【学校紹介】白梅学園高等学校 前半(インタビュー)
学校紹介:インタビューNo.123
白梅学園高等学校
小平市小川町1-830
【THE COLORS 今を彩り未来をつくる。】
女子校
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1:1964年(昭和39年)に創立され今年で61年の学校ですが、現在各学年何クラスあり、在籍は何名ですか。
A1: 1・2年生が8クラス、3年生が9クラスです。
Q2:白梅高等学校と白梅清修中高一貫部は同じ学校でしょうか。
A2:違います。母体は同じで、同じ敷地内にありますが、別の学校になります。図書室や体育館など施設を一部共有しています。母体が東京家庭学園です。短期学校が初めにでき、今年80周年に迎えています。小平市に移設して短期大学、高等学校、大学、中高一貫校の順に創立しています。
Q3:御校は ディプロマポリシー(育てたい人間像)として『社会参画』『共学共高』『自探自考』の3つを掲げていますが、具体的にどのようなことでしょうか。
A3:『社会参画』は社会と繋がりながら自分を見いだしていくことです。女子校なので、内にこもってしまう生徒もいますし、『社会と繋がる』という意識を高めていくことを目指しています。『共学共高』はお互いに学びながら高めていく人、『自探自考』は自分で探して自分で考える力を付けていく人です。最終的には社会に貢献できる女性を育成してきます。
Q4:アドミッションポリシー(入学時に期待する生徒像)を掲げていますが、どのようなお子さまでしょうか。
A4:自分で考えて、開拓できる生徒を求めていますが、高校へ入学して3年間の中でそのような生徒を育てて行ければと思っています。また思いやりがあり、優しい生徒が本校は非常に多いので、そのようなお子さまが入学していただければと思います。
Q5:自転車で通学することはできますか。
A5:できます。屋根付きではありませんが、多くの駐輪スペースがあります。自転車で通える範囲は特に設定していません。近隣の生徒もいますし、遠い生徒だと武蔵村山市から約10㎞を自転車で通ってくる生徒もいます。最寄り駅から学校まで近いわけではないので、自転車で通った方が便利なのかもしれませんし、運動部の生徒は体力作りでそのようにしているようです。
Q6:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか
A6:多摩地区が多く、地元の小平市が一番多いです。その他に埼玉県所沢市の生徒が多いです。去年は小平市の生徒を越えてしまいました。本校は、西武線で所沢駅から15分、とても近く通いやすいです。今年度は所沢市63名、小平市74名です。約80%の生徒が東京都、残りは埼玉県や神奈川県から通学しています。
✐✎✐✎学びについて✐✎✐✎
Q7:コース分けをしていますが、それぞれの特徴をお聞かせください。
・特別選抜コース
・選抜コース
・進学コース
A7:特別選抜コースは、基本的には進路別に分かれ、特選国公立系と特選文理系に分かれています。特選国公立系は都内だけでなく、地方にも様々な研究をしている大学がありますので、そちらにも目を向けて国公立に進学を目指していきます。今年は金沢大学へ進学した人もいます。
特選文理系は、難関私大を目指すコースです。特選文理系まで、指定校推薦を認めています。大学によってはカリキュラム的にこのコースでしか、科目が足りない場合があります。
本校の求めることとして、選抜コースは、学校の中心になって部活動、委員会活動を進めて欲しいと思っています。学校の生活において中核を担う生徒たちです。進路としては、受験に対応できるようなカリキュラムにしていますが、近年、指定校を希望している生徒や保護者の方が多いので、7~8割は指定校推薦で進路先を決めています。令和5年度の指定校には、学習院、中央、法政、立教など多くの指定校があります。本人が希望する大学と学びたい事と成績がうまく合えば、良い方法だと思います。
進学コースは、系列大学に保育教育の短期大学があるので、そちらを目指す保育・教育系と他大学・短期大学・専門学校を目指す進学文理系に分かれています。進学文理系の生徒は、他大学へ進学する生徒が80%になっており、大学へ進学する生徒が多いです。保育・教育系は、そのまま白梅学園大学や白梅短期大学へ進学していきますが、他のコースも含め全体の20%の生徒達が併設の大学や短大へ進学します。
コースは受験の際に選択して受験をしていただきます。(中学の)内申点で決まります。
現在の各コースのクラス数は、
3年生は、進学4クラス、選抜2クラス、特別選抜3クラス、
2年生は、進学3クラス、選抜3クラス、特別選抜2クラス、
1年生は、進学3クラス、選抜2クラス、特別選抜3クラスです。
Q8:途中でコース変更はできますか。
A8:学年が変わる時に本人の希望と学校での生活態度、模試の結果、成績を見て、上のクラスへ変更することができます。進路によって上のクラスでないと希望が叶わない時には、上げる場合もあります。
A9:特別進学コースは、元々人数が少ないので、選択授業では、少人数授業になります。コースに分かれていますので、全体として習熟度別にはしていません。
