【学校紹介】女子美術大学付属高等学校・中学校 前半(インタビュー&イベント日程)

学校紹介:インタビューNo.92

女子美術大学付属高等学校中学校

杉並区和田1-49-8

好きを力にする

女子校

今回インタビューに答えてくださった
入試部主任 並木 憲明先生

👇👇👇2023年入試イベント👇👇👇

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

日程内容
2023年8月25日(金)小学5・6年生対象入学体験会
2023年8月26日(土)中学校学校説明会
2023年9月10日(日)体験学習
学校HPより要予約

✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎

日程内容
2023年7月21日(金)
2023年7月22日(土)
中学3年生対象 夏期講習会
2023年8月26日(土)高等学校学校説明会
2023年9月30日(土)
2023年12月2日(土)
高等学校作品講評会
2023年11月3日(金)中学校3年生対象 秋の実技講習会
2023年11月4日(土)
2023年11月11日(土)
入試相談説明会
〈私立・遠方・埼玉県保護者対象〉
2023年11月9日(木)
2023年11月24日(金)
入試相談説明会
〈教員対象オンライン〉
学校HPより要予約

 

✐✎✐✎中学校・高等学校共通✐✎✐✎

日程内容
2023年10月28日(土)
2023年11月18日(土)
公開授業
2023年8月4日(金)
2023年8月5日(土)
美術のひろば
2023年10月21日(土)
2023年10月22日(日)
女子美祭
2023年11月4日(土)女子美なんでも相談会
2023年12月2日(土)
2024年1月6日(土)
ミニ説明会
2024年2月29日(木)~
      3月5日(火)
高等学校卒業制作展(東京都美術館)
【予約不要】
2024年3月23日(土)入試報告会
学校HPより要予約

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:1915年(大正4年)に創立され、歴史と伝統がある学校ですが、現在各学年何クラスで、何名ずつですか。

A1:  中学校は4クラス一クラス36名定員、学年で144名が学則定員です。高校からも募集をしており、高校は5クラス、1クラス42名学年で210名が学則定員です。現在は、中学校は428名、高校は611名なので、約1000人規模の学校です。

Q2: 御校の教育目標の3つの美、『智(ち)の美』『芸(わざ)の美』『心(こころ)の美』を育むことですが、どのような事を行っていますか。

A2:『智(ち)の美』は『きちんと勉強してください。』ということです。意外に思われる方も多いようです。『美術ばかりする学校ですよね。』とよく言われます。それを払拭するように、しっかりと勉強もしてもらいます。

『芸(わざ)の美』は、本校らしく美術の実技を通して、自分の腕を鍛えてもらいます。

『心(こころ)の美』は、創作活動は、自分との闘いです。それが『非認知能力』を育むことに繋がっていきます。他にも他者理解や国際理解はもちろん心の美に入ります。

『美』を称しているのは、偏差値や基準以上を求めているのではなく、『あなたらしくそれを身に付けましょう。』という部分を求めているからです。お勉強に関しても難関大学へ進学させる学校ではないので、あなたの望む部分位を身に付けましょう。『技』に関してもあなたらしく身に付けてもらうことを『美』を称しています。

※『非認知能力』とは、欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった、測定できない個人の特性による能力。

Q3:御校は普通科でしょうか。

A3: そうです。中学は義務教育なので当たり前ですが、高校も普通科課程です。美術科だと思われている方が多いようです。美術科にしてしまうと美術大学へ行かせるための教育の競争のスタートラインに立たせることになり、『芸術大学へ何人行かせた。』という学校目標になりかねません。普通科でいることの良さがあり、『あなたらしく伸びること』が一番いい事で、外圧(教員)で伸ばされることもできますが、息が続かなくなります。大学へ進学した時がピークになるのではく、滑らかに生涯かけて伸びていくことを重視するために普通科でいいと思っています。

