかに小論文があります。

Q15:スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校ですが、どのような取り組みをしていますか。

SSHとは:文部科学省では、将来国際的に活躍しうる科学技術人材の育成を図るため、先進的な理数系教育を実施する高等学校等を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、理科・数学等に重点を置いたカリキュラムの開発・実践や課題研究の推進、観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習等を平成14年度より支援しています。

A15:本校で主にスーパーサイエンスハイスクールに関係するのは主に「教養総合」と言われる教科になります。「教養総合」は理系だけに限ったものではなく、探究学習用の授業になります。2022年度の入学生から、中学3年生で「教養総合基礎」を始めています。身近な疑問があれば、それぞれテーマを掲げて調べます。教員のアドバイスを受けながら調べるだけでなく、比較をしてまとめます。

高校1年生になると、中央大学の学部を使って学問の分野の分け方を知り、各学部で学べる内容を調べ、自分の興味がある学部学科について、「大学に入ったとして興味を持って勉強したいこと」を考えます。そしてテーマを設定して調べていきます。

高校2年生は、「教養総合Ⅱ」でフィールドワークを行いながら探究学習を行います。本校は修学旅行がないのですが、この「教養総合Ⅱ」では十数講座に分かれ、講座ごとに目的に沿った場所に出かけてフィールドワークを行います。例えば、講座『光とオーロラの探究』はアラスカに、講座『マレーシア・ボルネオのジャングル自然調査』はボルネオに、講座『国際化と日本』はベトナムに出かけて現地調査を行います。『フクシマ・オキナワを通して近代化・科学技術を考える』のように、国内調査のものもあります。1年間の中で事前学習、現地調査、事後学習を経て、研究テーマをまとめ、2月の研究発表会で下級生に向けて研究成果を発表します。

高校3年生には「教養総合Ⅲ」があり、そこでは1万字の論文を書きます。この論文作成は、本校では、約40年続いています。以前は高校3年になってからテーマ設定を考え、論文作成に取り組ませていましたが、いきなり論文の研究テーマを設定することが難しく、指導の先生が苦労をしていました。現在は、中学3年生から各学年に「教養総合」を設定し、探究学習の訓練を行い、最終的に高校3年で本校の学びの集大成として、論文作成に取り組むようにしています。

理系の生徒は、「教養総合Ⅲ」では理系の先生が指導して、実験を伴った卒業研究をし、論文を書きます。テーマを設定して仮説を立て、自分で実験をしてデータを集め分析し、結論をまとめます。この講座が、最もSSHとしての成果を示すことになります。

Q16:SSHの成果を発表する大会があるのでしょうか。

A16:年に1回、8月に全国のSSH校が神戸に集まり、発表を行う大会があります。本校は、そこで奨励賞を過去5年間に2回受賞しました。その他に2022年度は、日本鳥学会大会で高校生ポスター科学賞、日本地理学会大会で高校生ポスターセッション会長賞を受賞しています。

Q17:部活動の加入率はどのくらいですか。

A17:中学は9割、高校で8割です。

Q18:何時まで学校に残ることができますか。

A18:6時完全下校です。

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