【学校紹介】共栄学園中学高等学校:(後半:インタビュー&2022年度入試情報)
学校紹介:インタビューNo.10
至誠一貫
共栄学園中学高等学校
時代とともに 変化をおそれない
👇👇👇インタビュースタート👇👇👇
✐✎✐✎学習の4つの特徴✐✎✐✎
Q21:ICTを活用した学習を行っているようですが、早い段階から活用していたのでしょうか。
A21:昨年、コロナ禍でオンライン授業が必要となった際にClassiというシステムを全学年に急遽導入し、それに伴って教員もそれを活用した授業を研究するようになりました。今では全クラスに電子黒板が入り、活用しております。
現在の高校1・2年生、中学1・2年生は入学時にipadを全員購入しておりますので、ClassiNoteというオンライン授業システムを活用して授業を行っています。高校3年と中学3年は従来型の授業を行っていますが、電子黒板を利用して学習を進めています。電子黒板を使うことで時間短縮になりますし、また紙の節約にもなっています。今まで黒板を書いて背中を向けていた時間が、すべて生徒を見られる時間になってきますので、反応を見る時間が増えました。
Q22:昨年のコロナ禍ではタブレットを活用した自宅での学習を行っていたのでしょうか
A22:期間を区切って、完全に自宅での6時間授業を実施した時期と学年別の登校日を設けて学習した時期とがあります。
✐✎✐✎ 高校入学に関して ✐✎✐✎
Q23:内部生徒と同じクラスになりますか。同じ場合は割合を教えてください。
A23:同じクラスになります。内部生1に対して外部性が2.5から3ですので、内部生の方が各クラス少数派になります。内部生の大きい勢力に外部生が入って委縮するようなことは見られません。内部生が学校の施設を教えてあげたり、学校での経験を話してくれて、新しいグループに散らばっていくようになります。
A24:特進クラスのみです。
Q25:1・2年生で行われる勉強合宿は全員参加ですか
A25:特進コースの生徒は全員参加になります。進学コースの生徒は希望制になっています。カリキュラムが違い学習進度も違ってきますので、ほとんど参加はありません。
Q26:キャリア教育はどのように行っていますか。
A26:進路ガイダンスを定期的な計画としていまして、その一つとして志望理由書を書けることを目標にしています。最初は大学入試のシステムや文理選択の話から始め、高校2年生からはガイダンスを通して自己分析を進め、最終的に2年生の最後には一旦自分の志望を決めて志望理由書として完成させます。その志望は確定や縛りがあるものではなくて、高校2年生の末の時点でそのような経験をしておいて、高校3年生になって本格的に進路探究をしたときに本当にやりたいことを探していく形をとっています。総合学習で高校1年生はクラス・少人数グループ単位で、高校2年生からはグループで企業のミッションを受ける企業探究プログラムを取り入れていまして、それを行いながら外との繋がりや自分の特性と見ていきます。高校3年生で”一人の動き”になっていきます。
✐✎✐✎ その他 ✐✎✐✎
Q27:心のケアはしますか。
A27:カウンセリング室を常設しています。担任、学年、学校という縦の段階。そして、担任とカウンセリング、担任と保健室、学年とカウンセリングといった横のつながり方。2つの軸で一番合ったところに生徒を導く形をとっています。担任だけではなく学年全体で生徒と向き合い、相性に良い先生に出てもらったり、カウンセリングを勧めて話をして頂き、カウンセリングからきた情報で対処法を考えたりという形をとっています。学校へ来ることを無理強いしないようにしておりまして、その子が元気に幸せになることを一番と考え、多少お休みが入ってしまったり、多少勉強が遅れてしまったりしても三年生の卒業の時に笑顔になることをゴールにしています。一人ひとりのお子さまの状況を見ながらその都度縦と横の対応策で向き合っていきます。
Q28:学校内予備校は設置していますか。
A28:設置していません。基本的には学校内の教員が生徒の質問等に答えています。スタディーサプリを導入していまして、そこで配信している講座を授業とリンクさせて推奨するなどはしています。学内完結主義を打ち出していまして、それをご覧になって来てくださり、塾へ行かないで大学へ行くということを期待している方が多くいます。塾でも先取り学習をしてくださる塾と学習のフォローをしてくださる塾といろんな形の塾があるので、縛りは入れずに一番いい形を選んでもらっています。
Q29:放課後にあるTUKやサテネットとは何ですか
