【学校紹介】東京都立広尾高等学校 後半(インタビュー&倍率)

学校紹介:インタビューNo.79

真面目で、可愛らしい生徒たち

東京都立広尾高等学校

『清く、明るく、直く、知性豊かに、和の心を持ち、創造の道を歩もう』

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎英語力✐✎✐✎

Q18:英語教育で力を入れていることはありますか。

A18:令和4年度から中・長期計画で4つの英語教育推進をしています。

1つ目は、全学年で少人数授業を導入し、新カリキュラムでの英語4技能を強化するために、少人数で取りこぼしのない指導をしています。令和5年度からESAT-Jを受験した生徒が入学してきますが、小学校から英語が導入され、中学校でも英会話ができる生徒が多くいる中、高校での学びが発展的にならないわけにはいきません。高校おいては、授業の中で4技能をきちんとやります。

2つ目は、英検を1・2年生全員の受験として学校行事に位置づけ実施しています。卒業までに2級以上の取得を目標にして、令和4年度から取り組んでいます。

3つ目は、国際理解教育推進です。JICA・ユニセフ、大使館との交流活動をしています。また東京都国際コンシェルジュを活用した海外学校間交流によるポストカード交換会を実施しました。

4つ目は、体験型語学研修の実施です。1年生の全員が台場にあるTGGに参加します。令和5年度からは、冬休み中に福島県にあるブリティッシュ・ヒルズに希望者が2泊3日の語学研修を実施予定です。

Q19:都立高校には留学制度(次世代リーダー育成道場)がありますが、御校から志望する生徒はいますか。

A19:います。現在、次世代リーダー育成道場でのカナダ留学の生徒が1名います。

✐✎✐✎進路指導について✐✎✐✎

Q20:2者・3者面談はどのくらいの頻度で行われていますか。

A20:2者面談は学校行事に組み込まれ、4月と10月に1週間設定しています。3者面談は必要に応じて、適宜実施しています。1学年は11月に文理選択の希望調査がありますが、それに合わせて保護者と相談したりしています。一番多いのが3年生です。3学年は受験の時期や方法に分けて実施しています。

Q21:進路を決めるにあたってどのようなキャリア教育を行っていますか。

A21: 1年生から3年間、手厚く行っています。

1・2年生は、分野別の進路ガイダンスを実施しています。これは職業選択から始まって大学の学部学科を選択して、話を聞くことができます。進路フェアは3月に行いますが、恵比寿駅前の会場で、大学・短大・専門学校等、約100校のブース形式の相談会を実施します。生徒たちが選んで各学校の話を聞ける機会を設けています。

1年生の7月には大学のオープンキャンパスツアーに行きます。大学への憧れを早めに感じてもらっています。高校へ入学したばかりの生徒たちには、刺激になっているようです。広尾は近隣に多くの大学があるので、行きやすいのかもしれません。進路指導部が学校から行きやすい7大学を選び、生徒の希望により行先を決めています。

指定校の面接ガイダンスを行っています。全教員で指定校を受験する生徒たちの模擬面接をしています。できが悪ければ何回も呼んで、練習をしています。看護系や医療系へ進学を希望する生徒は、外から専門の面接官を呼んで対応してもらっています。生徒たちにとって貴重な話となるのが先輩講話です。3月に卒業した先輩から、受験に関する様々な体験談を聞きます。それを聞くと2年生も『今からやらないと』という気持ちになります。

Q22:3年次に文系・文理系・理系とクラス分けをしていますが、2年次に選択はないのでしょうか。

A22:2年生の文理選択は、地歴と数Bのみのため、細やかな文理クラスには分けていません。3年生になると必修選択や自由選択の科目が増えるため、時間割上、文系、理系、混合のクラスになります。

Q23:大学の入試方法の割合はどのくらいですか。(指定校、総合型、一般)

A23:令和3年度の実績ですが、指定校・公募19%、総合型13%、一般56%、共通テスト12%です。一般で進学する生徒が多くいます。指定校も多くの大学から頂いていますが、GMARCH以上の学校を選択する生徒がほとんどです。

Q24:大学、短大、専門、就職の割合を教えてください。

A24:令和3年度の実績で、大学91%、短大2%、専門7%、就職0%です。

Q25:大学進学に向けた取組として、広尾高校独自のものはありますか。

A25:本校は国公立志向のカリキュラムになっていません。『私大文理系で勝負する』とねらいを絞っています。生徒としては勉強しやすい受験科目になります。また文理の共通科目として、本校の生徒たちの英語力を、英語教育推進によって、偏差値60以上にまで伸ばしたいと思っています。

