【学校紹介】足立学園中学校・高等学校前半(インタビュー&入試イベント日程)

今回インタビューに答えてくださった 校長 井上 実先生

👇👇👇2022年入試イベント👇👇👇

✐✎✐✎2022年度中学校イベント✐✎✐✎

日程時間内容
5月28日(土)14:00~学校説明会(授業部活体験・なんでも相談)
6月18日(土)10:00~学校説明会
(授業見学・なんでも相談)
6月18日(土)14:00~(授業部活体験)
7月23日(土)10:00~学校説明会
(授業見学・なんでも相談)
7月23日(土)14:00~(授業部活体験)
8月6日(土)10:00~学校説明会(授業部活体験・なんでも相談)
9月3日(土)10:00~学校説明会
(授業見学・なんでも相談)
9月3日(土)14:00~(授業部活体験)
9月24日(土)時間はプログラムにて中学校ミニ説明会学園祭①(個別相談)
9月25日(日)時間はプログラムにて中学校ミニ説明会学園祭②(個別相談)
10月22日(土)10:00~学校説明会
(授業見学・なんでも相談)
10月22日(土)14:00~(授業部活体験)
11月16日(水)18:00~中学校ナイト説明会①
11月19日(土)10:00~学校説明会
(授業見学・なんでも相談)
11月19日(土)14:00~(授業部活体験)
11月30日(水)18:00~中学校ナイト説明会②
12月10日(土)10:00~学校説明会
(授業見学・なんでも相談)
12月10日(土)14:00~(授業部活体験)
1月14日(土)14:00~小6対象中学校入試直前対策
2月18日(土)10:00~学校説明会
(授業見学・なんでも相談)
2月18日(土)14:00~(授業部活体験)
要予約:学校ホームページよりお申し込みください。

✐✎✐✎2022年度高等学校学校説明会✐✎✐✎

日程時間内容
7月30日(土)10:00~講習見学・校内見学
7月30日(土)14:00~探究・情報・部活動体験・個別相談
8月27日(土)10:00~探究・情報・部活動体験・個別相談・校内見学
9月24日(土)高校ミニ説明会学園祭①(個別相談)
9月25日(日)高校ミニ説明会学園祭②(個別相談)
10月8日(土)14:00~個別相談・学校見学
11月5日(土)14:00~個別相談・学校見学
12月3日(土)14:00~個別相談・校内見学
12月24日(土)14:00~個別相談・校内見学
※11月~平日放課後も個別相談、※要予約:学校ホームページよりお申し込みください。

✐✎✐✎2022年高等学校入試相談会✐✎✐✎

日程時間内容
10月8日(土)14:00~入試相談会①
11月5日(土)14:00~入試相談会②
12月3日(土)14:00~入試相談会③
12月24日(土)14:00~入試相談会③
※11月~平日放課後も個別相談、※要予約:学校ホームページよりお申し込みください。

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:1929年に創立され、現在各学年何クラスで、何名ずつですか。

A1:中学校は各学年5クラス、新中学1年生は159名です。中学2年生は185名・3年生は181名です。高校1年生は8クラス276名で、2年生は9クラス262名・3年生は9クラス281名です。

Q2: 『守(しゅ)・破(は)・離(り)』の3つのステップとありますが、どのようなものですか。

A2:最終的に自立することが目標となります。自立した学習者となるために、何事に対しても自分で目標に向かって一歩ずつ進んでいかなければなりません。『自分で自分の人生を切り拓けるようにしていきたい』。これが、『離』です。はじめからそうしなさいと言っても無理なので、基礎基本をしっかりと守り、型をつくる必要があります。それが『守』の部分であり、さらに自分の創意工夫、色々な考えを取り入れて、言われたことだけをするのではなく、アレンジして自分なりに工夫するのが、『破』という段階です。この『守・破・離』を、中学から入学した生徒は、基本的に2年ずつのスパンで実施していきます。もちろん個人差はあります。1カ月で創意工夫できる生徒もいますし、逆に守の段階が長引いてしまう生徒もいます。そのような生徒たちには声をかけ、自分で徐々に離れていけるような教育を組み立てています。そのような教育を目指しています。

Q3:2020年Microsoft showcase Schoolに認定されていますが、学校としてどのような取り組みをしていますか。

※「Microsoft Showcase Schools」は、マイクロソフト本社が認定する教育ICT先進校。2022年5月現在、日本の中高では唯一の認定。

A3:Microsoftを7年前から導入しています。最初は授業でどのように使用していくかを考え、双方向型でタブレットや電子黒板を使用することを中心に、試行錯誤の連続でした。今では先生方のレベルも格段と向上し、確実に定着しています。現在は特に Teamsというコミュニケーションツールで、情報の共有、宿題の提示と回収、面談やオンライン授業など、様々なことを行っています。ペーパーレス化も進みました。また、小テストは、Formsというアプリを使うと瞬時に集計ができ、時間の有効活用ができます。更に、アンケート機能も優れていて、授業アンケート、いじめアンケート、学校説明会アンケート等、様々な場面で活用しています。効もちろん板書した方がいい場合もありますので、先生方がアレンジしながら授業に取り入れたり、学校行事等で賢く使ったりして、効率の良い教育活動をしていくことを日々心掛けています。

