【学校紹介】東京都立深川高等学校 後半(インタビュー&倍率)
学校紹介:インタビューNo.81
素直で明るくて、比較的大人しく、優しい生徒たち
東京都立深川高等学校
『自主・合理・積極・協調』

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎英語力✐✎✐✎
A19:四技能の総合的な向上です。これを目指しているので、テキストを教員が用意をして教科書と併用して活用しています。その教材はプリントで準備していますが、ライティング・リスニング・リーディングなどすべて盛り込まれています。教員やALT 、JETの問いかけで、質問に答えたり書いたり、問題を解いたりしながら四技能の向上を図っています。
リスニングやリーディングやスピーキングに関しては、対話を本校では鍛える取り組みがかなり大きいです。先ほど話したGE-NET20 (Global Education Network20)に指定されているので、JETが2名、ALTも3名、合わせて5名います。TT(チームティーチング)がかなりの授業のコマでできますので、英語コミュニケーションⅠなど、リスニング、リーディング・スピーキングを重視する科目は、TT授業なのでネイティブイングリッシュの授業または教員のオールイングリッシュで積極的に英語を話す授業にしています。かなり会話を重視していますので、力がついています。
Q20:都立高校では珍しく海外語学研修がありますが、何名くらいの方が参加していますか。(オーストラリア)
A20:大体30〜40名の募集をします。以前オーストラリアへ行っている時は40名弱の生徒が参加していました。コロナで中止になり、昨年開催したブリティッシュヒルズには約30名の生徒が参加しました。
今年度は海外を復活させようとオーストラリアを予定しています。(令和5年の夏休みに2週間のホームステイ)
Q21:都立高校には留学制度(次世代リーダー育成道場)や文部科学省の『トビタテ!留学JAPAN』ありますが、御校から志望する生徒はいますか。
A21:毎年数名参加しています。次世代は今年で11期生になりますが、毎年2名から4名の生徒が参加できています。次世代は学校で選抜をして、東京都に推薦を出してから東京都で選考されます。本校には英語能力の高い生徒が入学しています。外国語コースの生徒だけではありません。普通科の生徒達も英語を活かして『将来海外へ』や『英語を活かして進学に』と考え、意識が高く、外国語に興味が高い生徒が在籍しています。
留学したいと考える生徒は、より意識が高く、英検二級はみんな取得しています。
✐✎✐✎進路指導について✐✎✐✎
Q22:2者・3者面談はどのくらいの頻度で行われていますか。
A22:2者面談は最低学期に一度は、実施しています。必要に応じて生徒によっては、それ以上行っています。3者面談は、最低学年に一度は行っていますが、進路のことや成績のことや、生活態度など、様々な内容で、保護者の方に来ていただいて、三者面談をしています。保護者の方には、毎年来ていただいています。
保護者会も毎学期開いています。各学年三分の一以上、多い時で半分以上の方が参加してくださいます。
Q23:進路を決めるにあたってどのようなキャリア教育を行っていますか。
A23:色んな科目を通じてキャリア教育を実施していますが、東京都で指定されている『人間と社会』や『総合的な探究の時間』『ホームルーム』を通じて、仕事から進学を考えます。どのような仕事があるのか、その仕事に向けてどのような進学があるのかを考えるために、講演会やボランティア活動、地域交流やスピーチコンテストに参加したり、卒業生との懇談会をしたりしています。
英語関係では、TOKYO GLOBAL GATEWAYに参加しています。
地域交流では、江東区からよく声がかかります。書道部がパフォーマンスに参加したり、生徒会がボランティア活動に参加しています。本校には国際協力ボランティア部があります。去年は都立科学技術高等学校とコラボレーションをして、探究活動の全国大会に出場しました。以前は地域をきれいにするために清掃活動をしたり、お祭りに参加したりしていました。
本校の書道部は書道パフォーマンスをするので、地域のイベントで、お客様に披露して場を盛り上げることをしています。
消防活動も一年生で防災訓練をしますが、地域の消防団の方に来ていただいて、この深川消防署の指導の下、いろんな体験を生徒と消防団と交流を持ちながら実施しています。
このような多くの経験を積ませてキャリア教育として、将来の進路の実現に繋げていこうとしています。
Q24:文理選択のカリキュラムは何年生からですか。
A24:2年生からです。
