【学校紹介】島根県立大田高等学校 前半 インタビュー


学校紹介:インタビューNo.151
島根県立大田高等学校
島根県大田市大田町大田568
『 つかめ夢を!大高で! 』
共学校

校長 阿部 志朗先生
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎まずは✐✎✐✎
Q1: 島根県立大田高等学校とは、どのような学校ですか。
A1 : 島根県の中央部に位置し,世界遺産石見銀山や国立公園三瓶山があり,日本海に面した自然,歴史,文化に囲まれた大田(おおだ)市にある公立の普通高校です。島根県で4番目にできた歴史ある高校で創立100年を超える伝統校で,愛称は「大高(ダイコウ)」です。生徒の約8割は国公立,私立4年制大学に進学します。県外生を積極的に受け入れる「しまね留学」推進校の一つです(「地域みらい留学」には参画していません)。
Q2: 各学年何クラスあり何名在籍していますか。また、その中に県外から入学している生徒は何名いますか。
A2 : 各学年普通科3クラス,理数科1クラス,全校生徒は344名(R7.10.1現在)です。県外の中学校出身生徒は10名(3年生5名,2年生3名,1年生2名)です。
Q3: 3つの教育目標を掲げていますが、主にどのような取り組みをおこなっていますか。
・心理を探究し正義を愛する生徒を育成する
・個性豊かなで社会的資質に富んだ生徒を育成する
・健康的で勤労意欲旺盛な生徒を育成する
A3 :3つの教育目標は旧来のもので,決しておろそかにはしていませんが,現在,島根県では各学校でグランドデザインを定め,目指す学校像,目指す生徒像を作成しており,その実現に向けて様々な取り組みを行っています。大田高校では「地域とともに未来を切り開く生徒を育てる」を目指す学校像に掲げ,「自分自身で,決める,語る,動くことができる生徒」を目指す生徒像に定め,地域連携教育,ICT教育,インクルーシブ教育をカリキュラムの3つの柱に据え,とくに力を入れています。グランドデザインは大田高校HPにも詳しく掲載していますので,そちらもご参照ください。
Q4: 寄宿生と通学生がいますが、割合を教えてください。また県外募集人数定員はありますか。
A4: 寄宿生(寮生)21名(約6%),自宅通学生322名(約94%)です。県外募集人数は、普通科4名、理数科4名が上限です(R8年度入試の場合)。
Q5: どのエリアから通学されている生徒が多いのでしょうか。
A5: ほとんど地元の大田市内からの通学生です。隣接する出雲市,江津市や周辺町村からJRやバスで通学する生徒もいますが,公共交通機関が不便なので自家用車での送迎が多いのが特徴です。県外生の出身地(R7年度)は東京1,埼玉2,千葉2,大阪2,香川1,愛知1,沖縄1で,ほとんど寮生です。
✐✎✐✎入学者選抜について✐✎✐✎
Q6:高校入試はどのような入試方法で行われますか。(特色選抜・総合入学者選抜・一般入学者選抜の3つですか?)
A6:島根県の公立高校の入試は特色入学者選抜(特色選抜)と一般入学者選抜(一般選抜)の2つです。特色選抜の中に総合選抜,中高一貫特別選抜,スポーツ特別選抜の3種類がありますが,大田高校の特色選抜は総合選抜のみです。
Q7:特色選抜では、どのような準備をすればいいのでしょうか。
A7:特色選抜は,大田高校では面接試験,国英数3科目の筆記試験,調査書(内申書)で総合的に判断します。プレゼンテーションはありません。一般入学者選抜は,国英数理社の5教科の筆記試験と調査書で判断します。面接はありません。
Q8:推薦入学者選抜から総合入学者選抜に変更になっていますが、どのような点が違うのでしょうか。
A8:中学校の校長先生の推薦書が不要になりました。推薦入試の変更というよりも前期試験(特色選抜),後期試験(一般選抜)の2回の受験チャンスに変わったという印象を持っています。詳細は島根県教育委員会にお問い合わせください。
Q9: 高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)として、どのような取り組みを行っていますか。
A9: ハード面の整備としてハイスペックPC,3Dプリンタ,大型カラープリンタの導入を行い,各科目や総合的な探究の時間での活用を進めています。ソフト面として,文系クラスや理数科で「情報Ⅱ」の内容を含む学校設定科目の導入,ITパスポート試験受験のための講座開設などを進めています。
✐✎✐✎基礎知識・技能・学力 ✐✎✐✎
Q10: 『普通科クラス』『理数科クラス』と2つのコースに分かれていますが、何クラスずつですか。
A10:各学年普通科3クラス,理数科1クラスです。
Q11: Q10それぞれ特徴を教えてください。
A11:普通科は地域と連携した「総合的な探究の時間」に力を入れていて,1年次は地域のモノ,ヒトに出会い魅力を発見する取り組み,2年次は個人・グループで自らテーマを設定して地域の魅力発信,課題解決を行うプロジェクトに取り組む「ダイコウプロジェクト」などが目玉です。また2年次に関西地方に研修旅行があります。一方,理数科は英数理の授業が普通科よりも多め(早めの進度)なのが特徴です。今まで2年次に実施していた関東研修を今年度入学生から1年次に変更しています。また,理数系に特化した内容で主体的に研究を進める「課題研究」に2~3年次に取り組みます。島根県や中四国九州地区の理数科課題研究発表会への出場が目標で,さらに各種学会での発表にチャレンジする生徒もいます。
Q12: 途中でコース変更はできますか。
A12:学科の変更は原則としてできません。それぞれの科内の文理選択については柔軟に対応しています。
A13:英語・数学で行っています。
Q14:文理選択はありますか。あればいつですか。また文理の割合を教えてください。
A14:普通科は2年次に文系2クラス,理系1クラスに分かれます。理数科でも3年になるまでに文系学部への入試にも対応できるように科目選択ができるようにしています。
Q15:9月にサイエンスセミナーがあったようですが、どのようなセミナーですか。
A15:1年の理数科のみが対象で,学校から車で20分ぐらいの国立公園三瓶山(さんべさん)にある島根県立三瓶自然館サヒメルで1泊2日の理系の実験・実習のセミナーを実施しています。2年の普通科理系クラスでもこれをコンパクトにして日帰りで体験するサイエンスキャンプを行っています。
Q16:御校の授業の特徴があれば、教えてください。
A16:以前から島根県のICT教育推進校になっていたので,一人一台PCでの授業実践に早くから取り組んでいました。また,教えあい学び合う「協調学習」にも力を入れており,現在はその推進の中心として活躍する島根県の協調学習マイスターの先生が在籍しています。
✐✎✐✎グローバル教育 ✐✎✐✎
Q17: 英語教育に力を入れていますが、御校独自のプログラムや特に力を入れていることはありますか。
A17: あまり特別な教育活動はありませんが,少人数指導に力を入れています。授業ではありませんが,ESS部を中心にアメリカの高校生との交流を模索中です。
Q18: 留学や語学研修はありますか。
A18:学校としての取り組みはとくにありませんが,個人的に留学にチャレンジする生徒はいます。R7年度は文部科学省が推進する「トビタテ!留学JAPAN」に採用されて,デンマークに短期留学した生徒がいます。
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