SDGsって何?からの入試問題
いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。
今日は外に出ればSDGsのマークをよく目にするようになりました。また研修などでも 「SDGs に関連した入試問題が出題されるようになってきた」と耳にします。そこで SDGs とは何か?そこからどのような問題が出題されているのかを見ていきたいと思います。
👇👇👇SDGsとは👇👇👇
SDGsとはSustainable Development Goalsの略で持続可能な開発目標のことをいいます。
持続可能な開発目標とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のため2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
目標では17ゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さないことを誓っています。」日本も積極的の取り組んでいます。
テレビでも毎日のようにSDGsに関する取り組みが報道されています。 SDGs は他人事ではなく私たちの生活の中で組み込まれ、国民全員が意識し考えなくてはならない具体的な課題となっています。
あなたは17ゴールを知っていますか。ここで確認していきましょう。
👇👇👇17ゴールとは👇👇👇
1:貧困をなくそう
2:飢餓をゼロに
3:すべての人に健康と福祉を
4:質の高い教育をみんなに
5:ジェンダー平等を実現しよう
6:安全な水とトイレを世界中に
7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8:働きがいも経済成長も
9:産業と技術革新の基盤をつくろう
10:人やくにの不平等をなくそう
11:住み続けられるまちづくりを
12:つくる責任つかう責任
13:気候変動に具体的な対策を
14:海の豊かさを守ろう
15:陸の豊かさも守ろう
16:平和と公平をすべての人に
17:パートナーシップで目標を達成しよう
👇👇17の目標の中にそれぞれ1~3個の主な課題があります。日本政府や企業、NGO/NPO等が多くの取り組みを行っています。👇👇
👇👇👇公立高校入試で問題として取り上げられています。👇👇👇
2018年度頃から公立高校入試でSDGs関連の内容が取り上げられるようになりました。
2019年度からはその数も増え、全国で設問数は100問を超えています。2021年度入試はコロナ禍にあり、また中学校の休業もあり入試範囲が縮小や配慮がありました。出題は前年に比べて大幅に減少しましたが、これは一時的な話で今後もSDGs関連の問題は増えていくでしょう。やはり圧倒的に出題されている科目が社会、そして英語になります。
👇👇👇2020年度に出題された内容の一部👇👇👇👇
目標1:岐阜県:社会(世界の貧困問題(フェアトレード))
目標 1:滋賀県:社会(開発途上国への二国間援助/開発途上国への技術協力)
目標 2:愛知県:社会(アフリカ諸国のかかえる問
目標3:岩手県:国語(睡眠時間と体力の関係)
目標 3:東京都:社会(乳幼児死亡率のグラフ)
目標4:佐賀県:国語(開発途上国の子どもが抱える課題)
目標5:愛知県:社会(日本の就業者全体に占める女性の割合)
目標6:熊本県:社会(エチオピアの給水施設設置による住民の生活の変化)
目標7:兵庫県:社会(再生可能エネルギーの発電量)
目標7:奈良県:理科(家庭用燃料電池)
目標8:北海道:社会(労働力不足の補い方)
目標8:広島県:英語(ナイジェリアでのビジネスの成功)
目標9:栃木県:英語(フナクイムシから学んだトンネルのシードル工法)
目標9:山口県:数学(家電から取り出した金属とメダル)
目標10:新潟県:社会(世界の人権保障に向けた取り組み)
目標10:福岡県:国語(多様性への理解と対応)
目標11:栃木県:社会(馬路村の地域おこしの特徴と成果)
目標12:北海道:国語(ダンボールのリサイクルシステム)
目標12: 鳥取県:理科(プラスチック製品のリサイクル/生分解性プラスチック)
目標13:福島県:英語(自転車はエネルギー削減につながる)
目標13:和歌山県:社会(温室効果ガスの排出量取引)
目標14:長野県:英語(マイクロプラスチックとレジ袋)
目標14:茨木県:社会(海洋プラスチックごみ)
目標15:山形県:社会(森林が有する多面的機能)
目標16:神奈川県:社会(日本による国際貢献)
このような内容で公立高校入試で取り扱われていました。身の回りにある課題を知り関心を持つことで、入試の際に活用できるのではないでしょうか。
具体的にどのような問題が出題されているのか、教科ごとに別の記事にまとめています。