【学校紹介】島根県立隠岐高等学校 前半:インタビュー

学校紹介:インタビューNo.64

島根県立隠岐高等学校

(普通科・商業科)

島根県隠岐郡隠岐の島町有木尼寺原1

健やかにして、賢く智り、未来を拓く。

離島で学ぶ。

今回インタビューに答えてくださった
教育研究部長・山中秀行先生

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1: 島根県立隠岐高等学校とは、どのような学校ですか。

A1 :県内唯一の普通科・商業科併設校です。生徒は、あいさつをはじめ、基本的な生活習慣が身に付いており、

何事にも熱心に取り組んでいます。小規模校ではありますが、学園祭などの行事は大いに盛り上がります。

Q2: 各学年の何クラスあり何名在籍していますか。また、その中にしまね留学で入学している生徒は何名いますか。

A2 各学年3クラス、1年65(3)2年74(1・365生3)3年60(1)*()内がしまね留学生です。

Q3: 男女比を教えてください。

A3: ほぼ1:1の割合です。

Q4:『健康で、確かな学力を持ち、自立する生徒を育成する』ことを教育目標として、現在と未来のおきを支える人材の育成を目指しているようですが、どのような取り組みに力を入れていますか。

A4:学校設定科目「隠岐ジオパーク研究」「隠岐ジオパーク探究」を通して文理問わず複合的に学び、地域の

魅力と課題を理解し、自分たちにできることを行動しながら考える学習に力を入れています。

Q5:隠岐ユネスコ世界ジオパークの研究・探究についてお聞かせください。

A5: 本校では高校3年間で隠岐ユネスコ世界ジオパークを題材とした探究学習を展開しています。1年次から2年次にかけ、総合的な探究の時間において1学年全員が取り組む「隠岐ジオパーク研究」、3年次の選択科目「隠岐ジオパーク探究」があります。地域をジオパーク(大地の成り立ち・独自の生態系・人の営み)を通して文理問わず複合的に学び、地域の魅力と課題を理解し、自分たちにできることを行動しながら考えていきます。本来の強みを活かしたよりよい未来を目指す過程でのチームの対話や様々な人との協働から未来に向けての自らの在り方・生き方を考え模索していきます。

 ★「隠岐ジオパーク研究」1年次~2年次★

生態系の保全や文化の伝承、地域資源を活かした商品開発などチームごとにテーマを設定し、文献・インターネットだけでなく、現場や現地の人から情報をゲットし、課題やその解決方法を考えていきます。取り組むテーマで研究者、農家、祭りの担い手、観光業者といった出会う人も協力者も異なります。多様な立場の人たちと協働しチームで目標に向かって試行錯誤する中で礼節や相手を思いやる心を育み、社会の一員としてのふるまいも身に付けていきます。答えのない課題に対してどう取り組むか先生たちやジオパークのスタッフたちが伴走者となり、みなさんの活動を後押しします。最終的にチームで模索した解決策を地域へ還元していきます。

★「隠岐ジオパーク探究」3年次選択★

「“ジオパークをする”のおためし隊」として1・2年次での経験をもとに、保全とのバランスを考えた経済活動を実践しています。大地からこれまでの学びを紐づけ、陸と海両方に対して活動を行っています。毎年、学習会とセットにしたビーチクリーンを実施し、参加者の次の行動へつなげる工夫をしています。また、地域の土地利用の現状と農作物の価値づけのために、高糖度のサツマイモを栽培しています。島内の未利用資源や廃棄部分を堆肥として活用し、島ならではの栽培方法を試験しています。栽培だけでなく、地元企業と連携し加工商品の開発、商品ストーリーを構築し、PRの展開まで考えています。他にも学習コンテンツの開発にも力を入れており、地域での学びをシェアするカードゲームの普及活動を行っています。住民の一人としてどう行動するかを常に考えていきます。

Q6:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか。

A6:人口が多い西郷地区からの生徒が多いです。

✎✐✎✐科について✎✐✎✐

Q7: 3つの科(普通科・商業科)に分かれるようですが、何クラスずつありますか。

A7: 普通科2クラス、商業科1クラスです。

Q8: それぞれのコースの特徴を教えてください。

A8: 普通科の特徴は、多様なコースに対応しているところです。国公立大学を志望する人から、私立大学、専門学校、就職を行う人など、多様な進路選択のニーズに対応しています。商業科は地域とのつながりが多いことが特徴です。3年次には地域の資源を活かしビジネスプランを考えることや、IT人材育成事業という取り組みの中で、地元IT企業の方々と一緒に授業を行っています。

Q9: 普通科は2年次で文理選択をしますが、3年進級時にコース変更はできますか。

A9: 3年次のコース変更はできません。2年次の文理選択にミスマッチがないように、複数回希望調査を実施し、コース選びを行います。

Q10: 商業科では多くの資格取得を目指しているようですが、授業の中で学べるのでしょうか。または特別講座があるのでしょうか。

A10:検定試験の内容は授業内で学び、理解を深めます。また、検定の種類によっては、検定日前日に補習を行います。また冬休み明けに大事な検定試験を控えているため、検定補習を放課後に行っています。

Q11: 商業科では、資格を取得できないと進級または卒業ができないということはありますか。

A11:商業科では、卒業要件として取得しなければならない資格はありません。また、取得状況が進級に関わることもありません。ただ、卒業までに取得してもらいたいという努力目標として課せられている資格はあります。その検定試験に合格していなければ、3年次の特別授業期間に補習や校内試験を受けることとなっています。

また、多くの検定取得に励むことは、教科の学習にも直結するため、結果的に教科単位の取得に繋がります。

Q12: 商業科では、販売実習や実践的なIT学習が学べるようですが、選択授業ですか。

A12:商業科での実践的な学習は選択授業ではありません。3年生になると、1、2年次に学んだことを踏まえ、より実践的な授業が増えます(授業名:課題研究・総合実践など)例えば、地域の飲食店のHPやテイクアウトチラシを作成したり、販売実習を行ったりしています。

✎✐✎✐部活動について✎✐✎✐

Q13: 最終下校は何時ですか。

A13: 18:30です。部活動に加入している生徒は、教員の立ち会いの下、延長が認められています。

Q14: 部活動の加入率を教えてください。

A14: 今年度は、兼部者も含めて約90%です。

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