土曜日授業をやめ、土日の使い方(講習・補習、部活、行事等)を生徒の主体的な行動選択に任せています。また、予備校など外部の力を活用できるところは、積極的に活用しようという考えもあります。生徒に良い刺激になりますし、一方で働き方改革の中で、教員の業務軽減というねらいもあります。先生方が疲弊したまま良い授業はできないと思っています。外部資源で賄えるところは活用し、教員がしなければならないことは、熱心に対応します。

女子の数が増えてくると、私学文系のイメージが強くなりますが、広尾は理系にも進学できることを募集対策等でアピールする必要があります。また、探究活動に力を入れることで、総合型選抜入試で、国公立を狙えるような取組をしていきたいと思っています。そのため「総合的な探究の時間」の見直し、改善をしていくことを計画しています。

✐✎✐✎最後に中学生の皆さんへ✐✎✐✎

Q26:都立広尾高等学校の施設は他にありますか。

A26:ここだけです。

Q27:心のケアはされていますか

A27:スクールカウンセラーが毎週金曜日に来て、カウンセリングをしてくれています。生徒だけでなく保護者も面接できます。毎回予約が入っています。また、企画調整会議等で生徒の様子の情報交換をしています。生徒がSOSを発信できる『広尾ホットライン』を開設しました。スマートフォンから何かあったらメールで投稿できるようにしています。これは管理職に直接届きます。生命に関することや人に言いづらいことがあったら活用してほしいと令和4年度に開設しました。

他にも東京都には『コミュニケーション・アシスト講座』に繋げたりしています。今のところ広尾高校の生徒たちは、『広尾ホットライン』を利用する前に、担任に相談することで、解決できていることが多いと感じています。

Q28:都立広尾高校らしい生徒とはどのような生徒ですか。

A28:真面目で、可愛らしい生徒たちです。文化祭や体育祭の様子を見ていると、非常にクリエイティブな発想を持った生徒が多くいると感じています。我が子を、高校に入れるなら広尾高校に入学させ、この生徒たちと一緒に高校生活を送らせたいと思うほどです。生徒は広尾に入るために高倍率を潜り抜けて入学してきた生徒たちです。入学してみたら出身中学校から自分一人しかいないという場合も多くあります。その様なクラスの仲間たちとは、苦労して入学したのだから思いっきり広尾で楽しもうという雰囲気があります。友達同士で人の嫌がることはしませんし、仲間を大切にしています。男女の分け隔てなく仲が良く、行事ごとにリーダーとフォロワーが入れ替わり、リーダーをリスペクトし支えることができる生徒たちです。

Q29:都立広尾高等学校として知っておいてほしいことはありますか。

A29:一昨年までは中学生の学校選びにおいて一番に立地条件という理由で、受験生が集まっていましたが、令和5年度生のアンケートによると、①生徒の雰囲気が良いから、②授業が充実しているから、③立地条件が良いから。と動機が変化しています。現在の広尾高校の本質を見て入学してくれたのかなと思っています。また学校としてはそのような特徴を発信していく必要があると思っています。

説明会の中で、保護者の方には在校生を見てください、本校は生徒が主役だと話しています。一方でこの学校に勤めている教員も広尾に来てよかったという教員が多くいます。広尾に入りたい生徒と広尾に勤めてよかったという教員が一致団結しているので、非常に学校の雰囲気がいいです。その結果、広尾に入学してくる生徒の平均偏差値は58と言われていますが、大学受験において偏差値70以上のGMARCHや早慶上智にも合格する生徒を輩出しています。高校3年間で生徒の実力を伸ばせる学校です。

是非、広尾高校の魅力を知ってください。今の学校の雰囲気はとてもいいです。コロナも収束に近づいています。新たな学校づくりに向けて、中学3年生には広尾高校で3年間を共に過ごせたら幸いです。

👇👇👇受験倍率👇👇👇

年度最終応募倍率(男子)受験倍率(男子)最終応募倍率(女子)受験倍率(女子)
20232.062.012.491.77
20221.961.872.472.12
20211.771.612.341.89

👇👇👇その他👇👇👇

✐✎✐✎運動施設✎✐✎

✐✎✐✎図書館✎✐✎

✐✎✐✎進路指導室✎✐✎

✐✎✐✎音楽室✎✐✎

✐✎✐✎その他✎✐✎

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