入試で押さえておきたい日本のこと【ノーベル賞】
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今回は[入試で押さえておきたい日本のことシリーズ]、ノーベル賞についてお届けします。
数年に一度、日本人がノーベルを受賞されているのをニュースで見ることがあります。一体ノーベル賞とは何かを確認していきましょう。
✐✎✐✎ノーベル賞とは✐✎✐✎
スウェーデンの発明家アルフレッド・ノーベル(1833〜96)の遺言に基づき、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の各分野で「人類に最大の貢献をもたらした人々」に贈られる賞です。後に、経済学分野も追加され、今では6つの賞があります。
毎年、各賞最大3名まで受賞。受賞者には、賞金・賞状・メダルが授与されます。
✐✎✐✎日本人受賞者✐✎✐✎
現在28名が受賞されています。
受賞年 | 名前 | ノーベル賞 | 受賞理由 |
1949年 | 湯川秀樹 | 物理学賞 | 「中間子理論」 原子核の陽子と中性子を結びつける粒子、中間子の実在を予言 |
1965年 | 朝永振一郎 | 物理学賞 | 素粒子物理学を中心とする理論物理学の研究に大きな業績を残した。 |
1968年 | 川端康成 | 文学賞 | 『招魂祭一景』(1921)『伊豆の踊子』(1927)『雪国』(1935-1937) |
1973年 | 江崎玲於奈 | 物理学賞 | 半導体におけるトンネル現象の実験的発見 |
1974年 | 佐藤栄作 | 平和賞 | 非核三原則を提唱するなど太平洋地域の平和に貢献 |
1981年 | 福井謙一 | 化学賞 | 化学反応と分子の電子状態に関する「フロンティア電子理論」を樹立 |
1987年 | 利根川進 | 生理学・医学賞 | 「抗体の多様性生成の遺伝的原理」の発見 |
1994年 | 大江健三郎 | 文学賞 | 『奇妙な仕事』(1957)『飼育』(1958)『個人的な体験』(1964) |
2000年 | 白川秀樹 | 化学賞 | 電気を通すプラスチック、ポリアセチレンの発見 |
2001年 | 野依良治 | 化学賞 | ルテニウム錯体触媒による不斉合成反応の研究が評価された。 |
2002年 | 小紫昌俊 | 物理学賞 | 岐阜に建設された素粒子観測装置、カミオカンデで素粒子ニュートリノを 世界で初めて観測 |
2002年 | 田中耕一 | 化学賞 | 生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発 |
2008年 | 下村脩 | 化学賞 | 「緑色蛍光タンパク質(GFP)」の発見・開発 |
2008年 | 益川敏英 | 物理学賞 | 小林誠氏と合同で「CP対称性の破れ」を理論的に 説明した「小林・益川理論」を提唱。その正しさが認められた。 |
2008年 | 小林誠 | 物理学賞 | 益川敏英氏と合同で「CP対称性の破れ」を理論的に 説明した「小林・益川理論」を提唱。その正しさが認められた。 |
2008年 | 南部陽陽一郎 | 物理学賞 | 「自発的対称性の破れ」の発見 |
2010年 | 鈴木章 | 化学賞 | 「有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング」に成功 |
2010年 | 根岸英一 | 化学賞 | 「有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング」に成功 |
2012年 | 山中伸弥 | 生理学・医学賞 | iPS細胞の開発成功 |
2014年 | 中村修二 | 物理学賞 | 青色発光ダイオードの開発成功 |
2014年 | 赤崎勇 | 物理学賞 | 青色発光ダイオードの開発成功 |
2014年 | 天野浩 | 物理学賞 | 青色発光ダイオードの開発成功 |
2015年 | 梶田隆章 | 物理学賞 | ニュートリノに質量があることを示すニュートリノ振動の発見 |
2015年 | 大村智 | 生理学・医学賞 | 熱帯地域の寄生虫病の特効薬開発に成功 |
2016年 | 大隅良典 | 生理学・医学賞 | 不要物の分解と同時に再利用も行う細胞の働き 「オートファジー(自食作用)」の存在を解明 |
2018年 | 本庶佑 | 生理学・医学賞 | 免疫を抑える働きを阻害することで癌を治療する方法の発見 |
2019年 | 吉野彰 | 化学賞 | リチウムイオン電池の開発に成功 |
2021年 | 真鍋淑郎 | 物理学賞 | 地球の気候をコンピュータで再現する方法を開発 |
日本人は物理学賞12名・化学賞8名・生理学・医学賞5名・文学賞2名・平和賞1名・経済学0名が受賞しています。