良いところを見て育てる
親は子どものできないところに目が行く傾向があるなと、多くの親子に接する中で感じます。
塾で生徒を見ていると、
授業中さっき教えてもらったのに、もう忘れてしまった。という場面が少なからずあります。
私はその子ができているところまで褒めてから、分からない部分を教えるように心がけています。
また、毎回定期考査後生徒には各教科の点数を紙に書いて提出してもらっています。
ある定期テストの際に生徒の一人が「全教科のテスト返しが終わってから、紙を提出したい。」と言ってきました。
点数がすべて出揃ったその子が提出用の紙に書く様子を見ていると
その子は低い点数の教科から順に書き始め、最後に最高得点の教科を書いていました。
点数が思ったように取れなかったことは本人がよく分かっています。
その子の学習をサポ―トする者として、まず始めにその子が身につけたことや行った努力に対して焦点を当ててあげることはとても大切なことです。
生徒にとって褒められることは次の学習の意欲へと繋がっていくのかなと私は感じています。
子どもたちの良いところをみつけて、成長させてあげたいと思います。