【学校紹介】本郷中学校・高等学校 前半(インタビュー&イベント日程)

学校紹介:インタビューNo.85

本郷中学校高等学校

豊島区駒込4-11-1

『強健・厳正・勤勉』

男子校

今回インタビューに答えてくださった
入試広報部 部長 野村 竜太先生

👇👇👇2023年入試イベント👇👇👇

内容日程時間
公開行事(体育祭)2023年6月7日(水)詳細は学校HPをご参照ください。
学校見学会2023年7月16日(日)詳細は学校HPをご参照ください。
第2回学校説明会2023年9月3日(日)①9:00~
②11:30~
③15:00~
第2回学校説明会2023年9月9日(日)①10:30~
②14:00~
公開行事(本郷祭)2023年9月23日(土)
     24日(日)
詳細は学校HPをご参照ください。
第3回学校説明会2023年10月1日(日)①9:00~
②11:30~
③15:00~
オープンキャンパス2023年10月7日(土)
第3回学校説明会2023年10月14日(土)①10:30~
②14:00~
入試説明会2023年11月4日(土)①10:30~
②14:00~
入試説明会2023年11月18日(土)①10:30~
②14:00~
入試説明会2023年11月19日(日)①9:00~
②11:30~
③15:00~
事前登録制のイベントがありますので、学校HPを参照ください。
小学生・保護者対象のイベントです。

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:1923年(大正12年)に創立し、100周年を迎えた伝統のある男子校ですが、現在各学年何クラスずつあり、何名いますか。

A1:中学は7クラス、高校生の募集を停止しましたので、学年でクラス数のバラつきがあります。高校1年生が7クラス、高校2・3年生は6クラスです。

Q2:高校の募集はしていないのでしょうか。

A2:4年前に停止しました。今年卒業した学年が高入生の最後の学年です。

Q3:『強健・厳正・勤勉』という校訓に示された教育目標を具体的にどのように指導しているのでしょうか。

A3:『強健・厳正・勤勉』は校訓として掲げている3つの言葉になります。具体的な本校の教育の3本柱は、文武両道、自学自習、基本的生活習慣の確立になります。入学してくる生徒も保護者の方も本郷に勉強だけをするため来ているわけではありません。勉強も部活動も同じくらいの思いで学校へ通ってきています。勉強だけで『強健・厳正・勤勉』をしているわけではなく部活動を含めて指導をしています。

本校は約25年前に改革があり、進学校として舵を切りました。その時に学校名を変更したり、経営者が変わったり、外部から校長を呼んだりする改革ではなく、『今まで本郷でしてきたことを勉強面でも強められないか。』という視点で改革を進めました。今もその気持ちは残っており、部活動が盛んな学校なので、部活動でできた先輩・後輩の関係を、勉強面でもできるのではないかと考え、勉強の取り組みを増やしていきました。

Q4: 自転車で通学することはできますか。

A4:できますが、自転車で通っている生徒は数名です。

Q5:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか。

A5:一番多い区は世田谷区です。次いで文京区、豊島区と近隣の区になります。埼玉県や千葉県からの生徒も10%ずついます。

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

Q6:中学校は少人数授業や習熟度別の学習をしていますか。

A6:中学1・2年生の英会話は、一クラス半分にして少人数授業を行っています。また技術家庭科も40名を20名にして行っています。技術と家庭科の授業を半分ずつ入れ替えて学習しています。

習熟度別はしていません。

Q7:中高6年間の学習内容がかなり早いベースで進み、中学3年次で高校1年生が履修するカリキュラムが修了しますが、授業のコマ数が多いのでしょうか。

A7:中学生に『これで中学のカリキュラムが終わったよ。』と伝えても彼らは驚きません。中学の2年間で中学3年分の内容を教えています。それ以降は1年間で1年分を教えています。中学3年生に高校一年生分、高校一年生に二年生分を教えています。一般的に早いペースというのは入学してすぐの2年間だけになります。生徒たちが速いと感じない理由の一つに、中学受験で、スピードや難易度、ボリュームがある授業に慣れているからです。そのままのイメージで本校の授業を受ければ、2年間で中学3年分の内容は違和感なく受けることができています。何かの授業数を増やして、急いで3年分学習している感覚は教員も生徒もありません。自然に生徒の慣れ親しんだスピードで学習ができています。