この『Microsoft Showcase School』は、認定講師が必要ですが、本校は28名もおり、全国1位であるだけでなく、世界1位の人数です。28名の先生方が、研修を受けて認定講師に認定されていますので、どのように使ったら効果的かを理解し、校内に広めてくれています。学校として『このようにしよう』『このような方針でいこう』というよりも、先生方が自由に使い発展させていくことを目指していることが評価されて『Microsoft showcase School』に認定していただいているのだと思います。Microsoft社とタイアップし、研修行ったり、アドバイスを頂いたりすることもあります。東京都の教育庁や他県の教育委員会が視察に来ました。次第に全国の学校に広がり始めています。それが本校の使命でもあり、本校が取り入れているICT教育の方向性でもあります。

Q4:コロナ対応もスムーズにできたのではないでしょうか。

A4:オンライン授業は比較的スムーズにできました。私が突然『オンライン授業にしましょう』と言っても先生方は、すぐに対応してくれました。社会情勢を見ながら感染者が増えてきたときや、学校において感染者が複数出てしまった時などに『一定期間オンラインにしましょう。』と言っても、翌日から先生方だけでなく、生徒も慣れているので対応できました。学校に行くのが心配なご家庭の生徒が自宅でオンラインで授業等を受講することも取り入れています。これに関しては、本校は苦労した点がほとんどなく、スムーズに対応できました。

Q5: 自転車で通学することはできますか 。

A5:できます。本校は近隣から通ってくる生徒が多くいます。自転車通学を希望する生徒を全員集めて、一定時間の安全講習を受けてもらいます。そして任意保険に加入し、その証明を提出してもらうことで、許可を出しています。許可の際にステッカーを渡しますので、自転車に貼ってもらい駐輪場に置くことになります。約200名の生徒が自転車通学をしています。範囲は近すぎず遠すぎず、ドーナツ形に距離を決めて、その範囲内であれば、通学許可を出しています。

Q6:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか。

A6:足立区、葛飾区、墨田区、台東区、江戸川区の墨東5区と千葉県、埼玉県は近隣ですので、多く通っています。一番遠くても1時間くらいです。川崎や品川から通ってくる生徒も増えてきています。ベイエリア、江東区の生徒も年々増加しています。

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

Q7:中学校はどのようにクラス分けをしていますか。

A7:入試で成績を見させていただいて、上位の生徒を選抜しています。特別クラスと呼んでいますが、高校の探究コースに直結するように指導の方向性を示しています。残りの4クラスは一般のクラス分けをしています。高校の探究コースや文理コースに進めるように指導をしていきます。

Q8: 中学三年間でクラスの入れ替えはありますか。

A8: 毎年入れ替えを行います。毎年特別クラスに入るチャンスがあります。

Q9:中学3大行事の一つの『強歩大会』はどのようなものですか。

A9:葛西臨海公園まで往復するという行事です。約33Kmです。山手線をちょうど一周する距離です。これは縦割りで上級生と下級生が4・5人の班を作り、上級生が下級生の面倒を見ながら完歩するというもので、本校の特色ある行事の一つです。最初生徒たちはものすごく嫌がります。『そんなの無理ですよ。』という声が聞こえますが、朝集まって上級生に説得され、ようやく進んでいく光景を見かけたりしますが、翌年2年生になると、逆に経験者として下級生に『たいしたことないよ』と話してくれます。徐々に心と身体の成長につながっている気がします。ところどころ先生のチェックポイントがあり、体調の確認や安全指導をし、葛西臨海公園で昼食をとり、休憩をとり、学校へ向けて出発します。帰校後は食堂で軽食を取り解散します。遅い生徒で8時間くらいかかる生徒もいますので、1日がかりです。以前は戻ってくるときに土手が真っ暗になってしまい、懐中電灯を持たせて帰ってくるということもしていましたが、安全性を考慮してタイムアップやリタイアも許可するようにしています。上級生は、下級生の面倒を見てあげることで成長しています。上級生自身、到着しないと自分も帰れないので、下級生のバックを持ってあげたり、一生懸命に励ましたり、おぶってあげたりしている生徒もいます。弟のように可愛がってる姿をよく見ます。

Q10:中学3年生でイギリス語学研修が希望制で行われていますが、どのくらいの期間で実施されていますか。また何名くらいが参加しています。 

A10: 中学3年生と高校1・2年生が対象となります。イギリス、ラグビー校というラグビー発祥の学校です。そこで、インターナショナルコースという、本校だけでなく、様々な国から来る生徒たちと共に学ぶというスタイルの語学研修で、期間は2週間です。

