【学校紹介】東京都立小松川高等学校 前半 インタビュー
学校紹介:インタビューNo.131
東京都立小松川高等学校
江戸川区平井1-27-10
『その先の自分へ、未来へ』
共学校
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1:1916年(大正5年)に創立され100年以上の歴史と伝統がある学校ですが、現在各学年何クラスあり、在籍は何名ですか。
A1: 8クラス 950名です。
Q2:今年度から男女枠が撤廃されましたが、男女比はどのようになりましたか。
A2:40~50人男子が多いです。
Q3:小松川高校グランドデザインにおいて『20年後の生徒の将来像として【一歩前へ】の精神で、『時代と人をリード共生社会を築ける人』の育成を目指していますが、どのような所に力を入れていますか。
A3:この通りですが、本校では探究を大切にしています。1年生からメニューに沿って週2時間実施しています。初めに入門があり、プレゼンテーションワークショップ、進路探究、国際理解探究、理数探究を年間スケジュールに沿って行っています。
2年生は週1時間になり各自で好きなテーマをみつけて研究し、発表します。
旧教育課程では1年生から3年生まで1時間ずつでしたが、現在は1年生で2時間、2年生で1時間、3年生では時間を設けていません。
Q4:2年生の探究活動は、個人またはグループ、どちらでどのように行いますか。
A4:テーマが似通っていれば、『あなたとあなたはテーマが似ていますが、一緒にやりますか。』と働きかけをします。『一緒にします。』と言えば一緒に行います。現在、私が担当している生徒は1人で探究している生徒もいますし、3人で探究している生徒もいます。
Q5: 自転車で通学することはできますか 。
A5:できます。全体の7割が自転車で通学しています。
Q6:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか
A6: 江戸川区・江東区・葛飾区・墨田区・台東区・足立区・荒川区が多いです。
✐✎✐✎東京都指定校✐✎✐✎
Q7: 東京都教育委員会より『進学指導特別推進校』に指定されていますが、どのような取り組みを行っていますか。
A7:もちろん進学指導です。『進学指導特別推進校』には学習進学指導に長けた教員が他校よりは多くいます。そういった意味でよりよい進学指導のための体制を作ることができます。
Q8: 『理数研究校』に進学した在校生たちの利点を教えてください。
A8:都が予算を付けますので、希望をすれば非常に安く、あるいは無料で理系関係の施設を見て、意識を高めることができます。理系の部活動の生徒を中心に募っていますが、本校の生徒達は参加することができます。国立科学博物館・筑波宇宙センター(JAXA)で研修をしたり、ライオン(株)の研究室を見学したりすることができます。
Q9:『英語教育推進校』『海外学校間交流推進校』と国際的な感覚が身に付くような2つの指定校になっていますが、それぞれどのような取り組みをしていますか。
A9:『英語教育推進校』に指定されるとJET(Japan Exchange and Teaching Programme)が2名配属されます。また1年生は時程の中で年10回フィリピンと交流をしています。指定されているかいないかで、交流する回数が違います。また全学年GTECの検定料を都が出してくれますので、毎年受けることができます。
『海外学校間交流推進校』では、コロナで行き来ができない時には、オーストラリアやポーランドとオンラインで交流をしていましたが、現在は行き来ができるようになったので、4月にはオーストラリアの生徒をお招きし交流しました。来年3月に本校の2年生全員で台湾に修学旅行に行きます。海外の修学旅行の場合には必ず現地の学校と半日学校間の交流があります。またB&S(ブラザーズ&シスターズ)プログラムというものがあります。それはグループごとになり現地の大学生に半日案内をしてもらいます。
Q10:『Sport-Science Promotion Club』にボート部が指定されていますが、どのようなことを行っていますか。
A10: 強化指定されている部活動です。都から金銭面で支援してもらっているので、思い切り練習をしてもらい、年何回も国体を含めて全国大会に行っています。10年前からインターハイに出場していますが、多くの中学校にはボード部はありません。小松川でボートをやってみたいという初心者の子たちが入学してきます。
✐✎✐✎基礎知識・技能・学力 ✐✎✐✎
Q11:少人数授業や習熟度別の授業はありますか。
A11:習熟別度は、1年生から英語と数学で行っています。
Q12:御校は文理選択がありますか。または全生徒が6教科7科目の授業を行っているのでしょうか。
A12:2年の秋に選択をして3年生から分かれます。学校としては『国公立を』と推していますが、2年生の12月までに第一志望宣言をします。そこで本人もご家庭でも『そこが第一志望です。そこを目標に頑張りましょう』となりますので、『私立でも、国公立でも、理系だろうと、文系だろう』とまっしぐらに行ってもらいます。
Q13:年間20回の土曜授業がありますが、通常授業をしていますか。
A13: 午前中のみ、4時間の通常授業があります。
Q14:長期休み期間中に講習はありますか。あれば、どのくらいの講座をどのように行っていますか。
A14:1日90分を一コマにして月~金曜日を通して行います。それを1講座とします。3年生に提供するのが40~60講座あります。1・2年生は各15講座です。生徒自身が申し込んで受講しています。
高校生は非常に忙しいです。勉強・課題があり、本校の生徒は部活に95%が加入しています。そして学校行事も自主的に計画・実行していきます。その中で、塾に行くのは難しいと思っていますので、充実した講座を設けています。
国立の人数が右肩上げりになっていましたが、この3年間80人台で高止まりしています。その分私立が非常に伸びています。
Q15:その理由はありますか。
A15:諦めさせない指導がありますので、生徒は最後まで頑張っています。
Q16:卒業生のチューター制度はありますか。
A16:都からの要望があり、現在卒業生の大学1・2年生が5~6人が月~金曜日に日替わりで来てもらっています。教員の勤務時間外の17時から19時にやってもらっています。
Q17:チューターは長期休みの間もいますか。
A17:長期休みはそこまで長くまでとは考えていません。
ただ長期休みの部活動に関して、地球温暖化の暑熱対策で、基本は9時から4時までが部活動の時間ですが、一番熱い時間帯になりますので、『朝早くからやる部活動があってもいい』『夕方やってもいい』と顧問の采配で、『ずれても良く、生徒のいる時間帯を8時半から5時でなくてもよい。』としています。
Q18:進路指導計画『ウィンズプロジェクト』とはどのようなものですか。
A18:ウィンズは『WIND』の風、『WIN』の勝つから来ています。『風のように舞い上がって進路を勝ち取る』という意味があります。進路の活動全てです。
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