Q8:御校の高い水準に単元によっては、ついていけない生徒もいると思いますが、どのようなフォローをされていますか。

A8:15年位前までは、早い時間に来てもらい0時間目や放課後の7・8時間目に補習をしていました。現在は追試形式にしています。当時補習授業をしても効果がありませんでした。なぜ効果がないか、補習を受ける生徒には共通点が2つありました。一つ目は、授業中にスキがある子、二つ目はテストの準備をしてこない子たちです。補習になる原因は、決して能力がないからではありません。授業を聞いてない子たちを放課後呼んで、もう一度授業をしても余計に授業を聞かなくなります。中学受験で大人にマネージメントされ、本郷へ入学しているので、大人を当てにしている部分があります。授業をしてしまうと『今聞かなくても、後でもう一度授業をしてくれるから、集中して聞かなくてもいい』と余計に授業を聞かなくなります。怖い部分として補習をすると生徒はできるようになり、教員も目の前でできるようになる生徒を見て喜び、保護者の方も喜び、その瞬間はみんな幸せな気持ちになります。それは一瞬の幸せで、その子が勉強するという根本的な解決になっていません。解決策は、自宅で勉強する、授業をきちんと聞き、仕上げることが根本になります。本校は『補習授業をしてあげる』『英単語を覚えなかった生徒を集めて覚える時間を確保してあげる』ことはせずに、各自準備をしてきて、もう一度テストをする場を設けています。

Q9:高校進学の際に入試はありますか。

A9:ありません。条件が2つあります。一つ目が卒業論文を書き提出すること、もう一つが中学2年生から3年生にかけて基礎学力テストをクリアすることです。内容は教科書レベルの問題で、平均点が80~90点のレベルになります。そのテストで30~40点取るようでしたら保護者の方を呼び、学年主任、教頭と話をします。『このまま高校へ進学したら厳しい状態になります。』『追試はします。』と伝えます。毎年数名該当者はいますが、追試を受けると皆さんクリアしています。

この試験はふるいにかける試験ではなく、緊張感を持ってもらいためのものです。

Q10:中学3年次に卒業論文を書き上げるようですが、どのくらいの量を書くのでしょうか。

A10:基本的に原稿用紙で約10枚です。中学2年生から指導が始まります。書き始める前に調べて、自分の意見を書かなければなりません。『文章の読み方』『文章の書き方』『自分の意見のまとめ方』を中学2年生の時に社会の授業で週に1度、指導を受けます。具体的にテーマを決めるのは中学3年生になってからです。テーマを本人が決めたら皆の前で発表し、調べる内容をプレゼンします。その際にみんなからアドバイスをもらい、それを参考に夏に書きはじめ、修正をして、冬に完成するスケジュールです。

生徒達の弱点は、自分の意見を言うことです。答えが決まったものに関しては強いですが、正解がないけど意見を求めると、下を向いてしまいます。社会に出た時には自分の意見を言う場面はたくさんあります。意見を言い、その根拠を相手に伝える。卒論はその練習のよい機会になります。

✐✎✐✎グローバル教育✐✎✐✎

Q11:週1回オンライン英会話を中学3年生と高校1年生の2年間実施されていますが、授業の一環ですか、または希望制でしょうか。

A11:授業の一環として週に一度フィリピンにつないで1対1で行っています。

Q12:中学入学時に英語初心者の割合はどのくらいですか。

A12:英検の級を取得している生徒は数名です。本校は帰国生入試日を設けていないので、ほとんどが初心者です。中学1年生の最初はアルファベットから始まります。

Q13:留学プログラムはありますか。あればどのくらいの生徒が参加していますか。

A13:希望制であります。中学3年生、高校1年生にカナダ、オーストラリアの海外研修を、夏休み中に2週間実施しています。ホームステイを行っており、旅行会社がホストファミリーを手配しています。毎年参加人数は変動していますが、初級・中級は20~30名ずつです。枠を超えた場合は抽選になります。

上級はオーストラリアで現地の学校に通いますので、高い英語力が必要になります。その枠は4~5名です。英検2級を取得していること、希望する理由書を提出してもらい、選考しています

中学3年生の夏は部活動を優先したい生徒が多くいるため、希望する生徒が少ないです。

Q14:『本単検』と呼ばれる『本郷英単語基礎学力検定試験』は年何回どのように行われていますか。

A14:夏休み明け・冬休み明け・春休み明けに行っているテストです。本校は9月1日、夏休み明けの初日に始業式を行い、その後、2・3時間目に英語と数学のテストをしています。その一つがこの本単検です。どれくらい単語を覚えてきたかの確認をします。ただ点数を付けるだけでなく、点数に応じて級を取得することができます。

続きはコチラ👇

【学校紹介】本郷中学校・高等学校 前半(インタビュー&イベント日程)” に対して2件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。