A29:TUKとは「東大受かろう会」というその頭文字をとったもので、以前ドラゴン桜が流行った時期に作られた東大の合格者を出そうというもので、特進選抜よりもさらに上位の生徒が入って各教科の特化した授業を行う部活動です。近年では東大にこだわらず他の上位校へも視野を広げていまして、その子たちの教科ごとの特別授業を行い、進学指導含めて、最上位校を目指すための学習プランの作成を手伝っています。
サテネットとは駿台が出していた衛星授業ですがこちらは廃止をしています。
Q30:一般入試、総合的・学校推薦型選抜など、どのような大学受験をするかいつ決定しますか。
A30:早い生徒で高校2年生のうちに、遅くても高校3年生の7月くらいに推薦か一般入試にするのを決めています。
推薦の生徒は夏に本格的な準備を行います。3年生の1学期の評定で最初の調査書が出ますので、そこのタイミングで推薦での受験できるのではないかと見えてくる生徒もいますので、最終決定は夏になります。
Q31:学校推薦型選抜はどちらのクラスでも取得可能でしょうか。
A31:コースに係わらず学校推薦型選抜は取ることができます。特進の平均と進学の平均についてはやはり差をつけるようにしています。特進の中で下位に入ってしまうと実力は進学より上位にあっても評定は下に下がるというようなことは起こります。大学に指定された外部模試の偏差値と学校に評定の合算で、指定校の順位を決める審議点を作成します。
Q32:最終下校は何時ですか
A32:現在はコロナ禍なので17時です。通常は20時です。進学クラスは授業が15時10分に終わり、その後部活動に入ります。私が顧問をしている少林寺拳法部は16時から2時間正規練習し、その後1時間は自主練習をしています。体育館を使用する部活は前半2時間、後半2時間で交代をし、空き時間はトレーニングをしております。勉強もクラスで残って19時半くらいまで自習をしている生徒がいます。
Q33:自習室はありますか
A33:あります。特進クラスの生徒は自身のクラスを自習室として活用していることも多いですが、それ以外の生徒は決められた自習室を使っています。夏休みなど授業が無い日でも朝から学校へ来て下校時間に帰っていく生徒が多くいます。冷房が完備していますし、自宅ではご兄弟がいて集中できないこともあるようです。
Q34:「至誠一貫」とはどのようなことを意味していますか。
A34:「至誠」とは「真面目に一生懸命に努力をする」ことで、嘘の努力や、見せるための偽りの努力ではなく心から誠意をもって努力をすることです。「至誠天に通ず」という孟子の言葉とも繋がってきますが、全力を尽くす、頑張れば必ず夢は叶う、そのための全力の真面目な努力を教師も生徒も常に意識していこうということです。
学習面では「これでいいや」で終わらせないで「ここまでやるんだ」ということを徹底して行ったり、部活動も個々の目標を大事にしていますが、何となく来て何となくやってでも振り返ったら「何もなかったな」ではなく、多少疲れたり厳しかったり人間関係の悩みがあっても後を振り返ったら充実していた、一生懸命過ごしたからあっという間だったという、その一生懸命さを忘れないという心構えです。
Q35:文武両道に関してどのように生徒たちにアプローチをしていますか
A35:柱を2本立てるということです。1本柱で過ごせる時代が終わったと考えています。大学入試の変革もそうですが、学力の柱と課外活動の柱と2本柱があって、片方に突き抜けるか、または両面をバランスよくしてアピールするかという意味での文武両道なので、人間的なレーダーチャートがあった時に細くとびぬけた抜けたものではなく大きな円に近づけるイメージです。具体的に「結果を出せ」、「成績を上げろ」というよりは自分の中の可能性を自由に広げていく、自分で自分を制限しないというのも文武両道です。文武両道ができると意識し続けることでそちらに行動がいくので、それを忘れないために掲げているという意味もあります。
また、受験の際に内申でプラスポイントがあります。通知表に成績で現れる数値以外を見たいということがあります。中学時代にどれだけ一生懸命生きてきたかが成績の5段階で現れるも事もありますが、それが低くても多くの課外活動が書いてあるとこちらで一生懸命にしてきたと分かります。一生懸命の素質が通知表から見られると是非来てほしいと思いますし、その子は共栄学園が伸ばしていきますという気持ちになります。それがプラスポイントになります。
Q36:共栄学園らしい生徒とはどんな生徒ですか
A36: 優しい生徒が多いと思います。裏を返すと主張の弱さと取れるかもしれませんが、自分の主張が周りに与える影響を人一倍感じられるお子さんが多いです。その殻を破ることが目標の一つでもあります。人を傷つけたくないという優しさをそのままにしながら、自分の意思をはっきり出せることを大切と思うような生徒が、共栄学園ならではの生徒といえます。
✐✎✐✎知っておいてほしいポイント✐✎✐✎
