【学校紹介】都立小石川中等教育学校 後半 インタビュー
学校紹介:インタビューNo.148
『主体的に取り組む生徒、そしていろいろなことに夢中になれる生徒たち』
東京都立小石川中等教育学校
『「立志」、「開拓」、「創作」』
共学校

✐✎✐✎英語力✐✎✐✎
Q18:英語教育で力を入れていることはありますか。
A18:4技能をバランスよく身につけることに力を入れています。特に、3年生の海外語学研修は、国際理解教育と英語教育の両面で大きな役割を果たしています。
また、2年生は秋に国立オリンピック記念青少年総合センターで2泊3日の国内語学研修を行い、その間はオールイングリッシュで生活します。受験のための英語ではなく、実際に使える英語力を身につけることを重視しています。
英語科は以下のように校内コンテスト(例:1年:レシテーションコンテスト、2年スキットコンテスト)を行うとともに、生徒全員が国内外の語学研修を経験します。また、また、英語の授業は1年から6年まで習熟度別少人数授業を行ない、学年に応じて、全員が英語検定(3年生で9割以上が準2級、4年生で8割が2級取得)やIELTS(5年生で76%が5.5以上(英検準1級相当)を受験しています。
本校にはJETが2名、ALTが2名の4名体制です。もちろん日本人の教員も含めオールイングリッシュの授業を行っています。
Q19:東京都次世代リーダープログラムによる留学へ、どのくらいの生徒さんが参加していますか。
A19: 例年4名程度の生徒が次世代リーダー育成道場に参加しています。学校としては希望者が多い場合は校内選考を行い、そのうえで申し込みをしています。
今年からは留学先のプログラムが2段階に分かれるようになりましたが、本校の生徒は難易度の高いアドバンスドクラスに合格しました。
Q20: 海外の高校生と交流があるようですが、どの国の生徒とどのように交流していますか。
A20:3年生が海外語学研修でオーストラリアに行きます。5年生が研修旅行でシンガポールとマレーシアに行きます。海外語学研修ではホームステイをして、8校(1校当たり約20名)に2週間通います。研修旅行では、4校に分かれて、小石川フィロソフィーで取り組んでいる研究発表を英語で行ったりします。オーストラリアやシンガポールからは小石川を訪問することもあります。また、そのほかにも台湾の生徒が訪問するなどの受け入れをしています。
✐✎✐✎部活動 ✐✎✐✎
Q21:強化指定になっている部活動はありますか。
A21:教育委員会等が特に指定をしている部活動はありません。文化系の部活動では、国際大会(物理研会ロケット班)や全国大会優勝(華道部)等の活躍をしています。
Q22:部活動が盛んな学校ですが、引退はいつになりますか。
A22: 部活によって異なります。5年生の終わりから6年生の1学期が多いです。
Q23:部活動の加入率を教えてください。
A23:兼部をしている生徒が多くいるため、延べ加入率は150%を超えます。文化部の数が多く、理科系の部活を複数掛け持ちしている生徒もいます。また、運動部と文化部を兼ねている生徒もいます。
✐✎✐✎進路指導について✐✎✐✎
Q24: 2者・3者面談はどのくらいの頻度で行われていますか。
A24:年に3回程度(学期に1回程度)です。学校として『この時期に面談をする』というきまりはありません。各学年で設定しています。
Q25:最近は都立高校でも校内予備校を設置している学校があると伺います。御校でも導入されていますか。
A25: していません。学校では授業と必要であれば講習や補習をしています。
Q26: 進路を決めるにあたり、どのようなキャリア教育を行っていますか。
A26:進路指導部としては、2年生で職場体験、4・5年生で分野別の模擬講義の実施があります。また、3年生以上では本校OBの大学研究室訪問等もあります。
ただ、進路指導部が調整するものだけがキャリア教育ではありません。キャリア教育は進路指導部だけでやるものではなく、学校全体で取り組むものです。その根底にあるのが「小石川教養主義」だと思っています。
Q27: 『小石川セミナー』とは、どのようなものですか。
A27:学校として生徒に聞かせる講演会です。大学や企業等で活躍する方を招き、講演をしていただきます。 直近では、「宇宙はたくさんあるのか!?」をテーマにカリフォルニア大学バークレー校教授、バークレー理論物理学センター所長に来校していただきました。
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参考…小石川セミナー
Q28: 最終下校は何時ですか。
A28:原則は午後5時ですが、 届出がある場合は午後6時30分までです。自習室は午後6時まで使用できます。
Q29:文理選択は何年生ですか。また割合を教えてください。
A29:クラスや類型による文理選択はありません。6年生についてもクラスは文理混合になっています。(共通履修の5年生のクラスが、クラス替えにならずに続くため)実際の進路の文系・理系の比率は、文9:理11程度です。
Q30: 大学の入試方法の割合はどのくらいですか。(指定校・総合型・一般)
A30:ほとんどが一般選抜です。総合型を使い生徒は若干います。課題研究をしているので、それを活かして合格する生徒もいます。学校として「この選抜方法のほうが有利だから、こちらにしなさい」といった誘導はしていません。
✐✎✐✎その他✐✎✐✎
Q31: 都立小石川中等教育学校の施設は他にありますか。
A31:ありません。
Q32: 心のケアはされていますか
A32: しています。今年からスクールカウンセラーは、中学と高校にそれぞれ2名ずつ配置し、合計4名体制になっています。
Q33:都立小石川中等教育学校らしい生徒とはどのような生徒ですか。
A33:主体的に取り組む生徒、そしていろいろなことに夢中になれる生徒だと思います。自分から高くアンテナをはり、何かに引っかかると寝食を忘れるほど夢中になって取り組むことができる。しかも、それを相対的な比較ではなく、絶対的な目標や自分のめざすものに向かって主体的に努力できる――そういう生徒が小石川らしいと思っています。
Q34: 都立小石川中等教育学校として知っておいてほしいことはありますか。
A34:本校には『小石川教養主義』という考え方がありますので、1つに特化しない教育をしています。特化するかどうかは生徒本人が主体的に選んでいくことです。最初から好き嫌いで決めるのではなく、多くのことに取り組む中で磨かれ、その中から自然に1つが選ばれていくのだと思っています。まずは、学校での生徒の様子を御覧いただき、校風や取り組みを受験(受検)のポイントにしてほしいです。
👇👇👇その他👇👇👇
✐✎✐✎運動施設✐✎✐✎



✐✎✐✎図書室✐✎✐✎



✐✎✐✎生物教室✐✎✐✎


✐✎✐✎化学教室✐✎✐✎


✐✎✐✎生徒たちの作品✐✎✐✎



✐✎✐✎努力の証✐✎✐✎


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