【学校紹介】東京都立三田高等学校 後半(インタビュー)

学校紹介:インタビューNo.113

学校をよりよいものにしたいという意識を持っている生徒たち

東京都立三田高等学校

Have Wings and Fly High=教養・探究・立志そして世界へ

三田高校の伝統を象徴する『スタインウェイ

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎部活動 ✐✎✐✎

A17: 特に強化指定をしている部活動はありません。限られた時間の中で成果を上げているのは、ダンス部です。今年全国大会で準優勝しましたし、卓球部は関東大会に出場しました。吹奏楽部は吹奏楽コンクールで金賞に受賞しています。その他、変わった部活動としてアメリカンフットボール部や弓道部があります。また水泳部では24時間、365日練習できる温水プールがあり、室内型で空調も利いていますので、年中活動できます。

A18: 兼部をしている生徒もいますので、106%です。高校生活を十分に満喫しています。

✐✎✐✎英語力✐✎✐✎

A19:検定のために教育をしているわけではありません。日頃から4技能の育成『聞く・話す・読む・書く』を着実に身につけることを授業の主眼に置いて、ネイティブの先生と専任の教員がティームティーチングで充実した英語教育を行っています。また三田カップというプレゼンテーションの英語の発表会があります。クラスごとで予選があり代表者を決めて、最終的にクラスの代表者が講堂に集まり、自分自身でまとめたプレゼンを皆の前で発表します。そこは司会も校長も英語で話さなければなりません。少し日本語が混ざりますが、私も少しプレッシャーを感じながら話しています。生徒たちは日頃から自然な形で英語に接することができる環境になっています。

A20: 国連のユネスコから指定を受けており、国際交流を積極的に行う国公私立の学校が指定をされています。例えばユネスコの本部や近隣の大使館とのやり取りがあります。本校で力を入れているのは、カンボジアの学校の寺子屋活動です。学校を創る支援を行っています。具体的には、文化祭の時にバザーをしており、そのバザーの売り上げを寄付しています。またカンボジアを支援する団体と現地とオンラインでつなぎ、交流をしています。やはり言語は英語がベースになっています。

A21: 毎年夏に宿泊の英語研修があります。以前はカナダへ行って語学研修をしていましたが、コロナで途切れてしまい、その代わりに福島県にある『ブリティッシュヒルズ』へ行きます。この施設は神田外語が建てた施設になりますが、設立当初から利用させていただいている関係で、英語漬けの研修を4日程度行きます。また『カナディアンキャンプ』があります。これはカナダの姉妹校の流れですが、日本にいらっしゃるカナダ人の方々とキャンプをしながら、英語を学ぶ研修です。中学校でも行っている学校が増えましたが、TGG(TOKYO GLOBAL GATEWAY)へ行っています。また今年から新しい試みですが、ボストンアカデミックツアーを実施します。ボストン大学やハーバード大学を訪問し、自分が研究したものを発表したり指導を受けたりします。単に語学だけでなく、さらに先に進んだ教科・研究に関するエッセンスをアメリカから吸収していこうという取り組みです。3月20日~4月1日にかけて実施する計画をしています。15名が参加する予定です。

✐✎✐✎進路指導について✐✎✐✎

A22: 年に2・3回定期的に行っています。3年生になると具体化しますので、生徒の必要に応じて定期的に行います。かなり迷う生徒もいますし、早い段階で決める生徒もいますので、生徒によって様々です。三者面談は希望制で行っています。

A23: 本校は大学に入ることが最終的な目標ではなく、大学に入ってどのようなことをするのかを見極めていくことを進路・学年でタッグを組んでやっています。具体的には、模擬試験で定点観測をしていますし、それを基にどのくらい力を高めることができるのかというような、基礎から応用まで、伸ばす教育をしています。さらに大学から伸びる力を常に色んな教科で考えながら教科教育を行っています。そのような取り組みが年々上がっている進路実績の大きな原因ではないかと考えています。

