【学校紹介】東京都立墨田川高等学校 前半(インタビュー)

学校紹介:インタビューNo.76

東京都立墨田川高等学校

墨田区東向島3-34-14

プラスαの努力で、現在(いま)より輝く未来を

共学校

今回インタビューに答えてくださった
統括校長 渡邊範道先生

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:1922年(大正11年)に東京都立高校で七番目に創立した墨田川高校ですが、現在各学年クラスは何名ありますか。

A1:本校は、令和4年10月に記念すべき創立百周年を迎えました。校章にある「七高」とは、創立時の東京府立第七中学校、その後の都立第七高等学校に由来しています。戦後に男女共学の墨田川高等学校となり今に至っています。現在は、1年生が8クラス、2年生が7クラス、3年生が8クラス、全校生徒は約900名です。

Q2:男女合同枠で募集されていますが、男女比を教えてください。

A2:6:4で女子が多いです。特に、吹奏楽部入部希望者には女子が多く、吹奏楽を墨田川高校でしたいという希望をもち、品川区や豊島区など遠くの中学校出身の生徒も来てくれています。

Q3:今年で百周年を迎える学校として、伝えられている「文武不岐」があります。この言葉で墨田川高校が目指すものを教えてください。

A3:「文武不岐」とは、勉強だけでなく、部活動や学校行事も頑張り成果をあげるということです。「文」も「武」も両方とも高い成果を目指す「文武両道」とはちょっと違って、「武」(部活動や学校行事)で得たことを「文」(勉強)に役立てたり、「文」で学んだことを「武」である部活動や学校行事に活かしたりと、どちらもより高めながら、たくましい人材を育てていくことを目標として、この言葉を合言葉にしています。

Q4:自転車で通学することはできますか。

A4:もちろんできます。全校の約三分の一が自転車で通っています。一番多いのは約7割の電車通学です。

Q5:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか。

A5:葛飾区が最も多いです。次いで足立区、江戸川区、墨田区、江東区の順です。

✐✎✐✎東京都指定校✐✎✐✎

Q6:東京都教育委員会の「進学指導推進校」に指定されていますが、どのような取り組みを行っていますか。

A6:進学指導重点校、進学指導特別推進校に次ぐ大学合格実績を上げる学校の中から、地域ニーズや地域バランス、学校の取組状況等を総合的に勘案し、東京都教育委員会が指定しています。東京都が進学指導協議会を設置し、進学指導重点校7校、中高一貫教育校10校、進学指導特別推進校7校、進学指導推進校15校が研究協議や情報交換を行っています。また、年に数回の都教委視察や指導があります。本校もこれまでの指定が継続され、令和5年4月1日から令和10年3月31日までの5年間の指定を受けました。

Q7:都内で数少ない「進学重視型単位制高校」の特長を教えてください。

A7:「進学重視単位制高校」には教員が11人多く配属されていることが大きなメリットになります。教員が多いことで、授業数を増やすことができ、2クラス3展開などの授業を行っています。習熟度別に国語・英語・数学や理科で実施し、きめ細かいクラス分けをしています。例えば、数学が苦手なら基礎のα(アルファ)コース、英語と国語は標準のβ(ベータ)コース、理科は得意だから発展のγ(ガンマ)コースというように、自分の実力に合った授業を1年次から受講できることが最大のメリットです。また、受験科目に対応した「マーク演習」「応用演習」「特講」などの科目や、家庭科の「こどもと健康・環境」、保健体育の「専門体育」など進路希望に応じた科目、興味・関心に応じた「フランス語」や「ドイツ語」など、数多くの選択科目が開講されているのも魅力のひとつです。中学生と保護者の皆さんには、このメリットをぜひ知っていただきたいと思います。習熟度授業を行っている学校は他にもありますが、きめ細かさや開設している講座数の多さは単位制高校の最大のメリットといえます。

 ✐✎✐✎基礎知識・技能・学力 ✐✎✐✎

Q8:「特進クラス」があるようですが、何年生からありますか。

A8:1年次生からです。入試方法には推薦、一般とありますので、合格後の3月、全員同じテストを受け、その結果によって、上位80名で特進クラス2クラスを編成します。2年次、3年次に上がるごとに入れ替えもあります。希望者が多いので定期考査や模擬試験の結果から総合的に判断し決定します。特進クラスは授業進度がやや速いのが特長ですが、他の進学クラスでも十分に大学進学の実力をつけることが可能です。

Q9:土曜講習・特別講習はどのように行っていますか。

A9:夏期講習は100講座以上ありますし、冬期講習や3年次の共通テスト後には特別講習なども実施しています。定期考査で成績が振るわなかった生徒に対しての指名制の補習講座なども実施しています。

Q10:自習室はありますか。

A10:あります。自習室のほかにも、生徒たちは図書館を活用しています。年度末に図書館のリニューアル工事の予定があります。同窓会による百周年記念事業で、図書館の机と椅子などが一新され、快適な学習環境となるのが今から楽しみです。

Q11:学校には何時まで残ることができますか。

A11:最終下校は6時10分です。

✐✎✐✎部活動 ✐✎✐✎

Q12:御校の強化指定になっている部活部はありますか。

A12:強化指定は特にありません。運動部が18部、文化部が17部あります。推薦入試のうち、文化・スポーツ特別推薦は、剣道(男女)、サッカー(男子)柔道(男女)、男子バスケット、女子バレーボールで実施しています。水泳部は強化指定をしているわけではありませんが、今年は全国高校総体(インターハイ)で、個人で全国4位入賞を果たしました。私立には強豪校が多くありますが、スイミングチームに入っている生徒が、「都立なら墨田川」と選んでくれるようです。文化系なら吹奏楽部も同様に都立高校では優秀な成績を収めています。また、先日天文部が日本学生科学省東京都大会で最優秀賞を受賞し、新聞に掲載されました。全国大会には惜しくも出場できませんでしたが、素晴らしい活躍でした。

Q13:部活動が盛んな学校ですが、引退はいつになりますか。

A13:種目によって若干違いますが、運動部は5月のインターハイ都予選で、負けてしまったら引退です。軟式野球部は全国大会の予選が5~7月にあるので、夏頃まではあります。サッカー部は選手権に出場する学校は秋頃まで活動していますが、ほとんどの学校は夏の都大会またはその予選で引退になります。文化部は2年生の後半のようです。

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