Q4:自転車で通学することはできますか。

A4:範囲は決められていますが自転車で通うことができます。

Q5: どのエリアから通ってくる生徒が多いですか。

A5: 多岐にわたっています。数年前ですと、6学年に一人は新幹線通学をしている生徒もいました。多いのは地元の杉並・世田谷・練馬・中野です。次に来るのは江東区からの生徒です。

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

Q6: 入試の際に『記述入試』がありますが、どのような事をするのでしょうか。(絵は描きますか。)

A6: 『女子美自己表現入試』と呼ばれる入試方法です。美術の素養を直接的に問わない方針です。他教科、5教科、横断型のスタッフにして作り続けていて、7年目になります。数学の教員が参加した時には表やデータを読み込んだものや図形展開だったり、社会の教員が参加した時にはSDGs関係のものが入っていたり、どちらにしろ、記述がメインなります。本校の国語の問題は昔から選択問題よりも記述問題が多い学校です。受験生も書ける子が多いですし、生徒たちは作品を作りたい子たち、またアニメや漫画などフィクションが好きな子たちなので、絵でも文でもフィクションをかくことが好きなようです。

Q7: 美術大学付属校として、美術の時間数が多いのでしょうか。他校との違いを教えてください。

A7: 多いです。中学は3年間、週に4時間美術を学んでいます。2時間続きの授業が2回あります。英語の方がもちろん多いです。中一から週に6時間です。勉強もしっかりやっています。

公立の中学校の美術の時間は週に1時間や0.5時間なので、約4倍の授業数があります。中学ではあまり専門性を上げている意識はありません。美術で遊ぶ感覚です。グランドデザインで遊ぶ感覚というフレーズを使っていますが、本校の美術はそれでいいと思っています。

Q8:少人数授業や習熟度別に学習していますか。あればどの教科で行っていますか。

A8: ありません。全てクラス単位の授業です。

Q9: 高校へ進学する際に試験はありますか。

A9: ありません。

Q10:高入生と同じクラスになりますか。

A10: 1年生から混ぜてフラットになります。

✐✎✐✎高等部✐✎✐✎

Q11:高校の推薦入学試験において内申基準を設けていますか。

A11: 本校は、併願入試をしていません。単願推薦のみになります。基準は9教科『33』で、推薦出願が可能です。入試相談の基準の中に①美術は『4』以上、②9教科で『1』がない者 があります。

本校に来る受験生は、『都知事賞を取りました。』『県で県展に入りました。』という方がいますが、ポイントが加算などはありません。英検・数検・漢検などの加点もありません。

Q12: 2年次より3つのコース(絵画、デザイン、工芸・立体)に分かれていますが、希望をすればそのコースで学べるのでしょうか。

A12: 基本は希望のコースに行けます。今のところミラクルですがそれで成り立っています。工芸・立体ができて4年目になります。

Q13: 途中でコース変更は可能ですか。

A13: できません。高校2・3年は固定になります。

Q14: 春期・夏期・冬期などの長期休みに講習はありますか。

A14:  ありません。補習のみになります。

Q15:女子美術大学夏休み体験プログラムではどのような事をするのでしょうか。

A15:キャリア教育・進路行事になっています。高校2年生が対象になります。大学の専攻領域からワークショップを開いてもらいます。その中で自分が行きたいワークショップに参加します。1日のものもあれば、2日のものもあり、時間と日数がそれぞれ違います。人気の工芸では、ガラス玉つくりがあります。ガラス棒を溶かし、色を混ぜて自分だけのガラス玉を作ることができます。ファッションテキスタイルでは、サマードレスを2日間で作り、環境デザインでは模型作りをしています。

Q16: 部活動の加入の割合を教えてください。

A16: 本校のメインの学びが、他校でいう部活選び『この部活がやりたいからこの学校』と選ぶように、美術をしたいから来ている生徒たちです。部活はプラスαになりますが、7・8割は加入しています。

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