都立高校の中には国公立大学へ進学させている学校がありますが、本校には有名私大への志望者が多いですし、全国の国公立を視野にいれて考えている生徒もいます。

A24: 2年で考えて、3年から分かれます。割合は2:1で文系が多いです。国公立志望になると理系の生徒の方が多くなります。

A25: ほとんどの生徒が一般で受験します。指定校数名、総合型数名です。本校は探究をしていますので、総合型が強いはずですが、あまり総合型では受けません。『打って出て、勝ち取る』というタイプの生徒が多いように感じます。

A26:以前はオリンピック青少年センターで 合宿みたいな形で行っていましたが、それを学校に置き換えて2年生の12月に『スタディーチャレンジ』という、朝8時から夜8時までロングランで勉強する取り組みをしています。講習を受講する生徒もいますし、自分で設定した内容を勉強する生徒もいます。周りも勉強しているので自分もする雰囲気になるという勉強漬けの3日間を過ごします。

2年生対象で、卒業生が来て『大学はこんなところだよ』と伝えてくれる講演会やグループセッションをしています。また10月に約10校から大学の先生に来ていただいて、体験講義を90分していただき、その後質問、セッションという形で行っています。

✐✎✐✎その他✐✎✐✎

A27: ありません。

A28: 生徒の状況を常に担任が把握するとともに、養護教諭や生活指導の方が、それに対してアドバイスをしています。気になる生徒に関しては、カウンセラーに着実に繋げ、ケアをしています。

本校には生活指導を中心としてケアをするメンバーおり、何か課題があった生徒に関して、相談をしているサポート委員会があります。

A29: あまり生活指導が厳しくありません。自主性を重んじており、特に『品性・品格』を大切にしてもらっています。学校好きな生徒が多くいるもので、学校をよりよいものにしたいという意識を持っている生徒が三田高校生らしい生徒だと思います。今年100周年の式典の時に挨拶をした元生徒会長ですが、学校を入るきっかけを話してくれました。本校は6月から8月にかけて学校見学会を実施しています。学校見学会の運営はすべて生徒がしています。生徒会が説明をしますし、学校案内も全て生徒がしています。終わった後の質問も生徒が答えます。教員の出番は10月以降の学校説明会からになります。その学校見学会の時の話をしてくれました。「中学生だった時に三田高校に来て、先輩が学校の説明をしてくれました。『バトンを繋ぐ』というような雰囲気が『三田らしい』ところではないか、自分自身も生徒会に入りそのバトンと次の中学生へ繋げていきたい」という挨拶をしてくれました。『三田高校が好きな生徒が多いな』というのが、私が着任しての一番の印象です。三田らしい生徒とは『学校が大好きな生徒たち』です。

A30: 求めれば求めるほど、得るものが多い学校です。だんだんと世の中が変化していく中で、待っているだけで与えてくれることが多くなってきています。ただ社会で活躍するには、待っているだけでは得るものは少ないと私自身は感じています。三田高校は自分から『あれやりたいこれやりたい』という生徒が一番伸びる学校だと思います。是非積極的にチャレンジしてほしいし、そんな中海外留学などで自分にはないもの・日本にはないものを吸収することで、新しい自分や新しい日本の在り方を目指していってほしいと思っています。

『次の時代を支えるのは本校の卒業生たちかな』とちょっと欲張りすぎかもしれませんが、そのように感じています。そのためにも一生懸命に我々もしなければならないと思っています。

👇👇👇受験倍率👇👇👇

年度最終応募倍率(男子)受験倍率(男子)最終応募倍率(女子)受験倍率(女子)
20231.431.562.021.52
20221.861.792.261.92
20212.072.012.992.46

👇👇👇その他👇👇👇

✐✎✐✎運動施設✎✐✎

✐✎✐✎図書室✎✐✎

✐✎✐✎自習スペース✎✐✎

✐✎✐✎生徒たちの作品✎✐✎

✐✎✐✎その他✎✐✎

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