Q25:大学の入試方法の割合はどのくらいですか。(指定校、総合型、一般)
A25:年によって差がありますが、今年は指定校推薦7%、総合型選抜5%、一般88%
昨年は少し指定校が多かったです。ほとんどの生徒が一般受験をします。
指定校は3年間の学業成績が大きいですし、総合型はその大学の学部学科の選考試験なので、そこの特化した受験対策をしなければなりません。そこを思い切ってしてしまうと、なかなか一般受験が出来なくなってしまいます。生徒たちは悩んでいますが、今年はいろんな形の推薦で国立・上智にも合格しています。何かずば抜けた能力を活かして、総合型選抜で受験する生徒が少しずつ増えるのではないかと思います。
Q26:大学、短大、専門、就職の割合を教えてください。
A26:大学86.5%、短大0.6%、専門4.5%、就職0.3%、進学準備8%です。
Q27:大学進学に向けた取り組みとして、深川高校独自のものはありますか。
A27:何よりも英語力を生かした進学として、全員に検定を受けてもらっています。英検2級を取得しようという目標を設定しています。
チューターを活用できるようにしています。本校を卒業して、大学に進学した大学生に来てもらい、定期考査前や夏休みに教えてもらっています。塾のような、あるいは家庭教師みたいな形で学習ができます。
色んな学校で、勉強合宿をしている学校があります。本校はしていませんが、全校生徒対象で、長時間勉強会を夏に一週間、『朝から晩まで勉強しよう』という期間を設けています。教室を設定して、勉強に取り組みます。一人で学習するよりは、周りが学習する姿を見て、刺激を受けながら努力を長時間続けられるようになるための取り組みです。3年生は別の進学講習があるので、長時間勉強会を途中で抜けて講習に出る生徒もいます。
令和5年度の2年生から生徒一人一台の端末を持つようになりました。スタディサプリを入れて動画を見て学んでいます。また端末を通して学校から課題を出しています。
スタディサプリは、1年生は全員加入ですが、2・3年生は希望制になっています。学校全体で割引になりますので、個人で入るよりは安くなります。
✐✎✐✎その他✐✎✐✎
A28:ありません。
Q29:心のケアはされていますか。
A29:コロナで東京都全体でもそうですが、本校においてもいろんな悩みや心の問題を抱えた生徒が増えてきています。その生徒に対してケアをしています。スクールカウンセラーを配置していて、出勤されるときは朝から晩まで予約が入っています。
特に心配な生徒にはYSW(ユースソーシャルワーカー)を付けたり、相談員を配置したりしています。色んな関係機関とも連携をしています。本校から直接というわけではありません。先方から連絡があり、連携が必要な時は、児童相談所や医療機関に教員が出向き(病院の)先生から話を聞くなど、丁寧な対応をしています。
Q30:都立深川高等学校らしい生徒とはどのような生徒ですか
A30:素直で明るくて、比較的大人しく、優しい生徒が多い気がします。非常に優しいです。私から見たら、もっと欲をもって多くのことにアグレッシブに取り組んでほしいと思います。一歩踏み出す時に、我々が後押しをするような場面があります。中には積極的にチャレンジする生徒はいますが、学校全体でいうと近隣の他校のような『はち切れんばかりの青春!』というよりは、文科系の部活動が盛んなこともあり、落ち着いた雰囲気だと思います。
Q31:都立深川高等学校として知っておいてほしいことはありますか。
A31:来年度、令和6年度100周年を迎え、歴史と伝統を誇る学校です。国立大学・難関私大・GMARCHあるいはそれ以外の大学、それぞれの目標に応じた進路を実現することを目指しています。文武両道を極めて何事にも勇気をもち積極的に取り組んでほしいと思っています。本校は国際理解に力を入れていることから、将来、国際社会という広い世界に目を向けて活躍できるように3年間しっかりと育ってほしいと考え、そのような教育をしている学校です。
👇👇👇受験倍率👇👇👇
年度 | 最終応募倍率(男子) | 受験倍率(男子) | 最終応募倍率(女子) | 受験倍率(女子) |
2023 | 1.89 | 1.80 | 1.98 | 1.64 |
2022 | 2.01 | 1.86 | 1.63 | 1.42 |
2021 | 1.85 | 1.83 | 2.01 | 1.63 |
👇👇👇その他👇👇👇
✐✎✐✎運動施設✐✎✐✎



✐✎✐✎図書室✐✎✐✎




✐✎✐✎生徒たちの作品✐✎✐✎





✐✎✐✎その他✐✎✐✎


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