【学校紹介】日出学園中学校・高等学校(前半:インタビュー)

学校紹介:インタビューNo.29

日出学園中学校・高等学校

千葉県市川市菅野3-23-1

なおく あかるく むつましく

今回のインタビューに答えってくださった入試広報部 部長 石川 茂先生

👇👇👇👇学校見学👇👇👇👇

三学期:月曜日見学(受付期間2021/12/11~2022/02/20)

三学期:火曜日見学 (受付期間2021/12/11~2022/02/21)

三学期:金曜日見学 (受付期間2021/12/11~2022/02/24)

三学期:土曜日見学 (受付期間2021/12/11~2022/02/25)

※お申込み・詳細は学校ホームページをご覧ください。

👇👇👇インタビュースタート👇👇👇

✐✎✐✎まずは✐✎✐✎

Q1:日出学園は幼稚園からありますが、エスカレーターで高校まで進級できますか。

A1:基本的に進学することは可能ですが、一番上がるのに厳しい時期は高校の中での進級です。高校は留年があるので、頑張ってほしいところです。小学校から中学校、中学校から高校への進学は皆さんが想像するより楽に行けます。中学から高校へ進学する際にぎりぎりの子には必ず『高校へ進学しますか』と確認をします。保護者の方にも『このままいくともしかすると留年の可能性があります。再度ご検討いただきたい。』と必ず伝えています。年間10名くらい、約一割の方にお伝えしています。

Q2: 現在の男女比を教えてください。

A2: 男子が6割、女子が4割です。以前は女子が7割、男子が3割でした。

Q3:男女に割合が逆転したきっかけはありますか。

A3:圧倒的に昔は男の子の受験者数が少なく、千葉県の中学の男子校は、市川学園さんを最後になくなっています。どこの学校も男子の確保に困っていたのですが、ここ最近公立の状況も踏まえてか、保護者の方が受験に熱心になられてきて、男の子がいやいや本校に見学しに来くれて、見学すると『いいな』と思い始めて受験してもらえています。この7年間の毎日の見学で男子児童が徐々に増え、お母様たちの口コミが更なる男子児童を受験に足を向けてくれています。

Q4:新校舎になったのはいつですか。

A4:13年前です。新校舎だから受験者数が増えたということはありませんでした。本校は宣伝をしない学校です。できれば受験者数を減らしたいと思っています。一番は皆さんに学校の見学や案内をして、納得したうえでご入学していただきたい。納得して入った子は入学式の日に隣の子の『入るつもりなかったんだよな』『ここやなんだよな』という言葉を絶対に聞きたくないと思います。そのような思いをさせたくないので、日々の見学の案内をしっかりとして、ご納得の上で併願であろうが、第一志望であろうが、誰もが納得して入学していただいています。

Q5:どのエリアから通ってくる生徒が多いですか。

A5:4年前までは千葉市、船橋市、習志野市からの生徒が多くいましたが、地元に愛されない学校は学校ではないと思っているので、地元に愛されるように7年前から近隣の方にお知らせを入れたり、案内を何度もしたりして日出学園を知っていただいて、丁度3年前から一番多いのが、市川市です。

Q6:自転車通学はできますか。

A6:自転車置き場がないので、自転車通学はできません。

Q7:校訓『誠・明・和』の3つの柱とは、どのようなことを指していますか。

A7: 『誠』(せい)は正直にまっすぐと未来に向かって夢を追いかけてほしい。

『明』は、明るく責任を自分でしっかりとること。

『和』については、小学生には『むつまじく』と伝えていますが、中学・高校生になると『和衷協同にして苦楽を共にすること』と難しい言葉になります。

「人と人が集まって何ができるかを考えましょう。私たち人間なのだから手を取り合って一緒に仲良く楽しく生活していこう。」ということです。

日出学園はアットホームといわれますが、私はそれ以上だと思っていまして、第一の家族は本当の家族、第二の家族が日出学園になるように、居心地のいい場所に、自分にとって居心地のいい場所にしなさい、そのために人間だから協力しましょう。というのは一番生徒たちに伝えたいことです。

Q8:各学年何クラスあり、何名ずついますか。

A8:内部の小学校から約40名上がってきます。その子たちを中学では4つのクラス10名ずつに分けます。中高ともに4クラスあるので、中学から80名がご入学いただき、20名ずつを4つのクラスへ配置して1クラス30名で、合計120名です。毎年クラス替えをします。高校は4クラスで160名が定員なので入学者は40名です。高校入学生は各クラスに10名ずつ入っています。常にミックスされて毎年クラス替えをします。本校は高校募集を停止しません。なぜなら新しい風を取り込みたいからです。いろんな文化を知ることは大切なことです。

