【学校紹介】法政大学第二中・高等学校 後半(インタビュー&入試情報)

学校紹介:インタビューNo.73

互いに刺激し合いながら、様々な経験をしている生徒たち

法政大学第二中・高等学校

出会い、向き合い、『自分』をつくる。

時計塔本館

✐✎✐✎国際交流✐✎✐✎

Q19:国際交流委員会とはどのようなものですか。

A19:国際交流に興味がある子が、放課後や昼休みに、国際交流委員会室に集まり活動をしています。部活動に入部している生徒でもその合間を縫って活動することもできます。

内容は、留学へ行きたいという生徒はその資料を集めたり、留学から帰ってきた生徒の話を聞いたりしています。実際に海外の学校とオンラインで交流をしたり、現在ドイツとオランダの留学生が来ていますが、その子たちの歓迎会をしたりお世話をしたりしています。中学・高校とも参加している生徒がいてその年によって違いますが、約40名の生徒がいます。

海外に興味がある生徒が多くいて、現在でも5~6名が留学していますし、これから行く生徒もいます。

Q20:ニュージーランドの姉妹校であるオレワカレッジへの年間留学制度では何名の生徒が行くことができるのでしょうか。

A20:高校生を対象としていて、1月から翌年の11月まで行きますが、最大2名です。留学先の奨学金も本校が一部出しています。1・2年生が対象ですが、2年生の1月から出発すると3年生の11月に帰国するので、大学の推薦ができなくなります。それでも留年してでも行きたいというのであれば、行くことができますが、基本は1年生です。

Q21:留学制度の参加基準はありますか。

A21:特にありません。希望制です。希望者が多い場合には選抜となります。何を基準にするかは非公表です。

Q22:オレワカレッジやカナダでの海外研修は、希望をすれば参加することができるのでしょうか。また期間は どのくらいですか。

A22: 定員がありますので、希望者が多くいれば選抜になります。どちらも夏休みの3週間です。ニュージーランド研修は、今まで中学3年生の総合の取り組みとして4つのコースがあり、その研修旅行の一つでした。今の研修旅行は変更され、広島をテーマにして中3生徒全員で取り組むようになりました。そのため、ニュージーランドの語学研修を中学3年生と高校生を対象の希望制としました。しかし、コロナ禍で実施することができておりませんが、来年度は実施する方向で動き始めています。中高で行うのが初めてなので、定員を約30名で実施しようと計画をしています。カナダも同じくらいの規模の約30名で準備をしています。

✐✎✐✎進路指導について✐✎✐✎

Q24:2者・3者面談はどのくらいの頻度で行われていますか。

A24:中学は学期末、成績が出た段階で面談をしています。それが保護者対象だったり、生徒対象だったり、両方だったりします。高校は必要に応じてしています。高校1年生は4月の段階で、教員が生徒を知るために面談し、高校3年生になると進路に関わる面談を密に行っています。

Q25:キャリア教育はどのような事を行っていますか。

A25:中学生は教育実習生や法政二中を卒業した高校生などによる進路講演会をしています。高校生の場合は、1年生は『進路の手引き』を毎学年で出しています。『どのような学部』があり、『どのような事を学べる』のか、そのためには『何を学んでおかなければいけないのか』など進路の選択に必要な様々な情報がこの冊子には書かれています。

外部との繋がりということでは、高校1年生向けには法政二高を卒業した社会人の方や大学から卒業生を招いて講演してもらいます。高校2年生には、学部学科の説明会を大学の職員や卒業生が来て説明をしています。高校3年生は学部学科の説明会ということで、より専門的な話を大学の教員に説明をしてもらいます。法政大学は15の学部があるので、一度に全学部の話を聞くことができないので、2つ選んで集中して聞いてもらいます。金曜日の5・6時間目のホームルームの時間を使い、各時間入れ替え制で聞けるシステムを作って行っています。

大学との関係では、大学に付属校連携室という部署があります。付属校が3つありますが、付属校の高校2年生を対象にして、7月に『ウェルカムフェスタ』という大学の学びについて教えていただく機会を設けています。

他には、夏休みの取り組みがいくつかあります。その一つに『多摩キャンパス体験プログラム』があります。多摩キャンパスには、経済学部、社会学部、現代福祉学部、スポーツ健康学部の4つがあります。そこへ行って体験授業を受けます。私も見に行きましたが、大学生がキャンパスを案内してくれるツアーをしてくれました。また、小金井キャンパスには理系の学部、理工学部、生命科学部、情報科学部の3つありますが、その学部が開催する高校生対象の『ワンデーサイエンスカレッジ』があります。自由に参加することができる取り組みです。

最後に、8月の終わりに『イングリッシュキャンプ』を開催しています。3付属校の希望者が2泊3日で、法政大学だけでなく色んな大学に来ている留学生を相手として、英語づけの生活をします。最終日にテーマを決めて英語で発表をします。以前は多摩キャンパスで行っていましたが、今年は外部のホテルで行いました。

