【学校紹介】日本女子体育大学附属二階堂高等学校 前半(インタビュー)

学校紹介:インタビューNo.119

日本女子体育大学附属二階堂高等学校

世田谷区松原2-17-22

【体育だけじゃない。強いのは。】

女子校

今回インタビューに答えてくださった
入試広報部長 秋山 誠様

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

A1: 3学年7クラス、全員で209名です。1年生が81名、2年生65名、3年生63名です。3年生は今年卒業した生徒たちです。

A2: 体系化した指導を行っているわけではありません。『礼節』は、部活動や普段の学校生活の中で、挨拶がきちんとできるように教師陣が、生徒一人一人に声をかけています。人に接するマナーや感謝の言葉を相手に伝えることを学校全体として実践しています。ありがたいことに、挨拶は、他校と比べても『元気よく挨拶できる』とお褒めの言葉をいただいています。

A3: 本校は、勉強が苦手な生徒や勉強の仕方が分からない生徒が多く在籍しています。十数年前の話ですが、『英語の初歩A・B・Cが書けない』や『小学校の算数でつまずいた』そのまま中学3年間を過ごしてしまった生徒がいました。その子たちが高校へ入学して、いきなり高校の勉強をするとついていけない現状があり、中には嫌になって学校を辞めてしまう生徒もいました。その子達をフォローするための教育が『リメディアル教育』です。振り返ってつまずいたところからやり直し、分からないところを分かるまでしっかりと面倒を見る仕組みを構築しました。現在3教科で行っており国語・数学・英語を1年生の4月から9月迄の半期をかけて振り返ります。放課後の50分間の講座で行っており週に各教科1日学び直し学習をしています。入学前に学力テストを実施しており、その結果で、つまずいている生徒さんを優先して『リメディアル教育』を受講していただいて、希望者も受講することができます。授業内でも入学し、約一カ月かけて中学校の復習をしてから高校の内容に導入しています。

A4: 任意の保険に加入することが条件になっていますが、希望する生徒には許可を出しています。世田谷区内・杉並区内である近隣で、通える範囲の生徒には、自転車通学の許可を出しています。コロナ前は2~3割の生徒が自転車通学をしていました。やはりコロナ禍には、ソーシャルデュスタンスを気にする生徒が増え、自転車通学を希望する生徒が増えました。今は以前のように戻り2割の生徒が自転車通学をしています。

A5:世田谷区・杉並区・調布市がTOP3です。京王線沿線から通ってくる生徒が多いです、遠くからですと埼玉県、千葉県、神奈川県から通ってくる生徒もいます。遠くから来る生徒は、やりたい部活動があり通ってくる生徒たちです。

A6:大学にはありますが、本校には寮がありません。『本校の〇〇部に入部したい』と希望し、遠方からくる子もいます。そのような生徒には寮母さんや管理人さんがいらっしゃる『学生会館』から通うことで許可しています。

原則は保護者の元から通うことをお願いしています。また親戚の方がこちらにいらしたら、親戚の元から通ってほしいと伝えています。やはりご縁がない方もいらっしゃるので、その場合には『学生会館』の許可を出しています。

✐✎✐✎コースについて✐✎✐✎

A7:コースごとにクラス編成をするのが理想ですし、目標でもあります。現在人数が少ないので、コース関係なく混合して編成しています。1年生は3クラス、2年生は2クラス、3年生は2クラスです。

A8: キャリアデザインコースは幅広い分野を学びます。将来が定まっていない生徒やこれから3年間かけて自分の将来を決めていきたい生徒が在籍しています。多くの体験型学習を中心に学んでいくコースで、また選択科目が30~40ありますので、組み合わせ次第では、自分の将来に結びつくような設計ができるコースです。

本校は普通科なので、専門性を強調するのは難しいですが、特別進学コースの場合は少人数制のクラス編成の中で、大学進学を目指すコースです。主要5科目を学ぶときは特別進学コースの生徒のみで学習をしています。また自立型の学びを促しながら詰め込み学習ではなく、自分から学ぶ姿勢を身に付けていきます。ダンスコース・スポーツコースは、ダンスとスポーツに特化して、ダンスの基礎・技術を学びます。スポーツも同じように多くの種目を学びながら、社会性や技術を身に付けて大学へ進学できる力を養っていきます。

A9:学校によっては部活で構成する(スポーツ)コースもありますが、本校は日本女子体育大学の附属校なので、大学進学ができるように、糸口がつかめるように3年間で多くの種目をバランスよく身に付けていきます。『将来体育の先生になりたい』と目指す生徒がいますので、特定の競技だけではなく、視野を広げて、好き嫌いを無くします。技術だけでなく、多くの競技を学ぶことで、それぞれの競技をしている人の考え、価値観を学ぶことができます。スポーツを学ぶ生徒たちにとっては大切なことで、広い視野になるために多くの種目をチャレンジしてもらっています。

A10:日本女子体育大学にはダンス学科があります。大学の先生方と高校のカリキュラムは相談しながら一緒に作っています。基本は踊る基本を学ぶ、身体の基本を学び、軸をしっかりと育てます。クラシックバレエとモダンダンスは軸を創るうえで重要なため、1年生で習得し、2年生以降で幅広いジャンルのダンスを学んでいきます。生徒には得意、不得手があります。不得手なものに関しても、スポーツコースと同じようにジャンルによって『考え方』がそれぞれあるので、それを吸収して踊りの表現に活かしてもらいます。大学には『見る』『創る』『踊る』の3要素があります。高校でもそれを取り入れ多くのジャンルのダンスを『見ることも』『創ることも』『踊ることも』し、最終的には自分の表現として創造していく力へ発展していきます。そのために色んなジャンルにチャレンジしてもらっています。

A11: 1年生から2年生に進級する際に、再選択ができます。特別進学コースへ進学するためには一定の条件があります。それをクリアし、面接を繰り返し行い『意欲』を確認させていただきます。ダンスコース・スポーツコース・キャリアデザインコースは移動することはできます。但しあまり移動する生徒はいません。いる年でもごくわずかです。

✐✎✐✎グローバル教育について✐✎✐✎

A12:英語・語学という手段を使って学ぶことができる施設が『N-SALC』です。self access  leaning  centerが正式名称になりますが、『自分から進んで、英語で学ぶ』がコンセプトです。英語で会話をし、多くの方と交流をしていろんな国の文化に触れたり、体験を通して学んだりできる施設です。ここにはネイティブの先生が常駐しています。 本校の教育理念が3つあり『コミュニケーション能力を育てる』『表現力を育てる』『問題解決力・課題発見力を養う』です。『コミュニケーション能力を育てる』『表現力を育てる』の一つのきっかけづくりのスペースです。

A13:以前は語学研修がありましたが、現在は休止しています。コロナが明けてきたので今後検討していく課題の一つです。

A14: 英語を苦手にしている生徒が多いので、授業は習熟度に分けて展開しています。授業内容は基礎中心にし、応用を身につけるようにしています。N-SALCを使って英会話の授業をしています。この授業では会話をして楽しく学んでいきます。コースによっては体験学習を取り入れており、TOKYO GLOBAL GATEWAYへ行って実際にグローバルな世界を体験しています。

続きはコチラ👇

【学校紹介】日本女子体育大学附属二階堂高等学校 前半(インタビュー)” に対して1件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。