Q11:オーストラリアスタディツアーの対象は何年生ですか。どのくらいの期間で実施されていますか。また何名くらいが参加しています。

A11:対象は中学1年生から高校2年生までです。こちらも2週間です。オーストラリアのメイベルパークジュニア・シニアハイスクール(クィーンズランド州)と本校が提携をしています。ホームステイで実施していますが、初歩段階のプログラムとして設定しています。『守・破・離』の海外プログラムとしては『守』になります。2人1組で一つの家庭に入ってもらいます。上級生と下級生という形です。最初は不安でしょうから、体験版として設定しています。

その次の段階として、オーストラリアのターム留学を設定しています。原則として高校一年生の7・8・9月に設定しています。これは各ご家庭に一人でホームステイし、学校も基本1校に一人です。完全に自立させるためのプログラムです。それ以外にはマレーシア修学旅行が高校2年生で設定されています。高校の修学旅行は、現在、北海道・沖縄・マレーシアの希望選択制です。

さらに、イギリスのオックスフォード特別留学があります。16歳以上の生徒が対象です。オックスフォード・ハートフォードカレッジにおいて、5~6名のチームに一人の大学生が付き、探究活動をするハードなプログラムです。全て英語で、専門的な英語も飛び交うのでかなりレベルの高い研修となります。これは『守・破・離』の『離』になります。一番の仕上げとして設定しています。コロナ禍で実施できていなかったのですが、この夏から開始します。

Q12:イギリスのオックスフォード特別留学は、資格などのボーダーラインは決められていますか。

A12:希望すれば行けますが、事前指導が厳しいです。特に英語を厳しく指導されます。オックスフォード・ハートフォードカレッジ出身の方に特別講師をお願いし、英語はもちろん、学ぶ姿勢やプロトコル、強い意志等を指導していただきます。何事に対しても負けない心を持つように指導されます。生半可な気持ちでは心が折れてしまいますので、乗り越える精神を身につけることができます。10名以上でないと(このプログラムは)組めませんが、今年は20名が希望しています。

Q13:多くの海外体験ができるプログラムを準備されていますね。

A13:本校では教育の根幹に『志共育』を掲げています。『自分は将来、社会貢献、人類貢献をするためにこうなりたい、こうありたい』という『世のため、人のため』につながる目標を見出すことで、真のやる気が沸き上がってくるはずです。その達成のために毎日一歩一歩積み上げていってほしいという事が、本校の教育理念です。人類貢献や社会貢献は日本にとらわれることなく、世界を見てほしいという意味で、多くのプログラムを用意しています。

探究コースの卒業生の中には、自動運転の装置を高校3年間かけて研究をし、大学でもその研究を続けたいと考え、アメリカのイリノイ大学コンピュータサイエンス学科やデュ―ク大学に合格して、9月に渡米する生徒もいます。生徒たちは、大学名で学校を選ぶのではなく、”この大学で何を学びたいのか”を自分の中で確立させ、大学選びをするようになりました。そのように考えると必然的に進学の質が上がってきています。今、総合型選抜、学校推薦型選抜で大学受験する生徒が増えています。『災害に強いまちづくり』を探究し、東京工業大学の学校推薦型選抜を受けた生徒は、『自分の研究は未完成なので東工大で是非仕上げたい』という想いをぶつけて合格しました。また、次の年には『温度差を使って発電をする、脱酸素時代の発電』を研究し、こちらも東京工業大学の学校推薦型選抜で合格をしました。2年連続で探究コースの生徒が合格している状況です。本校の志共育が成果を挙げ始めていると感じています。この志共育は、指導者を養成する必要がありますので、志共育の専門の団体と協力を得て、指導上のノウハウ等の研修を行っています。本校には現在48名の認定講師がいます。志を導くことはかなり難しいと思います。認定を得ることで生徒への言葉がけが変わってきました。促し導いていくように、一緒に歩むような言葉がけになります。強制や命令、指示の指導ではなく、生徒たちが自主的に歩み始めるように促すことが大切です。生徒たちは力を持っていますので、自分でやる気になれば必ず成果を挙げることができます。そして納得してこの学校を卒業していくはずです。本校は創立93年ですが、設立当初の建学の精神『質実剛健 有意敢闘』(有為敢闘は、『なすべきことがあり、それを貫き通す』という意味)にしっかりと合致した教育になっていると思っています。

Q14:高入生と同じクラスになりますか。

A14:高校2年生から混合クラスとなります。文化の違うところで育った生徒達が、お互いに良い影響を与え合うという意味で混ぜさせていただいています。

インタビュー後半(高等学校・進路指導について・その他)はコチラ👇

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