Q10:探究型学習を行っていますが、どのように行われていますか。(個人・グループなど)
A10:学年別に応じて、積み重ねた学習をしています。1年生は論文を書く為に「どのように調べなければいけないのか」を、テキストを使って学びます。担任・副担任のクラス単位で行った後、途中からグループに分かれて行います。2年生は1年生で探究してきた中で興味があるものを考えさせて、テーマ別に少人数で探究をしています。現在(5月)面談しながら何をどのように調べていくかを決めていきます。それを基に夏休みに調べて、最終的には3千~5千字にまとめて論文を書くことを目標にしています。3年生になると進路に結び付けた論文を書いたり、場合によってはプレゼンテーションをしたりしています。
探究活動は3年前に活動が始まりました。外部の大学と連携をして、生徒たちを育成するプログラムに参加し、なるべく探究の一環として外部へ出るように仕向けています。
Q11:ICTを活用した教育を行っていますが、どのように行っていますか。(全員iPad等を購入していますか)
A11:コロナの前から活用がはじまり、コロナ禍では非常に助かりました。現2年生から一人一台iPadを買っていただいています。助成金が出ていますので、新しいものを買っても安く買うことができるようになりました。以前は貸与でしたので、卒業する時に必要なデータを抜いてもらい返却していただいていました。
授業で活用をしています。生徒によってはそれをノート代わりにしている子もいますし、テキストを取ってそこに書き込んでいる子もいます。教員たちも授業で提示したものを配信できます。MetaMoJi ClassRoomを活用しており、書き込みをして提出してもらったり、授業中にモニターでみたりしています。教室全部に電子ボードを設置して、どの教室でもデバイスの画面を映すができるようにしています。
Q12:22世紀『しらうめフロンティアプロジェクト』とは、どのようなものですか。
A12:本校が力を入れている一つです。生徒にきっかけの種をまくことを目的にしており、5~6年前に始まりました。いろんな分野に目を向けていろんな先生に来ていただいたり、私たちが出向いたりしています。コースも学年も問わず希望制で年間約10回開催しています。例えば京都大学名誉教授の西川先生に来ていただいて昨年は『ChatGPTが私たちに与えた課題』について話していただきました。コロナの頃は『感染症について』話していただき、話をうかがった後はグループワークをしました。また他には『十二単講座』『ジェンダーについて考える講座』『歌舞伎を鑑賞』『JICA見学』などがあります。その中で自分の進路や目標、やりたいことを見つけて欲しいと思い、この活動を始めました。基本的には平日の放課後に実施しており、出向くようなプロジェクトは、休日や夏休みを利用して実施しています。希望制で行っていますが、多い時で70~80名の生徒が参加するプロジェクトがあります。
文化祭などでは、『しらうめフロンティアプロジェクト』をきっかけにフェアトレードについて興味を持った生徒たちが出店をしました。
※販売したものは、発展途上国の生産物(コーヒー・紅茶・ドライマンゴー・手芸品)や、原料を輸入し、加工したもの(クッキー)などです。
✐✎✐✎英語教育 ✐✎✐✎
Q13:海外語学研修・ターム留学がありますがどのくらいの生徒さんが参加していますか。
・ニュージーランド(ターム留学・3カ月)
・ニュージーランド(語学研修・2週間)
A13:ターム留学は、1月下旬~4月初旬に丸々1学期分行きますので、選抜をしています。英検2級レベルの英語力と、英語と日本語の面接を行い、通過した生徒のみが参加できます。コロナで中止にしており、今回は久しぶりの実施になりました。4名の生徒が参加し、内訳は1年生が1名、2年生が3名です。
ターム留学は約半額分の助成金が出ますが、語学研修は、全て自費になります。現在非常に料金が高くなってしまったため最低参加人数の10名に満たず、今年は中止になりました。語学留学は、2週間ホームステイをしながらニュージーランドのセントドミニク高校へ通って勉強をするプログラムになっています。以前は20名ほど参加していました。
Q14:国内留学体験として、『British Hills』に行きますが、何名ほどの生徒さんが参加していますか。
A14:ニュージーランドの語学研修が中止になったため、その代わりに始めたのが国内留学体験です。福島県にある『British Hills』です。定員が20名で、人数が多くなった場合は、参加者はくじ引きで決めています。
Q15:英語教育で御校独自のプログラムや力を入れていることはありますか。
A15:1年生は全員がネイティブの教員が担当するスピーキングの授業を受けます。2年生以降は特別選抜コースのみ、ネイティブの教員が担当するライティングの授業があります。2年間ライティングの授業がありますので、力が付きます。英語で面接する大学がありますので、3年生になると、その練習をネイティブの教員が担当して行っています。
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