✐✎✐✎中学校✐✎✐✎

Q9:中等部から高等学校へは、全員進級できますか。

A9:基本的に勉強を怠らなければできます。

Q10: 高校へ進級する際に入学金は必要ですか。

A10: 入学金は5万円です。高校から入学される方よりも少ない金額でいただいています。

Q11:習熟度別少人数教育を行っているようですが、教科を教えてください。またどのように分けていますか。

A11:英語と数学の2教科だけ行っています。この2教科は2クラス60名を3つに分けていますが、平均20名ずつ分けるのではなく、生徒によっては『この先生と合うから、そのクラスが合うから伸びる生徒』がいると思っていますので、その生徒に応じたクラスを編成します。成績だけで分けるわけではありません。そこが本校のよいところだと思っていて、人数が少ないからできると思います。

Q12:基本学習の徹底(読む・書く・話す・行動する)を行っているようですが、どのようなことを実施していますか。

A12:全体的にすべての教科の基本です。よく受験者様から「どの教科に力を入れていますか。」質問されますが、日出学園はすべての教科が基本です。基本だからこそ、さぼってしまうとテストで点数が取れませんので、全教科に補習があります。学年によって違いますが、全員補習というのがありまして、頑張っている生徒は、お昼休みに10分だけ補習をします、平均的な生徒は放課後少し時間を作ってもらい、部活動の前に集まってもらい「これからの勉強をこうしなさいね」とアドバイスをします、頑張っていない生徒は部活も出さずにできるまでしっかりとする補習があるので、基本的な学習習慣の徹底をしていきます。

書く・話すに関して国語の授業が特殊です。中学一年生の国語で『論理』の授業がありますが、とにかく書かせて、そして発表をさせることをしています。コミュニケーション能力を身に着けようという考え方でもあります。

Q13:ICT教育は行っていますか

A13:『宿題が出たらデジタルで持って帰ろう』『宿題のページを写真に撮って持って帰って家ではデジタルでやり、学校に来たらもっとも信頼度が高い紙媒体で、アナログで確認作業をしなさい、どちらかに偏っては駄目だよ。』これがICT教育の一番の基本だと思っています。

『キーボードが打てればいい』『操作できればいい』ではなくて、今、世の中だとDX(デジタルトランスフォーメーション)といわれますが、DXも昔から本校では行っていますし、『あるものを使ってどうしていきたい』ということも進路指導に繋がるので、言われるまで待っては駄目だよ、自分からやっていこうね(行動しようね)ということで、ICTでもそうですし、書く・話すもそうですし、失敗を恐れては何もできなくなってしまうので、先生や大人がフォローしてあげる、「間違えなんてないよ!」が第一歩であって、次にどうすればミスないかを考えさせる基本的のものをやっています。『ICT教育が強いですよね。』とよく言われていますが、力は入れていません。普通のことをしています。

受験生はメールでお問い合わせくださいと言っています。圧倒的にお昼休みにお電話でのご質問をいただくのですが、働いていらっしゃる方は、貴重なお昼休みを使ってお電話くださいますが、教員にとっては生徒と話す時間帯でもあります。そして、入学後にお電話の場合だと証拠に残らないので、言った言わないという問題が多くありました。

そこで証拠を残しましょうと、メールでお問い合わせください。

ご入学後も生徒がそれを使って質問してきたりします。メールは相手に伝わるように長く書く、SNSでも質問を受け付けているので、SNSは短く相手に伝える、要するに要約をするように書くと生徒には伝えています。

✐✎✐✎高等学校✐✎✐✎

Q14: 特進コースと進学コースの2つのコースに分かれていますが、進級する際にクラス変更はできますか。

A14:現在特進コースは1クラス、進学コースが3クラスです。特進は1クラスというわけではありません。特進1クラス30人程度としていますが、もし、60名入学希望者がいれば2クラスになります。

Q15:特進の内部の割合はどのくらいですか。

A15:3分の1が内部生で、3分の2が高校入学者です。ただ見学者も驚かれますが、成績がいいから特進という選び方はしていません。希望しないと入れないのが本校の特進です。最も賢い生徒は入りません。なぜなら自分の時間を大切にし、スケジューリングができるので(学校から課題を)与えられたくないからです。(特進は)毎日ほかのクラスよりも1時間多く授業を受けています。ほかのクラスが6限の時に特進は7限あるので嫌なんだと思います。『質問は自分でできます!スケジュールが立てられます!進学コースでみんなと仲良くしたいし部活動も1時間多くやりたい。』と考え、各学年でトップに近い子たちはみんな進学コースにいます。