Q26:3校合同の取り組みが他にありますか。

A26:3月に『総長杯 英語プレゼンテーション杯』の開催があります。各校から3組が出場します。一つのテーマで、データを集めて自分の主張を発表します。総長を含め、多くの教員が聞いて審査します。

Q27:内部推薦の基準はありますか。

A27:3校共通したものがあります。英語の外部基準、英検だと2級以上、TOEIC Bridgeだと何点以上などいくつか選ぶことができます。英語の基準が1つ、もう一つが『基礎的思考力確認テスト』という長文を読んで自分の考えを設問に対して書いていく論述の試験があります。そこで基準を満たすこと。3つ目が一番大変だと思いますが、普段の成績です。高校1年生から3年生の2学期までの全教科の10段階の平均が6割以上の成績を取っていることです。この3つの基準をクリアすれば推薦権を得られます。推薦権を得られるだけで、希望する学部に行けるかは、成績順になります。

Q28:法政大学を併願することはできますか。

A28:できます。しかし、学部学科の選択においては、法政大学を第一志望としている生徒が優先されます。

Q29: 内部推薦、指定校、総合型、一般の大学入試の割合はどのくらいですか。

A29:97~98%が法政大学への推薦権を取りますが、実際に法政大学へ進学する生徒は、約90%です。残りの10%が他大学へ進学しています。

✐✎✐✎その他✐✎✐✎

Q30:法政大学第二中学校・高等学校の施設は他にありますか。

A30:特にありません。本校の施設というわけではありませんが、道路の向こう側に大学の施設として多くのグランドがあります。そこを授業や部活で使用しています。

Q31:心のケアはされていますか。

A31:何かあった時には、本人、保護者含めてカウンセリングルームがあり、臨床心理士の方が常にいらっしゃるので、直接連絡を取って予約をすることもできます。

カウンセリングルームには、中からの出入り口と外からの出入り口が両方あります。

生徒本人の場合は、まずは保健室に行ったり、担任に話したりしています。

Q32:法政大学第二中学校・高等学校らしい生徒とはどのような生徒ですか。

A32: 自由に発想しています。文化祭でもそれを実現するためにどのような手順を踏むのかを考えながら実践していました。2500~2600人の生徒がいるので、色んな生徒がいる中で、互いに刺激し合いながら、様々な経験をしている生徒たちです。

Q33:法政大学第二中学校・高等学校として知っておいてほしいことはありますか。

A33:付属校で共通することは、自由度が高いということだと思います。自分がやりたいと思うことをやれる学校です。体育施設や文化施設、図書館も充実しています。充実した環境のもと、大学受験勉強にとらわれることの無い本校では、その自由な時間を自分で考えて、様々なことにチャレンジできます。

👇👇👇2023入試情報👇👇👇

【中学入試】

帰国生一般第1回一般第2回
入学試験日2023年1月8日(日)2023年2月2日(木)2023年2月4日(土)
募集人数男子 若干名
女子 若干名
男子 90名
女子 40名
男子 50名
女子 30名
出願資格2023年3月に小学校を卒業見込み、または、海外の学校で日本の小学校6学年相当の者。
かつ、保護者の海外在留にともなう海外在留期間が1年以上で、帰国が2020年3月以降であること。海外残留期間の算出方法など不明な点は本校入試広報委員会までご相談ください。(新型コロナウィルス感染拡大に伴い、海外残留に関わる特別な事情がある場合も含む)
2023年3月に小学校を卒業見込み、または、海外の学校で日本の小学校6学年相当の者。2023年3月に小学校を卒業見込み、または、海外の学校で日本の小学校6学年相当の者。

【高学入試】

書類選考学科試験
入学試験日2023年2月11日(土)
募集人数男子 180名
女子 90名
男子 70名
女子 55名
募集資格2023年3月に小学校を卒業見込みで本校を第一志望とする者2023年3月に小学校を卒業見込み、または中学校を卒業した者
選考方法以下の基準に基づき、出身中学校から提出された調査書と小論文により選考
①内申点9科合計が一定の水準以上の者
②上記の基準にわずかながら及ばなくても、中学校の活動において、優れた特徴を有する者
③①②を満たし、小論文において一定の水準を有した者。
筆記試験を実施
試験科目:国語・英語・数学
(英語はリスニングテストを含む)
帰国生・既卒生について筆記試験終了後、次の受験生と保護者を対象に面接を行います。
①海外で1年以上中等普通教育を受け、2021年3月以降に帰国した(2023年3月までに帰国予定を含む)受験生とその保護者
②2022年3月以前の卒業生とその保護者

👇👇👇その他👇👇👇

✐✎✐✎而生館(図書館)✎✐✎

SDGs目標別にリスト

✐✎✐✎運動施設✎✐✎

✐✎✐✎その他✎✐✎

木月総合文化棟

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