Q37:共栄学園として知っておいてほしいことはありますか
A37:寄り添って手をかけて育てるということは、他の学校には負けない、負けたくない部分です。私は40代前半ですが上から数えたほうが早い年代になっていて、若く優秀な教員がたくさんいます。皆変化することに躊躇しないスタッフですので、新しいものを見て直ぐに試して、それが生徒に良いものだと分かれば恐れずに取り入れていきます。毎年違うことを行っていますが、それは変化の証だと見ていただけたらと思います。
先ほども申し上げましたが、優しい生徒が多いですので、その子たちが無事な姿で卒業できること、できるならば自分の意思を発揮できるようになって欲しい、その目標に向かってはみんな統一して動けている学校です。
これからは、文化系の男の子が楽しめる部活を充実させようと思っており、まず今年からEスポーツ部をスタートしました。PC教室を利用して教員の元でログインをして決められた時間に活動を行っています。大会も少しずつ参加し始めています。今まで女子バレーボール部や野球部など活発な男の子向けの部活ばかりで、文化系の男の子が興味を持てる部活が少なかったのでそれを増やしていって多様な趣味に対応できたらと考えています。今後プログラミングなども入れていきたいと思っています。
私が部長と顧問を務める少林寺拳法は、体格や性別に関わらず誰でも上達できる武道で、インターハイや全国大会にも出場しています。中高で少林寺拳法部がある学校が少なく、この近辺でできるのが共栄学園だけで、千葉県や埼玉県からも少林寺拳法がやりたいという生徒が通っています。体験も大歓迎ですので、興味がありましたら是非いらっしゃって下さい。
👇👇👇入試情報👇👇👇
✐✎✐✎2022年度中学校入試募集要項✐✎✐✎
第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | |
入試日 | 2月1日(火) | 2月1日(火) | 2月2日(水) | 2月5日(土) |
開始時間 | 9:00 | 14:00 | 15:00 | 9:00 |
試験名 | A:2教科 B:適性検査型 | 特待生選抜 2教科セレクト | 1教科セレクト | 特待生選抜 A:2教科 B:適性検査型 |
募集人数 | 特進:30名 進学:40名 | 特進20名 スライド合格あり | 特進15名 スライド合格あり | 特進15名 スライド合格あり |
選抜方法 | 〇2教科(国・算)か 適性検査 〇面接(受験生のみ) (受験生1対面接官2) | 〇2教科(国・算・理・社・英から選択) 〇面接(初回受験の児童のみ) (受験生1対面接官2) | 〇1教科(国・算から選択) 〇面接(初回受験の児童のみ) (受験生1対面接官2) | 〇2教科(国・算)か 適性検査 〇面接(初回受験の児童のみ) (受験生1対面接官2) |
✐✎✐✎2022年度高等学校入試成績基準✐✎✐✎
コース | 成績基準 | |
A推薦:単願 | 特進コース | 内申5科20以上 |
A推薦:単願 | 進学コース | 内申5科17以上 |
B推薦:併願推薦 | 特進コース | 内申5科21以上 |
B推薦:併願推薦 | 進学コース | 内申5科18以上 |
一般:併願優遇 | 特進コース | 内申5科21以上 |
一般:併願優遇 | 進学コース | 内申5科18以上 |
✐✎✐✎2022年度高等学校入試内申加点項目✐✎✐✎
・英語検定準2級(2ポイント)
・英語検定3級(1ポイント)
・数学検定3級以上 (1ポイント)
・漢字検定3級以上 (1ポイント)
・生徒会活動(生徒会長など) (1ポイント)
・部活動3年間 (1ポイント)
・皆勤3ヵ月 (1ポイント)
・学級委員(新聞委員会など) (1ポイント)
※上記2項目まで加点
・5科は国語・社会・数学・理科・英語
・9科で1科目でも評価1は不可
・3年間で欠席20日以上は不可
※学業特待制度がありますので、学校へお問い合わせください。
👇👇👇素敵な施設👇👇👇
👇👇👇最後に👇👇👇
塾の卒業生が現在も数名通っている学校です。
一度も訪問したことがなかったので、インタビューをお願いをして、今回が初めての訪問となりました。
訪れた日が夏休み直前の終業式でした。生徒たちも多くいて、様子がよく分かりました。
写真を撮るためにスペースを空けてくれて、視野が広く気が利く優しい生徒たちでした。
部活動体験を夏休み中に実施しているようです。共栄学園中学高等学校のホームページで確認できます。
また、ホームページにはクラブ活動紹介ムービーがアップされているので生徒たちの様子を少し覗くことができます。
要チェックです!!
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