Q16:このクラス編成は志望校別でしょうか。

A16:特進は国公立中心に難関私大と表向きは伝えていますが、進学コースでも国公立は狙えます。但し、進学コースでは授業で国立を目指すために授業で全部は取れないので、(国公立を狙う生徒は)自分で賄っています。特進クラスは、国公立向けにカリキュラムが組まれています。

✐✎✐✎英語教育✐✎✐✎

Q17: オーストラリア姉妹校との国際交流があるようですが、どのような交流を行っていますか。

A17: コロナ前までは交換留学ではありませんが、オーストラリアから来る子供たちを、ホストファミリーとして受け入れます。本校では高校生の希望者だけが行けます。海外初心者向けの短期留学という形で、3~4週間で行っています。

中学生は行けませんが、向こう(オーストラリア)から来た時にホストファミリーとして受け入れてもらっています。個人で夏休みになったらオーストラリアに遊びに行けるようになっています。受け入れた生徒の家に泊まって向こうの短期的な留学をもしているようです。

Q18: 何名くらいのお子さんがオーストラリアから来ますか。また御校からは何名くらいが行かれますか。

A18: 6月に30~40名が来ます。お正月あたりには3~4名受け入れてほしいと希望がありますので、受けいれています。本校からは夏休みに40名くらいの希望者が行きます。

Q19:そのほかに留学はできますか。

A19:留学は私が留学担当なので個別で行っています。学校から企業を斡旋し、エージェントを紹介しません。一番は留学したいとなった時に、『お金をかけずに行こう』から始まります。もしお金で行くならいろんな企業を紹介して、なぜここは高いのかを勉強させてから行かせています。初めての留学ならオーストラリアの姉妹校へ行けばいいです。2・3回目は夢が決まって、長期の留学が普通だよ。日出学園をやめて行きなさいという留学の仕方の指導をしています。もし迷われていたら最終的に私も信頼を置けるエージェントを持っているのでご紹介はできますが、今まで紹介したことはありません。みんな(各自で)見つけてきます。そして帰ってきません。『それが留学だよ』と伝えています。旅行ではなし、『お金を出してもらうんだ』という感覚で行くとホームシックで帰って、帰ってきた後に、『僕が、私が行きたいといったわけではない。』とお金を出していただいた保護者様に文句を言うわけです。昔本校でもありました。今はそれがありません。

Q20: TOEFL,TOEICを受験しているようですが、対象学年を教えてください。TOEFL Primary STEP1・2, TOEFL Junior の切り替えはどのように行っていますか。

A20:6年前から全員受験をさせています。大学入試の資格試験の問題が出るもっと前から始まっていまして、昔から大人は受験しなさいと言いながら中学生からその時間がなくなってきています。部活動をしていれば休みもないので、いまは国から休みを入れなさいといわれていますが、みんなはその休みには休みたいので、わざわざ、資格試験のために潰したくはない。ちょっと矛盾したことを学校は言っていたのを知っているので、本校としては6年前に一日英語の資格試験の日を作って、朝、(学校に)来たら出欠席を取り午前中いっぱい英語の資格試験を受けてもらっています。ここで受けるのはコミュニケーション能力を測るTOEIC、世の中ではビジネス英語といわれていますが、問題のいくつかにビジネスの問題があるからビジネス英語といいますが、全体を見るとコミュニケーション英語です。TOEICを日本語にしたのが英検なのでTOEICを受けていれば英検は簡単だよと教えています。もう一つが留学、TOEFLは留学の英語なので、TOEFLの勉強をしていれば大学入試のTEAPと同じだし、いろんな学校さんがされているGTECとも同じなので、世界には2つのタイプの資格しかないんだよ。と前から教えています。そこで中一がTOEFL Primary、中二がTOEIC Bridge、中三はTOEFL Juniorを受験します。一年おきに違う試験を受けます。自分で比較させています。どちらが自分に合っているかを(確認するために)交互に受けさせています。高校生1年生はGTECを受けさせています。なぜならTEAPやTOEFLという資格試験とほとんど同じ問題で、安いからです。興味があれば個人でTOEFLを受けてもらいます。高校二年生はTOEIC二時間200問を受けさせています。大人になる前に、また留学したいとなった時にすぐに点数が取れないので、どんなものか受けておこうというのが元々の狙いでしたが、今は変なクレームが卒業生からきます。大学へ入学すると英語のクラス分け試験をTOEFL,TOEICで行っているようです。その時に点数が取れてしまうようです。『先生のせいで、英語のクラスが上になっちゃいました。』『楽して単位が取りたかったんですけど』と言いに来てくれます。このような嬉しいクレームがあります。学校で受ける環境を整えてあげようというのが狙いです。

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